傀儡国家の首都の知事など沖縄にとってごみ虫みたいなものだが、今の政界情勢からすると最もグダグダの、ストレス値マックスな都政をこの女性知事が精力的にこなせるか甚だ疑問であり、当然安倍晋三の手先となって戦前回帰、軍国化、憲法改悪路線下支えに回るであろうことは目に見えている。
有効投票数 6、546、361
東京都有権者総数 10、959、921(11,118,841は平成28年1月現在の実数)
小池百合子氏の獲得投票数 2,912,628
小池百合子氏の支持率 26.57%(又は26,20%)
2014年沖縄県知事選
当日有権者数:1,098,337人 最終投票率:64.13%(前回比:+3.27ポイント)
翁長雄志氏の獲得投票数 360,820票
翁長雄志氏の支持率 32.85%
いよいよ日本列島は東北と沖縄を除いて右寄り路線まっしぐらという感じである。55年体制再来、戦後レジ
ーム踏襲(何が脱却か)のていたらくは安倍晋三のおはこであろう。この宰相、どうやら威勢のいい掛け声を
はったり的に駆使し国民の目をくらまし、憲法改悪のためのナチス的体制作りに日夜勤しんでいるという印象
だ。その手段、手法、宣伝術、情報操作、印象操作はナチスそのものだ。
ナチスのやり方を学んだら、というそのナチスのやり方は、麻生の放言では済まないこの政権の性
格をはっきりと示している。それが先ず沖縄県国頭郡東村高江で世界注視の中、断行された。武器も
暴力的抵抗も初めからあり得ない市民の当然の抗議運動を、根こそぎ権力的に排除するゲシュタポ
的暴力が機動隊という訓練された組織的集団によって実行された。
ゲシュタポ(秘密国家警察)は「夜と霧」に象徴される、沖縄諸策での防衛局対応に見る夜明け前
や早朝に特化した捩じ込みがその手法であり、国内はもとよりドイツが併合占領した国、地域の反乱
分子、ユダヤ人等の逮捕摘発、拷問、収容所送りを任務としてヨーロッパ中を恐怖のどん底に突き
落とした。
海保、機動隊、警備会社がやったこと、やっていることはまさにこれだ。こうした組織の中の人間では
戦後暫くして逮捕処刑されたアドルフ・アイヒマンは夙に有名だが、ハンナ・アーレントは彼を、職務に
忠実な事務屋であり凡庸な生活人のように評している。つまり、誰でもアイヒマンになり得るという意味
での、一度組織化され職業人とされた国家要員の恐るべき機械化、間化について示唆している。
安倍晋三内閣は確実にこのナチス的手法を沖縄に応用している。それの特徴は必ず不意を衝く、誰
もが予期せぬ強襲を掛ける、夜陰に乗じてことを処理しようと企む、など。この内閣が選挙対策でなり
を潜めたと思うと選挙後直ちに従前の企図を実行に付す、という、あのやり方だ。沖縄はナチスの手法
の実験場と化している。(つづく)