「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【輪島・ガレキ阻止】試験焼却をあす強行する可能性。要注意。僕の来年からの体制について。

2012-12-26 04:21:28 | 福島第一原発と放射能

【輪島・ガレキ阻止】

 年末が近づき、僕のところに詳細情報がありませんが、本日午後、美谷町のクリーンセンターにガレキ搬入する可能性があり、あす試験焼却を強行する可能性があるということです。

 美谷町など地元は焼却阻止を強く主張しています。

 とにかく、輪島市への抗議の声を緩めないで下さい。梶市長の強権ぶりは、さらに露骨です。

 

 きょうは、僕の今後の体制について、いくつかお伝えしておきます。

 一年九か月以上、ブログと講演など、現実にこの活動を続けてきましたが、いろんな意味で、活動の限界も大きくなっています。このままの状態では、活動自体の活性化も望めませんし、厳しいことが多いです。

 もちろん、僕自身が至らない点も多々あるとは、思います。しかし、実際に活動を共にしていく人材があまりにも少ないのと、組織的にも資金的にも、そうした構造が形成されていないため(いろんな批判に配慮しすぎて、無理に作ろうとはしませんでした)、おそらくこのままでは維持できないと思います。

 このため、年末年始にいろいろと考慮して、新年は、さまざまな観点で、新しい対応を始めたいと考えています。ある種の再構築は必要不可欠と認識しています。

 いろんな問題を平気でおこす多くの人たちのある一定数が、この放射能防御という御旗にまとわりついているのも事実です。特に、自己顕示欲、自意識過剰なタイプの人間が、放射能防御を自己実現のために、悪用している話は、枚挙に暇がありません。外の敵よりも、うちの敵の方が問題は大きいです。そうした人に限って、考えられないレベルの動機(僕がすぐに認識できないタイプの欲望など)に基づいて、行動していて、この放射能防御という、リアルな戦いを混乱させています。彼らの目的が見えると、あほらしくなります。「こんなレベルの感覚で、こういう話を転がしていたのか。」と。

 ただでさえ、大勢との戦いが厳しい中で、こういう輩が足を引っ張り続けます。僕に対しての外部からの中傷も、あきらかな敵方のみならず、こういう人たちが陰に陽に行っていることも、ほとんどわかっています。いろんな意味で、僕は情報が取れすぎるために、気分がどんどん悪くなります。嘘が見えすぎています。というか、外のどうしようもない人たちよりも、こうしたものの方がたちが悪いです。

 これは、良くも悪くも東京の一線で仕事をしていて、東京しか人生がないと、判断していた僕が、この被ばく状況の中で、得てきたものの大半を東京含めて捨てるしかないと思った感覚とは異なります。そして、僕が懸念する連中は、どうやら違う欲望のために、この被ばく状況を使っているみたいです。

 今まで得られなかった代償をここから得ようと、こういう人たちは、躍起になっています。そこには、まともな意識もなく、まともな方もおりません。無理です。

 なにかまた、分かれ目にいるような気がします。そして、この分かれ目はとても大事と思います。本当にどう転ぶのかは見えませんが、年明け以降、自分の生き方を見直して、周りを再構築できるのか、トライすることになるのは、間違いない話と思います。

 3.11.以降、信頼のできる人間は極端に減少しました。もともと、友達は極端に少なかった僕は、しかし、信頼はしていた人は多かったのですが、それがほとんど消え去りました。まあ、そんなものです。

 大乱世は、人間の本質をさらに露呈させます。その渦に僕も貴女も居つづけています。否応なく。