すっかりご無沙汰していたが、犀川の出水ならびに降雨情報を確認してみた。
2022年8月3日から4日にかけて梅雨前線が停滞して石川県に豪雨が発生した。
金沢の南に位置する小松市を流れる梯川では洪水氾濫したが、犀川は河川整備が進んでいたこともあって洪水氾濫は起きなかった。
犀川には、洪水調節ダムが三か所、犀川ダム、辰巳ダム、内川ダムが設けられている。
石川県河川総合情報システムによれば、各ダムの最大の流入量、放流量は(単位:m3/s)
犀川ダム 539→325(8/4,11:00)214削減
辰巳ダム 455→131(8/4,12:00)324削減
内川ダム 239→117(8/4,11:00)122削減
である。
単純に計算すると、1233を573まで660を削減したことになる。
仮に、洪水調節ダムが全く設けられていないとすると出水量(単位:m3/s)はおおよそつぎのとおりとなる。
犀川ダム流域内の最大出水量(流域面積57.8km2) 539
辰巳ダム流域内の最大出水量(流域面積19.3km2) 130(=455-325)
内川ダム流域内の最大出水量(流域面積34.5km2) 239
上記流域を除き残りの犀川大橋地点の流域の最大出水量(流域面積38.6km2) 260(=130*38.6/19.3)
犀川大橋地点の流域面積は、合計150.2km2である。合計の出水量は、1,168m3/sとなる。
犀川大橋地点の流下能力は、1,230m3/sである。
ダム調節無し出水量1,168m3/s < 流下能力1,230m3/s
となり、今回の豪雨による出水はダムが無くても洪水氾濫は起きなかった。
ただし、ここでは浅野川放水路からの流量を考慮に入れていない。浅野川放水路により、浅野川出水の一部を犀川で負担しているのでその補完分として内川ダムの洪水調節は必要である。
2022年8月3日から4日にかけて梅雨前線が停滞して石川県に豪雨が発生した。
金沢の南に位置する小松市を流れる梯川では洪水氾濫したが、犀川は河川整備が進んでいたこともあって洪水氾濫は起きなかった。
犀川には、洪水調節ダムが三か所、犀川ダム、辰巳ダム、内川ダムが設けられている。
石川県河川総合情報システムによれば、各ダムの最大の流入量、放流量は(単位:m3/s)
犀川ダム 539→325(8/4,11:00)214削減
辰巳ダム 455→131(8/4,12:00)324削減
内川ダム 239→117(8/4,11:00)122削減
である。
単純に計算すると、1233を573まで660を削減したことになる。
仮に、洪水調節ダムが全く設けられていないとすると出水量(単位:m3/s)はおおよそつぎのとおりとなる。
犀川ダム流域内の最大出水量(流域面積57.8km2) 539
辰巳ダム流域内の最大出水量(流域面積19.3km2) 130(=455-325)
内川ダム流域内の最大出水量(流域面積34.5km2) 239
上記流域を除き残りの犀川大橋地点の流域の最大出水量(流域面積38.6km2) 260(=130*38.6/19.3)
犀川大橋地点の流域面積は、合計150.2km2である。合計の出水量は、1,168m3/sとなる。
犀川大橋地点の流下能力は、1,230m3/sである。
ダム調節無し出水量1,168m3/s < 流下能力1,230m3/s
となり、今回の豪雨による出水はダムが無くても洪水氾濫は起きなかった。
ただし、ここでは浅野川放水路からの流量を考慮に入れていない。浅野川放水路により、浅野川出水の一部を犀川で負担しているのでその補完分として内川ダムの洪水調節は必要である。
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