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板書とノートと小テスト

2008年07月10日 | 大学でのひとこま
私は毎週木曜日に機能形態学の講義を持っています。
形態学は覚えなければならない言葉が膨大なので、毎週小テストを行っています。その採点をしていて気がついたことがあります。たとえば、尿の生成のところで、私は口では「尿細管でほとんどの水分が再吸収され、、、」といいながら板書には尿細管:再吸収などと書いたとします。すると学生の皆さんはそのとおりノートに書くようです。結果的に、小テストで『尿の生成について説明しなさい』と聞くと、答えに尿細管、再吸収。とか書いてしまいます。血液について説明したときにも、白血球には好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球があり、好中球は細菌感染のときなどに活躍し、食作用によって細菌を排除しますなどといいながら「好中球:細菌」などと書くと、その通りノートに書いて、小テストにもまったくその通り書いている人がいます。

私はそういう答案を読むと「細菌がどうしたの」「再吸収ってなにを?」とコメント入れていますが、それが一人や二人ではありません。

ノートを書くとき、もうちょっと工夫しませんか。
後で見て意味がわかるように書いてみましょう。後で復習して教科書も見て、補足説明もいれて、そういうノートにしてみませんか。そうしたらたぶんテストでもっといい点が取れます。自分の記憶にもきちんと残っていくはずです。

ぜひ後一歩の努力を惜しまないでやってみてください。
それから、テストの論述式の出題には、箇条書きやキーワードのみで答えてはいけません、、、。
コメント
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