小泉八雲の怪談「小豆とぎ橋※」。
①島根県松江の普門院に伝わる話。
②院近くの小豆とぎ橋に夜な夜な女の幽霊が現れて橋の下で小豆を洗っているといううわさがあった。
③そこで謡曲杜若(かきつばた)をうたうと恐ろしいことが起こるという。
④ある日、怖いものなしの侍が「怖いものはない!」と謡曲杜若を謡いながら渡った。
⑤何も起こらず、侍が家まで帰ってきたとき、主人の使いだという女が小箱を手渡した。
⑥箱を開けてみると幼子の生首。
⑦家に入ると首の無い我が子が横たわっていた。
という何とも不気味な話である。
作者はここで何を言おうとしたのか。
ところで、謡曲「杜若」とは。
在原業平と杜若の精の交流の話。
杜若は、貌佳花(かほよばな)ともいい、「美人の花」の別名。
つまり、プレーボーイの業平と美女の恋愛の物語。
小豆とぎをする下女(美しくない)の幽霊にとって辛い仕事をしている時に、杜若という美人の謡など聞かされると嫉妬心で心が鬼になる。
この話は、女性の嫉妬心の怖さを著わしたものだろう。
※ 「小豆研ぎ(あずきとぎ)」とは、小豆は収獲後、乾燥して保存するために薄皮、ほこり、砂、土、虫を除くためにこすり洗うこと。
清浄で冷たい川の水で研ぐ、揺する(とぐ,ゆする)作業はかなり辛い作業。
※ 「小豆とぎ」は伝統的な日本の妖怪。ショキショキあるいはサクサクと音がして、川のほとりで「小豆洗おか、人取って喰おか」と歌いながら小豆を洗う。(安田女子大学
教授西田信子HPより)
①島根県松江の普門院に伝わる話。
②院近くの小豆とぎ橋に夜な夜な女の幽霊が現れて橋の下で小豆を洗っているといううわさがあった。
③そこで謡曲杜若(かきつばた)をうたうと恐ろしいことが起こるという。
④ある日、怖いものなしの侍が「怖いものはない!」と謡曲杜若を謡いながら渡った。
⑤何も起こらず、侍が家まで帰ってきたとき、主人の使いだという女が小箱を手渡した。
⑥箱を開けてみると幼子の生首。
⑦家に入ると首の無い我が子が横たわっていた。
という何とも不気味な話である。
作者はここで何を言おうとしたのか。
ところで、謡曲「杜若」とは。
在原業平と杜若の精の交流の話。
杜若は、貌佳花(かほよばな)ともいい、「美人の花」の別名。
つまり、プレーボーイの業平と美女の恋愛の物語。
小豆とぎをする下女(美しくない)の幽霊にとって辛い仕事をしている時に、杜若という美人の謡など聞かされると嫉妬心で心が鬼になる。
この話は、女性の嫉妬心の怖さを著わしたものだろう。
※ 「小豆研ぎ(あずきとぎ)」とは、小豆は収獲後、乾燥して保存するために薄皮、ほこり、砂、土、虫を除くためにこすり洗うこと。
清浄で冷たい川の水で研ぐ、揺する(とぐ,ゆする)作業はかなり辛い作業。
※ 「小豆とぎ」は伝統的な日本の妖怪。ショキショキあるいはサクサクと音がして、川のほとりで「小豆洗おか、人取って喰おか」と歌いながら小豆を洗う。(安田女子大学
教授西田信子HPより)
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