犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

その他>アメリカ大統領選挙に思う

2020年11月18日 | その他
アメリカの大統領選挙はかなり混乱しているようだ。
国民の分断は、160年前の南北戦争以来ともいわれる。共和党と民主党だけの政治の争いではなく、行政、司法、経済、マスコミ、教育界、宗教界など国内の隅々で対立が深まっているようだ。

アメリカという、個人を尊重した民主主義国家の土台が揺らいでいる。民主主義国家である所以である選挙が信用できず、もう一つの心棒であるキリスト教的な信仰心も衰退すると、この国をまとめてきたものが失われ、バラバラに分解される。

一方、わが国は、戦後、連合国占領軍の政策でアメリカ民主主義を拝受させられた。例えば家庭・学校・社会において、封建主義的な身分の拘束から解放され、個人が尊重されて、女性が自由になったなどというものである。個人の尊重が過度になると、十人十色だから、現状の米国のようにバラバラになりがちだ。

わが国では、戦後、経済一本槍で国をまとめてきた。一億総中流で豊かになった。高度成長の時代はこの要因でまとまってきたのだろう。明解である。一段落して経済停滞すると分解しかかったが、大災害や天皇の譲位で再結束した。二千年におよび継承されてきた潜在的な「国の伝統と文化」の力である。二百数十年の伝統の米国にはない。
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