こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

『図書館ねこ デューイ』

2014-11-09 17:28:02 | ひとりよがり
昨夜はフィギュアスケートの中国大会を観てたけど、羽生君の衝突事故はビックリしましたね。今朝のニュースで大きく取り上げられていたので、もっとビックリしましたわ。

さて、『図書館ねこ デューイ 町を幸せにしたトラねこの物語』を図書館のペット・コーナーで見つけた。以前、TVで紹介されていたのを観たことがあるので手に取ってみた。たしか、アメリカの田舎で失業率の高い街の図書館の返却ボックスの中に、捨てられていた子猫を図書館で飼うようになって、街中が明るくなったと言うような話題だったと記憶している。猫をめぐる楽しい本だと思って読んでみたけど、この猫を拾って生涯面倒を見た、筆者ヴィッキー・マイロンの壮絶な人生も十分に読み応えがあり、ただの猫の本ではないと思った。
訳者の羽田詩津子も「不運に絶望せず、精一杯努力して生きていれば、必ずいい出会いがあり、人生が開けていく。ヴィッキー・マイロンの生き方は、そんなことをわたしたちに教えてくれるように思う。本書は困難な人生にたちむかう勇気を与えてくれる本でもあるのだ」と訳者あとがきに書いている。

そう、そんないい本が、なんで主に猫や犬の飼い方の本が並んでいる「ペット・コーナー」に置かれているのだろう?たまに図書館の展示の仕方に疑問がわくことがあるのです。
正直、この訳者の文章が最初は読みづらかったけど、だんだん文面に慣れてきた。あんまり翻訳ものは得意でないので、出来れば避けたいんだけどね。でも、読んでよかったよ。
もし、図書館で見つけたら、一読をおススメします。