2014年3月13日のブログ記事一覧-「木下黄太のブログ」ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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口腔外科医の方が、突然亡くなった事を伝えていましたが、僕が富山のガレキでお母さんたちが逮捕阻止の為の大会を開催した際に、関西から富山へ移動するときに、下地氏と僕に、突然同行してきた方と同一人物なのに、気がつきました。

僕はこの流れの中で、申し訳ないのですが、顔と名前が一致していないケースが多く、このかたの場合も、気がついていませんでした。たまたまカメラが故障して、テープの確認をしたところ、講演会で質問する彼が映っていて、彼の名前がわかり、改めてびっくりしました。

一年前は普通に元気でしたから。

念のために、他の動画を確認すると、最近の動画は、以前よりもやせていて、覇気がない事はよくわかりました。

親しかった訳でもないですし、個人的なやりとりをした訳でもないですが、それでも数時間列車の中で、話した人だった事を改めて認識すると、この活動で短期間に倒れた人が多い事を、また痛感いたしました。

さて、テレビ朝日の報道ステーションの甲状腺報道を喜んでいる方が多いです。

あれだけテレビ批判していても、やっぱりテレビに認められたい人が、こんなに多いのかと知る事になりました。

テレビの仕事を20年以上はやり続けた僕は、うれしく思うべきなのかもしれませんが、皆さんとはまるで感覚が違います。

それは、汚染地の東京で、テレビ報道をし続けている事の限界しか思わないからです。

ここまでのことを言い出すのに、まず三年もかかった。

しかも、福島の甲状腺がんという一断面に関してのもの。

内容の大半は、僕らに取っては、既知の話。

それがテレビに出たという事。

でも、皆さんうれしいようですね。

僕は特に何も感じません。

東京の健康被害をテレビが大きく報じ始めるまでは、何も始まりませんから。

三年前から、福島が健康面での被害が大きく出る可能性が強い事など、東京のマスコミ人の大半に取っては、当然の話です。

表で語らないだけです。

すいませんが、皆さんの反応が強いほど、僕はむなしくて、馬鹿馬鹿しくなっているだけです。

最初から、僕は福島に限定した健康被害に関して、話している訳ではありません。

東京、首都圏がリスクがあるのかどうかを話していましたから。

このテレビ報道については、いろんなサイトで、文字おこしをしている方がいますので、知らない人は適当に確認して下さい。

それよりも、このことについて、福島県立医大がコメントをわざわざ出しています。

視聴率があるテレビニュースで、自分たちを責める見解が出ている事への反論です。

しかし、こう言う反論をわざわざ書くという事は、過去に僕が知る限り、そういう対象そのものが追いつめられている事が多いですし、大概は、対象の側が終わる事になると思います。

まあ、他の例と同じような墓穴への道を歩み始めました。そんな気がします。

その意味で、そちらの書いている事の方が、より緻密に確認が必要です。

福島県立医大側が何を考えているのか、です。

http://fukushima-mimamori.jp/urgent-info/2014/03/000125.html

福島が健康被害がありうるなんて話は当たり前です。肝心な事は首都圏ですし。

テレビがどう伝えるのかに、一喜一憂する意味は本質的にはないと思います。

所詮は、汚染地のテレビですから。

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