こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

N.Y.最終日

2008-01-06 14:06:51 | ひとり言
マンハッタンの北に位置する友人宅に、グランド・セントラル駅からメトロ・ノース・レイルロードと言う電車に乗って行く。ハーレムを突き切って30分後、友人の住む街に到着。駅では友人が待っていてくれる。

彼女はモロッコ人のご主人と国際結婚している。ご主人は仕事でモロッコの食品を輸入しているのだけど、最近では1ヶ月ごとに1ヶ月間モロッコに行ったきりになる。完全に船乗りさん状態…。しかもご主人がモロッコにいるのに、そのいとこさんがN.Y.に来ているのでその面倒も見なくてはいけず、大変だ。ふたりの子供はまだまだ手がかかる。学校の送り迎えも彼女の日課。急遽、ひとりでN.Y.に来た私のことも心配してくれて、ホテルの電話に何度もメッセージを残してくれた。

日本では彼女のご両親も、3人の姉妹もご健在。
でも彼女は私には「孤独」と言う話を持ち出す。それは誰の目から見ても、私が「孤独」だと言うことが明らかだからだと思う。他にも私には「孤独」と言う話題がすんなりと出てくる友人が何人か、いる。
孤独感というのは、実際どんな人たちが回りにいるのかと言う実質上の問題ではなく、精神的な問題なんだと、そのたびに正真正銘に誰も家族がいない孤独な私は思う。小さい頃から家庭に縁がなかった私は、孤独に対して免疫が出来ているのかな?でも、彼女の孤独感はなんとなくわかる。海外に住むって大変だと思う。
「歳をとると、皆日本に帰りたくなって、結局日本に帰っちゃうのよね…」
とのこと。それもすごーく分かるような気がする。
実際、3年半で日本に帰った私は、友人の子供たちに、
「また日本に帰っておいでねー!日本はすっご~くいい所だよぉ~」
と、無意識に言っているんだからね…オホホ…。

とは言え、そこはN.Y.…。
グローバルでっせ~。
友人宅の地下室ではモロッコ人のいとこと、長男の友人でコロンビア人の子と、近所のメキシコ人の子が一緒にゲームしてエキサイティングしています。
友人いわく、移民の子の方がどこの国の食べ物にも順応性が高いとのこと…。だからおにぎりも一緒になって食べていくそうです。

で、夜。最後のダンス・パフォーマンスを観に行く私に、鮭のおにぎりを握って持たせてくれた友人でございます。ほんと、今回のN.Y.訪問、友人たちの暖かさを身にしみて感じたわけです。しかも、翌朝、早起きしなくちゃいけない私を電話で起してくれたのも彼女であります。

N.Y.で頑張っている友人たちにN.Y.で会って、私は日本でがんばろー!と勇気をもらったわけであります。

※写真はモロッコのソファー。モロッコでは部屋のサイズを測って、オーダーメイドするそうです。壁の日本画とのコラボレーション。ステキでしょ?

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