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アメリカに住んでいたこと

2009年08月18日 | アメリカ生活
NYでは、日本から赴任している友人宅に滞在しました。以前ここに書いたこともあるIBMのくみさんのところです。マンハッタンの観光も楽しかったですが、なにより一緒に食べたり飲んだり話したり、が本当に楽しかったです。

私が初めてNYに行ったのはもう15年位前になりますが、その頃大阪府立公衆衛生研究所の先輩がコロンビア大学で仕事をしていて、アパートに泊まらせてもらってあちこち連れて行ってもらいました。そのとき、ツアーや普通の観光旅行とは違う「ステイする」楽しさを知りました。その街に住んでいる人は、違う目で街を見ています。その人と一緒に行動すると、違うものを見ることができるのですね。

さて、NYでMOMAやMetに行ったことは昨日も書いたとおりですが、実のところ絵をあんまり見ていません。もちろんフェルメールもピカソもゴッホもたくさん見たのですが、それより美術館でひたすらリラックスしたと言ったほうが正しいです。そしてこれこそ正しい美術館での過ごし方だなと(私は)思います。日本で最近行った美術展はどれも長蛇の列で、自分のペースで絵を見ることは許されませんでした。ほんとうは、私はそういうのは好きではありません。美術館は空間と時間を楽しみに行くところ。そういう意味で、今回は本当に満喫できました。

さて、タイトルの「アメリカに住んでいたこと」の意味ですが、私は最近つくづく「アメリカに住んでいたという経験は貴重だなあ」と思うようになっています。NYに限らず、アメリカ国内の旅行だったら苦もなくセッティングして一人旅できるし、車でどこだって行けるし、ここでの仕事だって、これまでの積み上げがあるからこそ2週間程度でそこそこ成果を挙げられるのです。これはすべてあの頃苦労したおかげ。英語で苦労し、子育てで苦労し、本当に大変だった5年半でしたが、自分の成長のために、必要なことでした。あらためて感謝なことだなあと思っています。



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