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疫学を実生活に応用?

2008年04月24日 | 日々の暮らしを楽しく
この間の動物衛生学で疫学の話をしました。
私も学生時代は疫学なんてつまんないと思っていたのですが、大学を卒業後に勤めた地方衛生研究所で行政的な視点を学ぶと共に、「社会的に」感染症を防ぐという考え方を知ってから疫学はおもしろいなと思っています。

で、仕事の話のカテゴリーじゃなくて「日々の暮らし」としての話なんですが、この間子どもが熱を出しました。聞くとクラスに二人インフルエンザの子がいて、休んでいるという。ではうちの子もインフルエンザの可能性があるなと考えました。医者に行き、そのことを伝えましたが、医者の診断は扁桃炎でしょうということで、すぐ解熱しましたし、翌日から学校へ行きました。

ところが昨日、こどもの隣の席の子がやはり発熱で欠席。
私は私で、大学に来てみたら学生の一人が発熱で欠席。
昨日の新聞には全国一斉の学力試験を小中学校で行ったが、インフルエンザによる学級あるいは学校閉鎖のために実施できなかった学校が数校あるという記事。

あれっやっぱりインフルエンザじゃ、、、。と頭に浮かぶのが、疫学的な思考というものですよね。でもこの場合、検査をしなくては結論は出ませんから、私の頭の中だけのことで終わりそうです。

でも、授業でもいいましたが、医者というのは目の前の患者に対し、ある程度は疫学的情報をもとに診断するもの。どの検査を選択するかということにも影響します。日常生活にも、けっこうあるものですよ、疫学を使える場面は。

ヒトの感染症情報は感染症情報センターで。
家畜の感染情報は動衛研で。
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