沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩351 再び「現代日本」 8の1

2012年03月19日 08時56分51秒 | 政治論
 米軍基地が沖縄にあるおかげで北朝鮮にも中国にも狙われている現状(今回のテポドンは沖縄上空を通過するらしい)では、本土の「ヤマトウ」が、愚かにも抑止力をもって、米軍基地沖縄展開にお墨付きを与える愚劣極まりない浅はか傾向を、静かに嘲笑するしか方途はないと沖縄は思っている。何故なら日米安全保障条約にあっては、日本国の対外的危機に際しても米軍は米国連邦議会の承認なしには一歩も動けないし(現在のアメリカ財政危機を知らないのかい?)、現今対中外交方針からすれば軍事的軋轢を米中間で易々と醸しだす(たかだか日本という凋落気味のアジアの小国のために?)なんらのメリットもないことは火を見るより明らかではないか(アメリカが沖縄に基地を残存させる最大の理由はまさに日本国政府が国民の血税を払って用心棒として雇っているからで、経済的メリットがなければ直ちに引揚げる話になっているのさ)。まして「本土復帰」さえ多重な理由で島ぐるみ運動を展開した(復帰を無条件で切望したと思ったら大間違いだ)挙句この国は、「核付き、本土の海兵隊移転、既存基地継続使用、増設新設拡大方針」というふざけきった返還実態をさらけ出したではないか。冗談も休み休みいうものさ。ともかく、沖縄は、米軍基地のおかげで中国の領土的野心から守られているなどと全く思っていないし、中国が沖縄に戦端を開くなんらのメリットもないのはあきらかだし、大震災で多数の原発事故避難者がフクシマから沖縄に流れてきた現状では、今やこの国は原発難民こそ救わねばならないわけで(その方途が危険地帯への帰還促進という殺人的愚策だったんだぜ)、沖縄が中国攻勢で難民化するというふざけた妄想こそ軍国主義者の脆弱な想像力の表れとして笑うしかないというわけさ。(中断)div>