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言葉づかい

2013年06月04日 | 大学でのひとこま
学生とインターンシップや就活のESチェックから、言葉づかいの話になりました。「なので」という言葉が書き言葉としてよく登場するので、それはやめようねと。他にも、身内に対する尊敬語や、大げさすぎる言葉づかいもだめだよとか。つまり、へりくだりすぎたり、「何さま?」という文章がどんどん出てくるんですよねえ。

また、話し言葉にしても、飲食店でバイトする子が多いので、すぐなんでもかんでも「かしこまりました」と言われるのも私にはちょっと抵抗があります。逆の例では(うちの学生じゃないんですが)近所のお弁当屋さんにあらかじめ電話しオーダーしておいて取りに行くと、バイトさんが「○○さまご来店いたしましたー」と連呼するので、それがとても気になり、ついに先日言葉遣いが違いますよと教えてあげたのですが、「なにが違うんですか?」と逆切れされてしまい、さらにその後も「いたしました」の連呼は変わらず。ついに、その店に行くのをやめてしまいました。

言葉遣いというのは相手の気持ちや行動を変えてしまうので、本当に注意が必要です。逆に言うと、言葉にはそれだけ大きな力があるということなんですね。

話す場合は相手が目の前にいるので、見た目などの別の要素も加味されてきますが、書く文章は普通は文章だけが相手の届くわけですから、文章だけで信頼を勝ち得ることができるように、ESだけでなくメールの文面などもよく吟味してもらいたいと思います。

大学生というのは、多くは入学時まだ未成年で、子ども時代の最後の時期なのですが、卒業する時には大人になって出ていかなきゃならないので、成長というより脱皮が必要な4年間なんですね。言葉づかいひとつとってもほっておいて身につくものではなく、年齢の違う人たちと関わりながら学んでいくものだと思います。同じ世代の人たち、同じ世界の人たちだけでくっついていると、なかなかそういう社会性は身につきません。そういう意識は、1年生の時からもっておいてもらいたいなあと、3年生を見ながら、まあこれは毎年思うことであります。

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