寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

卒論発表会

2016年02月18日 | 大学でのひとこま
2月16日、17日と卒論発表会でした。
今年の4年生の発表はいずれも素晴らしく、学科の進化を感じました。



今年、うちの4年生の発表は二人。残りの一人は休学してベトナムに留学したので卒業を一年遅らせました。でもその彼も発表会当日は日本に戻って一緒に発表会を聞きました。



毎年3名のベストプレゼンテーション賞が選ばれるのですが、今年は同点があったということで、4名が表彰されました。私の研究室からは環境エンリッチメントの研究発表をした4年生が選ばれました。実は発表会前日、彼女の最後の練習を見たとき、まだ説明が不十分なところがあるし、つっかえるしで、「うーむ。まだまだだな。」と思っていたのです。でも、当日の発表を聞いて私はびっくりしました。前日とは別人のような素晴らしい発表で、12分の間に「これはすごい!こんなものが見れるとは!」と私は仰天していました。当日見ただけの人にはわからなかっただろうと思いますが、とにかく全然別物のプレゼンテーションでした。

毎年毎年、卒論の指導をしていて、時々こんなことがあります。
学生の驚くような成長を目の当たりにする瞬間です。
わたしが思うよりずっとみんなは伸びる力を持っている。
それが引き出されたとき、「うわーっやったーっ」と私は一人でガッツポーズなのですが、今回はまさに「そのとき」が卒論発表会でやってきたのです。

もちろんもう一人の学生の発表もよくできました。もう一人の学生の方は、もともとよい出来で、完成度の高いものでした。私にとって8回目の卒論指導ですが、はっきり言ってこれほど計画的に卒論を仕上げた人はこれまで誰もありません。毎年みんながんばって、最後はきちんとまとめて卒業していきますが、でも、だいたい発表会後にまだ悪戦苦闘して加筆修正して完成するのが通常。でも今年の学生はもう仕上がってますからね。恐れ入りました。

来年はまた違うアプローチになると思います。
毎年、学生は一人ひとり違います。
だからこそ、楽しみも大きいのです。
いつどこで開花するのか、まだ、私にもわかりません。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鹿児島 | トップ | 復興支援活動(2月園芸) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

大学でのひとこま」カテゴリの最新記事