「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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北九州のガレキ反対運動を過激派「中核派」による「反原発テロ」との妄想を言い募る「産経新聞」を許すな。

2015-07-04 14:00:21 | 福島第一原発と放射能

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【北九州震災がれき問題(上)】地面に寝そべり、警察官に体当たり…「反原発」名の下のテロ行為』

『【北九州震災がれき問題(下)】放射線の影響で骨折、物忘れ? 拡散した「根拠なきデマ」』

こういう記事を産経新聞が垂れ流しています。ネットで読めますから、確認してください。

この記事が根幹から間違っているのは、当時のガレキ反対運動は、そもそも市民活動ばかりをやっているプロ活動的な市民でさえ、圧倒的にいなかったことです。

さらに中核派関係者は活動グループ内部にいたわけでは全くなく、彼らが勝手にガレキ反対運動の現場に来て、パフォーマンスを行い、逮捕されていった状況があったということです。

こんな話は、当時きちんと取材していた他社の地元記者には常識の話です。

被曝回避でガレキ反対をしていた、こちらのメンバーで、当時反対団体の代表としてよくマスコミにも登場していた地元女性は、「中核派」が勝手に機関紙に写真掲載する状況があり、ものすごく困ったことがあります。彼女が「中核派」関係でないことは、会えばわかるレベルの話です。

いいですか、ガレキ反対運動側が、「中核派」の得手勝手な宣伝に迷惑した被害者側ということです。

つまり産経新聞がしたことは、そうした「中核派」による被害者に確認もせずに、「中核派」に困っている一般市民が「中核派」なのだとして中傷しているという、まともに考えたら何も成立しない話です。

ごく普通の主婦や会社員らがガレキ反対運動を繰り広げていました。説明会に大勢の市民が集まったのを見ても分かることですし。記事中の北九州JCはそもそも受け入れ大賛成でしたので、話にもなりません。

そもそもガレキ反対運動が中核派が行ったというなら、当時現場でも、反対会議の場でも、相当に僕自身も発言していることをどう考えるのかです。

北九州のガレキ反対運動、言説的には中心の1人が僕自身なのは自他共に認める話です。

そうすると、僕が「中核派」関係者や「中核派」メンバーでないと、こうした言説は論理的に考えると成立しません。

警視庁公安部や警察庁に、産経新聞の記者さん達は、僕が「中核派」かどうかの確認作業はできていますか。

お前たちは、そういう最低限の裏取り取材をしたのかということです。

ある運動が、過激派「中核派」がおこなった「反原発テロ」とまで記事にするなら、その現地で活動している代表者が「中核派」に該当するのか、さらに言説的な中心者が「中核派」に該当するのか、確認しないと記事には、まともな新聞なら出来ません。

おまえたちはそれをやったのか。

僕は、過去には警察庁も警視庁も記者クラブに所属しました。オウム取材で相当数の公安調査庁の人間も知っています。僕のデータなど、どこでも確認可能です。

それをやったのか、産経新聞記者たち!

おまえらの先輩記者にも、僕を知っている人間もいます。

とても、面白いですよ。

「中核派」とつながりのある人間が、警察庁記者クラブに日本では在籍できるほど、日本の警察は、チェック能力がないと産経新聞は主張されたいのでしょうか。

話になりません。

こんないい加減な記事を書いて、原発再稼動を進めるため、被曝回避をする人々を故意に貶める産経新聞。

最低です。

北九州ガレキに反対していた人々が、産経新聞に抗議の声を上げるべきだと僕は思います。

この話はまた続報があれば書いていきます。

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