こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

10年ぶりのN.Y.

2008-01-11 10:55:31 | 自己満足
10年ぶりに行ったN.Y.(またN.Y.話に戻ります)。
10年ひと昔とはよく言ったもんで。それでも東京の10年よりはN.Y.の10年の方が変わっていないとは思います。

相変わらず地下鉄の駅はまだ汚いままのところもあるし、道路もボコボコ。整備されていない。けど、道を走るポンコツ車も、1ブロックにひとりはいたホームレスの姿も見なくなった。
地下鉄に乗っていると、
「Change, please」
と小銭の入った紙コップをチャリンチャリン言わせながらやってくる物乞いもいなくなった。
何より治安がよくなり、そしてその分、人も面白くなくなった。

ただ、東京のように道を歩きながら携帯で話したり、メールを打ったりしている人はほとんど見なかった。やはりどこか街を歩くとき、緊張感を持っていないといけない街なのかもしれない。

日本語の新聞の種類も増えていた。
友人宅で読んでいたら、アメリカらしい記事が…
「ドアマン、口臭で解雇」
ドアマンとして15年ものキャリアを持つ男性が、口臭がひどいとして解雇されたと言う。

「3歳児、大麻3gを託児所に持参」
これは母親が所持していた大麻を何かのはずみで、その子どもが託児所に持って来たというニュース。母親は大麻使用の常習犯だったそうだ。

「地下鉄の各路線に責任者を配置」
これって、日本じゃ当たり前のことなんですけどね。
N.Y.の地下鉄にサービスなんて言葉はないに等しい。サービス向上のため、各路線に責任者を決め、その人が全管理をすると言うもの。意見や苦情など、その人あてにメールすることが出来る。ここんとこ、個人対個人で、日本にはないサービスですよね。

「は~い、ジョン。57丁目のアップタウン行きの表示が消えかかっていて見えにくいわ。奇麗に書きかえてちょーだい」
「Dear.キャサリン。ご意見ありがとう。さっそく君のご意向の通り、表示を分かりやすく改善するよ。また何か気づいたことがあれば、気がねなく意見してね」

―っう~、感じなのかなぁ~(あくまでもイメージです)。

そしてこれは広告で、日本では見られないもの、
「卵子ドナー募集」
うむ~、アメリカやのぉ~!

Book O○fも出来、1ドルで古本も買えるようになり、N.Y.で暮らすには、以前より不自由しなくなった。

日本人に限らず何処の国の人でも、自国の文化と習慣で暮らしていけるN.Y.。
それでも、自国にいると当たり前に出来ていたことが出来なくなる不自由な生活は、今の私には出来ないなぁ~。

迷った遙かな日々
涙じゃなく 力にして
あふれる思いを今こそ 果てなく抱きしめて…
(『瞳がほほえむから』今井美樹)

今回のN.Y.訪問は、過去を振り返る旅ではなく、これからをしっかり生きるため、自分自身を鼓舞する旅となりました。めでたし、めでたし…。

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