「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

8/23(木)京都で今後の「日本の在り方」を考える講演。昼夜で二回開催。夜は平智之代議士との対論も。

2012-07-23 00:22:22 | 福島第一原発と放射能


 今回、京都のグループから、今後の「日本の在り方」を考えるというテーマで、講演を依頼されました。開催は一か月後の8月23日木曜日。昼の部と夜の部の2回開催となります。もちろん、放射能防御を中核に今後の「国の在り方」を、僕なりに提言するような講演にしようと思います。昼の部は、お母さんたちにも話しかけられる形で、夜の部は、禁原発で共感していて、民主党を離党された平智之代議士との対談も含んだ内容で、よりディープに、「国の在り方」を話したいと考えています。自分が生きているスタイルを、今、どこまで踏み込んで、発言するのかを考えた、講演、対話にしたいと念願しています。自分でも、何かトライアルのような気がしています。

 ちなみに、政治というのは、いろんな意味で欲望の塊です。市民活動を通じたものであっても、いろんな欲望の動きは、旧来の自民党的政治と、実は本質は変わりません。僕は、昔から好きではないです。しかしそれでも、今回ある意味、政治的かつ社会的な活動に僕が取り組んでいるのは、今の日本が、生存の担保がない事態に直面しているという認識だけからなのです。見たくもない政治世界にも関わり、どうでもよい他人の欲望を意識することなど、僕にとっては不快なだけなんですが、でも、生き延びるためには、選択肢がありません。僕が、日本を捨てない限りは。

 まさか、生き死にのために、政治的なふるまいを自分がしなくてはならないとは思いも寄りませんでした。でも、僕は、自分をごまかすことができないんです。どうしても。ごまかせないから、どうにもなりません。この講演は、そういう意味でもトライアルになります。

 

【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】

日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。申込みなども異なります。

昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。                                   

夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。            前売りを、本日よりおこないますので下記を参照下さい。


 

<昼の部>

木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』

子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。                                                 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)

昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com

<夜の部>

木下黄太×平智之議員対談&講演

『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』

子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。


開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円  当日1200円                                                 (前売チケットはe+(イープラス)にて本日より発売)

*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp

*ゲスト紹介*
平智之(たいら ともゆき)
京都府京都市出身。2009年当選・京都1区選出・民主党衆議院議員だったが、現在無所属。
与党議員として、禁原発の立場で精力的に活動をしていたが、大飯原発再稼働に反対して離党を決意。
「首相官邸前デモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。
新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語り、
「原発に対する怒りや不安を受け止める党」を目指し、「平安党」を結成する。
「ひとりの父親として、日本の子どもたちの未来を全力で守りたい」と語っている。

*主催者からのお願い*
ご来場されるみなさまへ・・・
・子連れでご来場される方もいらっしゃいますので、お子さんの泣き声などがあるかと思います。ご理解のほど、お願いします。
子連れでご来場したい方へ・・・
・託児はありません。お子さんを膝の上に乗せて聴講してください。
お子さんの座席がいる場合はチケット代がいります。
・子連れのお母さん、お父さんたちには、右サイドの座席に集中して座っていただく配慮をします。
他の来場者に迷惑がかかる場合は、一度ロビーに出ていただけるようお願いします。(ロビーでも音声は聞こえます)
・どうしてもお子さんが騒いでしまう場合は、会議室のモニターで観賞できるよう配慮をする予定です。

主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com


最新の画像もっと見る

21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
this way (noga)
2012-07-23 02:04:50

それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
12歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
返信する
東京ガス 明日のために、いま天然ガスにできること (今回は匿名)
2012-07-23 04:37:32
現代ビジネスのウェブ版を訪問してみてください。(2012年7月22日付)
http://gendai.ismedia.jp/list/welcome

まず、一番最初に講談社のスポンサーからの広告が登場します。 そこには、「明日のために、いま天然ガスにできること」、”東京ガス・大阪ガス・東邦ガス三社合同プロジェクト”というメッセージが大きく書かれていて驚きました!

現代ビジネスは、去年の10月くらいまでは原発事故についてかなり踏み込んだ記事を書いていましたが、ここ半年ほどは、すっかり静かになりました。 それが、先週から、再稼動反対デモについて盛んに報じています。 ガス会社が表で本音を言える世の中になりました。 原発批判が(少なくとも一部)解禁になった模様です。

(独り言)これって、ポッポさん効果??? 選挙がすごく近い?? 石油メジャー? とにかく、官邸前デモの成果なのは間違いないです。
返信する
日本人 (Unknown)
2012-07-23 08:02:29
強い言い方ですが、このように思います。

*日本全国で子供の命を取られるという自体なのに、本当の意味でのレジスタンスすら起こらない国など、世界から見たら恥さらしでしかない。全くもって笑えるのは、デモは、秩序正しくやりましょう、このラインからはでないでください、と権力者から言われて、はいと言う事を聞いてしまう奴隷根性。積極的な行動をする人達を、何か汚いものでも見るような、多くの臆病な目。
*海外に逃げている人達の多くは、そのような社会で適合した職務を行ってきた人々の婦女子。日本国内で支配的な立場の人達は、原発推進、現状の体制維持派。放射能汚染流出を止める事すらせず、世界中の海、空気を汚し続ける
日本。
*橋下のような、見せかけの人間ではなく、真に人間としての良心をもった、普通の感覚の人達が、社会の中枢につかなければ、日本は世界の恥さらしで有り続ける事になる。また国民はその対価として、放射能瓦礫拡散、汚染食品による地獄の状況が日本全国で待ち構える。本当に、一人一人に大切なのは、勇気と正義の心。こんなのは当り前なのだが、いじめばかりを生み出している、日本の教育が人々の心をゆがめてしまっている。



返信する
Unknown (Unknown)
2012-07-23 10:29:51
関東の中で東京の汚染が最も危険な本当の理由!
http://ameblo.jp/64152966/entry-11118585811.html          
【重要保存】・放射能の浄化に関する文献~より一部引用
http://ameblo.jp/64152966/entry-10922780423.html
すなわち、原爆を製造したアメリカの物理学者達は全員が被爆地は70年~150年間は不毛の地と化し、植物は一切生息できないと予測していましたが、広島・長崎ではわずか半年後には雑草が、翌年には野菜・米・果物が稔ったのです。この結果が、広島・長崎の土壌中の耐放射性細菌によって、放射能・放射性物質の分解消失が起きたものであることは、多くの学者が確認しています。

(東京大学名誉教授 高橋良二著『ミクロ世界の物理学』)
------------------------------------------以上引用おわり。

     『光軍の戦士たち』 


勘の良い人は、もうお気づきの事と思います。
原爆投下された当時の広島・長崎は都会といっても、現在と違ってまだまだ緑や自然の土壌で溢れていたのです。
これが、今現在の東京と決定的に違うところです。

大自然の中には、無数の微生物たちで溢れていたのです。
これが、広島・長崎が予想されたよりも奇跡的な復興を成し遂げられた本当の理由です。

振り返って、今現在の東京はどうでしょうか。
道はほとんどアスファルトで覆われ、高層ビルが乱立しています。
つまり、放射能を浄化してくれるはずの微生物が皆無に等しいのです。
他の関東圏と較べても、まるで環境が違うのは、私などよりも寧ろ、
東京に住んでおられる方々のほうがより実感として判るのではないでしょうか。
この極めて重要な問題点を誰も指摘しないのは、非常に残念な事です。

この事実は、微生物による放射能浄化という点において、決定的な意味を持つ事になります。
早い話、放射能汚染度が改善されていく可能性に極めて乏しいという事を意味し、315当時からの汚染状況と較べても、あまり変化が無いという
事になってしまいそうです。無論、風などにより広く拡散され、多少汚染具合が薄まったという一面はあるかもしれません。

最近では、都民の方々が一生懸命にガイガーカウンターを手に放射線数値を各地で記録して公表されておられますが、肝心の恐ろしい核種につきましては、検出が困難な事もあり、大きな話題になっていません。

私が一番恐れるのは、プルトニュウムやストロンチウムなどといったやばい核種が風などによって東京都内をグルグル舞っている事です。
これによる内部被爆を考えますと、放射線数値などは、あまり意味を成さないものになると考えています。
この記事を参照 ↓
アメリカ国家核安全保障局による日本国内の大気中ダスト分析データ

これが東京の放射能汚染の特異な点であり、最も恐ろしい核心部分で
です。大して警戒する事もなく、何事も無いかのように、平然と歩いている映像を目にしますと、これから起こるであろう恐ろしい事態を予測して
暗澹たる気持ちにさせられるのです。
お願いですから、最低限、花粉マスクくらいはしないと、大変な事になりますよと、言ったところで、もう既に後の祭りかもしれませんが・・・

ところで、つい最近、警視庁より 緊急交通路 なるものが出されました。
大震災発生時の交通規制という名目で出されたものらしいですが、
恐らく、これは、福島4号機で何か異変があった時などにも適用されるに違いありません。

これやられますと、東京からの脱出は不可能という事になります。
皆さん、これは是非知っておいて下さい。
みんなで被爆すれば恐くないって訳でもないのでしょうが。
封鎖される幹線道路は、以下のものになります。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/kamae/sinsai2.htm#37

こういった事は、知っておいて損は無いでしょう。

http://s.ameblo.jp/64152966/entry-11133479060.html#infoより一部転載
返信する
【決定版!:電力不足のうそ】 (Unknown)
2012-07-23 12:46:35
日本にある全ての原発には必ずバックアップ システム としての火力発電装置施設の存在があり、いつ何時、全てが停っても停電しない仕組みができあがっている(原発建設総監督の元GEエンジニア)。 enzai.9-11.jp/?p=11446山崎淑子の「生き抜く」ジャーナルより
返信する
長崎で (tanaka)
2012-07-23 13:15:17
長崎市と佐世保市が 瓦礫実証実験をしようとしています また瓦礫処理に歩みよろうとしています 知らない人が多いようです 反対の声を届けなければ!
返信する
あらためてSPEEDIを見てみると (ホアンホアン)
2012-07-23 21:09:27
あらためてSPEEDI画像を見てみると、ヨウ素が東日本一帯に容赦なく降り注いだことがわかります。



http://imeasure.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/speedi.html

東京西部や神奈川県での健康被害については、食品・飲料・呼吸による内部被曝も
深刻な問題ですが、ヨウ素による初期の大量被曝が忘れられてはいないでしょうか。

ヨウ素は半減期が短い。
それは、猛烈な放射線を発するということでもあります。


それとは裏腹にプルームの浮遊から1ヶ月も過ぎれば検出量も減り、「今」となっては
ヨウ素の汚染を確認することはできません。

それに加えて、現在目にするのはセシウムだけに特化したような汚染マップや調査報告だけ。

ストロンチウム、ウラン、プルトニウムはどうなっているのでしょうか。
その他にも多数の核種が環境中に浮遊・沈着しているはずなのに、そういった物質の名前も
危険性も、一切知ることができません。

そのため、首都圏の汚染エリアは「セシウム沈着量の多い」東葛地域だけなのだと
錯覚させられてはいないでしょうか。


東日本全体として、ヨウ素による初期被曝について無自覚すぎる気がします。



セシウム沈着マップにとらわれて汚染の実態を錯覚・矮小化してしまわないことが
自衛の第一歩だと思います。
返信する
原子力規制委員会 田中俊一氏について (fuzii)
2012-07-23 21:24:38
 日々、重要なお考えやご指摘、情報の発信をありがとうございます。
 私は福島県伊達市在住でした。この春西日本に避難しました。このブログで、時には萎えそうになる気持ちをつなぐことができました。ありがとうございます。
 直接関係ないことで申し訳ありませんが、原子力規制委員会の委員長に田中俊一氏の名前があがっています。ほぼ確定なのでしょう。しかし、この方は、伊達市の除染アドバイザーで、作業当日に、皆に「マスクを外してください。特別な格好もしなくていい。危険だと思われるから」と話しました。これを聞いて、この人のスタンスが初めてわかりました。この人が委員長になったら、まさに福島県民にとって「とどめを刺される」ということだと思っています。木下さんにとっては、福島県にまだ人がいること自体あり得ないとお考えなのは、重々知っています。でも、私はあきらめません。絶対に!一人でもそこから引き離したいと思っています。

 この人の就任を止めるよう声を上げていますが、たくさんの声が必要です。ぜひぜひ、皆さんの声をお願いします。貴重な場をお借りして申し訳ありません。あぁ~、本当に!
返信する
07.23.10:29様 (Unknown)
2012-07-23 21:35:41
いい事を書いていらっしゃいますね!このようなコメント、とてもありがたいです!

返信する
仙台で、そして内部被曝 (スウ)
2012-07-24 00:38:51
娘に聞いた情報です。

30才前後の男性ですが、愛知県から仙台へ出張で1か月ほど行き来していたのですが、1週間くらい前に、40度の熱が出て寝込んだそうです。

また、春ごろに知り合いの50代の女性と70前後の男性が、膀胱癌で手術しました。愛知県です。

どちらも偶然かも知れませんが、女性の方は放射能は全く気にしていませんでした。

愛知県では、食べ物が危険だという認識が全くありません。知識がない状態です。これからは、被災地より安全だった土地の方が、内部被曝の問題が大きくなるかもしれません。お菓子や加工食品は、関東・東北産が多く、意識して選ばないと多かれ少なかれ汚染のあるものを口にすることになります。今は夏なので、アイスクリームも多く売られていますが、先日グリコのアイスを見たら南相馬で製造された物でした。乳製品でそのうえ南相馬産。放射能の基準は、政府のゆるゆる基準。これのどこが風評被害なんでしょう。アイスクリームで内部被曝を受ける可能性も大きいでしょう。

いまだに、福島で食品製造がおこなわれていることに、恐怖を感じます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。