こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

知らなかった…

2009-05-08 14:43:52 | ひとり言
この前図書館にリクエストした本、返却日は来週だったけど、貸し出し用紙をよく見ると次に予約している人がいると言うマークがついていた。そりゃぁ、早く次の人に読んでもらわなきゃだわ…と言うことで図書館へ返却に行く。それにしてもすごいなぁ~。出たばかりの本なのに、すでに読みたい人がいるなんて!さすが地元が舞台!

さて、私はだいたい何が読みたいと言う狙いをつけて図書館へ行くのではなく、ぶらりと館内を歩きながら読む本を見つけることの方が多い。特に本の虫でもないし、活字中毒でもないので、読みたいときに読み、読みたくないときには読まない。ムラがあります。

そんな私、今日はちょっと不思議な思いに捕われました。普段は全然思わないのに、
「あ、上坂冬子、何かないかなぁ~」
と…。で、日本の作家の小説の棚を探しながら、
「そうか。上坂冬子は小説じゃないよなぁ~。ルポライターだし…」
と、そちらの棚の方へ行ってみた。

実はね、ルポやノンフィクションがある棚のある場所は、図書館の一番奥の端にあり、そこだけ全く窓がなく、ちょっと空気もどんよりしていて風水的に(たぶんね←いい加減)よくなさそうなところにあるんです。あんまり人が寄り付かない場所で、霊感の全くない私でさえ、なんか嫌な感じのする場所です。しかもそんな場所に、よりによって戦争や病気、死をテーマに扱った本が並んでいるんだから、怖さ満点です。たまに他の人がいたりすると、すごぉ~く怖いんですよぉ~(笑)。夏にはおススメの場所です。

あ、話はそれましたが、その空気がよどんでいるコーナーをちょっと外れたところにある棚に自然に目が行きました。そこには紙が貼ってあり、よく見ると、
「上坂冬子はカウンター前の追悼コーナーに設置してあります」
と書いてある。
「追悼…?えっ?追悼って亡くなったの!?いつ?」
そこでワタクシ初めて上坂冬子氏が亡くなったのを知りました。どうやら4月14日に肝不全で亡くなられたそうですが…。
ここのところ派遣切りのニュースをよく耳にするけど、一番派遣切りの人口が多い県は愛知県。いわずとしれた某自動車メーカーの工業都市のある県。上坂冬子氏はその企業で12年間OLをされていて、その職場の労組のことを書いたのがキッカケでルポライターになった。だから今のこの状況をどのように見ているのかなぁ~、なーんてニュースを見たとき思ったりしたんだけど…。

もちろん偶然なんだけど、第六感が働いたような…。そんな思いです。
ご冥福をお祈りいたします。

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