沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩169

2010年09月02日 12時35分18秒 | 政治論
 小沢菅の間抜けな論戦?などどうでもいい。こいつらに不退転の普天間問題処理能力があるわけがない。こいつらに決定的に欠けているのは自分らが歴史的問題に立ち会っているという厳粛さだ。つまり普天間問題とは戦後65年の敗戦国日本が国の根幹を揺るがす安保及び日米関係に関して重大な総括を加え、この関係性において日本が今後未来に向けどういうスタンスをとるのかにつき一定の結論を導出するという意味を持つ。小沢は暢気に政局と同一化し、菅は事大主義に逃げ込もうとする。こんな歴史認識のない為政者たちに沖縄のなにがわかるか。沖縄が時の政権につきつけているのは、おまえさんたちは一体この国を永久にアメリカの属国にしたいのか、それとも一国集権主義を排し二極対立の同盟からは離脱しグローバルな世界戦略の日本独自の展望を開くのか、ということだ。こいつらは前者であろうとする。つまり変わりたくないのだ。これが保守政治であり変化は最早期待しないが、それにしてもあの昨9月の政変劇は一体なんだったのか。国民とりわけ沖縄県民は「裏切り者」「大嘘つき野郎」という評価しかもってはいない。