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家畜人工授精師の講習会を行いました。

2008年10月16日 | 仕事・研究
今日は4年生を対象に、家畜人工授精師の講習会を行いました。うちの学科では、必要な科目を履修していれば、比較的簡単な講習会と試験を受けるだけで免許を取ることができます。

今日は昼前に食肉市場に行き、ウシの子宮をいただいて帰り、午後、解剖実習を行いました。2年生では必修の実習で豚の生殖器の観察をしていますが、ウシを観察する機会はこの講習会だけです。

豚とウシって何が違うかというと、産子数が全然ちがいますよね。
ですから、子宮角の長さがずいぶん違います。それから、子宮頸管の内腔も違いますね。そうやって動物種による違いを見ていくと本当に不思議で、おもしろいです。生物の多様性を目の当たりにする感じですね。

実際はウシの直腸から手を入れて(直検)、間接的に子宮をさわって人工授精を行いますが、その前に、子宮を直接さわって子宮頸の堅さを実感したり、子宮角の分かれ目を確認したり、卵巣と卵胞をさわってみたりして、とにかく「感触」を確かめてもらいました。けっこうよい実習になりました。

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