こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

ポリーナ・セミオノワ

2008-08-20 22:48:51 | 自己満足
私って、どーもカタカナの名前が何度聞いても覚えられず…。あのモエレ沼公園の「モエレ」もなかなか覚えられず、ニーナ・アニビアシビリも「あの、ニーナ・ナントカって言う…」で、何年も通してきました…(笑)。そしてこの人、ポリーナ・セミオノワもなかなか覚えられなかった…。なんなんだろうねぇ~。このお粗末な脳ミソ。そんなワケで、もちろん学生時代の世界史は散々でした(爆)。

さて、まずは失敗談。今日の東京バレエ団の『ドン・キホーテ』。なぜだか開演時間と開場時間を間違えてしまい、東京文化会館へ着いたのがまさに開演時間…。言っときますけど、ワタクシ長ぁ~い間生きてきて、開演時間間違ったことなかったんですけど…(老化ですかねぇ~???)。演出上、開演しての10分くらいは外で待つとかあるらしいけど(私自身は経験ないけど、他の方がそうしているのを何度も見ました)、が、今回の演出は開演後5分くらいですか?外で待ち、第一幕は一階の客席のところの階段で観ることになっていました。一階席のいいお席を取っていたオバサマ数名は、「こんなに高いチケットを買ったのに、何?これはひど過ぎるんじゃない?それならそうと、ちゃんと告知しておいて欲しいわねッ!!」と客席案内係りの女性に不平不満をぶつけておりましたが、三階席だった私はむしろラッキー!!!で、なんだか悪い気がしました。そして階段で観た観客は十数名…。さすがに階段に腰を下ろしてなので、お尻は痛いし、足はしびれてくるし…。すわり心地はよろしくなかったですがね。まぁ、それでも一階で観られて得した気分!『ドンキ』はたいがい三幕なのですが、今回の演出は二幕。なので一幕の一時間二十分は階段に座っておりました。お尻は痛かったけど、二幕でまとめた方が作品全体がスッキリしていて、まとまりがいいように思えました。私は好きかな。こっちの構成の方が…。

さて、今はどうなんでしょう?過去にはカラオケ・バレエ団と言われていた東京バレエ団。考えてみれば、東京バレエ団で古典を観たのはワタクシ初めてでした。バレエ・ダンサーの中でもひときわ背の高いセミオノワとウヴァーロフ…。まわりのダンサーたちがまるで小人に見えて、ちょっとふたりが浮きすぎかなぁ~と思ってしまいました。結構、今日の舞台ではいろいろとちょっとしたミスが多発したんだろうとは思いますが、こんなに全体的に不安定なアンサンブルは観た事がなかったです。もっと日本人ダンサーには頑張ってもらいたいな。

さて、ポリーナ。技術的には完璧です。もう、感激いたしました!ただ、キトリとしては相手役のウヴァーロフと同様、キレイ過ぎて…。お姫様、王子様ならいいんでしょうけど、『ドンキ』はあくまで漁村の娘と床屋が主役です。もうちょっと垢抜けない感じの、オキャンな娘を演じて欲しかったかなぁ~。
今のところ、私の中ではシンシア・ハーベイ(元、アメリカン・バレエ・シアター、プリンシパル)が演じたキトリが一番好きなキトリです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿