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高校の理科の先生と研修会

2008年09月22日 | 仕事・研究
今日は宮城県内の高等学校の理科の先生方が集まっての研修会でした。私は解剖実習を担当し、豚の子宮と腎臓の観察をしていただきました。義務教育の指導要領があと数年で大きく変わる予定とのこと。10年前に3割減となった義務教育での理科教育がもう一度義務教育課程に戻るのだそうです。ということは、高等学校で教えていた内容もかなり変わるということなのですね。それだけ新しいこと、高度なことを高校で教えることが可能になるというわけです。というようなこともあって参加の先生方は大変熱心に実習に取り組んでいらっしゃいました。

生物学としての解剖学ではあると思うんですが、昨今食の問題が噴出している我が国において、食材となる家畜の生態をよく知るということは、学問としての知識だけにとどまらず、我々が生きる上で重要なことではないかと思います。また、人間の解剖学なら一通りの形態があるだけですが、動物は種によってずいぶん形態が違います。生命の多様性を理解する上でも非常に有効な教材ではないかと思います。

高校生にとっても、教科書で読んだランゲルハンス島や糸球体を顕微鏡で見れば、非常に強いインパクトで記憶に残るでしょう。やはり実際にものを見るということは、大事なことだと思います。

本学の2年生の解剖実習もいよいよ来週から。
その前に、今週は獣医学会に行ってきます。
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