前途多難でもあまり気にせず

昨晩は寝てしまったので書けませんでしたが、昨日から実験（というかサンプリング）が始まりました。でも、機械のあるUSDAに行ってみたら、切片を切るクライオスタットが微妙に調子が悪い。温度調整ができなくなってるのです。さっそくテックの女性にいいましたが、「ついこの間使ったときは全然問題なかった。」といって大変不機嫌。でも、実際温度がー16度より下がらなくなってるんです。昨日はしょうがないのでそのまま切りましたが、ブロックが柔らかくなりすぎるので困ります。ただ、わたしの滞在中に直るとは思えません。夕方になると、4時に「霜とり」が始まるのでそれ以上使えなくなるのも数年前からなおりません。みんな4時以降に仕事しないんで、困らないんでしょう。本当は真夜中に設定されているべきものです。もちろん私もこの設定のリセットを試みましたが、だめです。メカニックに直してもらう必要があるのですが、費用もかかることなので、放置されているのでしょう。クライオスタットはかわいそうなくらい霜だらけで、昨日はちょっと掃除してやりましたが、いったん電源を切ってきちんとメンテした方がよさそうです。数年前にもわたしやりましたが、年に一度しか来ないわたしがメンテするってのもねえ。

LCMはオートの機械に更新されていて、使い方を習いましたが、わたしの印象ではマニュアル機の方がずっと調整しやすい感じです。しかも、練習していたら突然ソフトウエアがシャットダウンしてしまい、そのまま動かなくなってしまいました。結局テクニカルサポートに電話することになり、これもまたいつ直るのかわかりません。

ま、とにかく今できることはー16度でも切片を切ることだけなので、今日も朝から淡々と膨大なブロックと格闘してきます。今日一日ではとても切り終わらない量なので、その間に機械が直ることを期待。

せっかく来ても機械がだめだの、試薬が届かないだの、よくあることなので、わたしも慣れて、あんまり気にせずできることをやろう～と思っています。