里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

椎茸の駒打ち

2015-03-21 15:02:49 | 日記
 前の土手上の杉の木に登り付いたアケビが芽吹いてきました。我が家の周りの野生の木の仲間で一番早い芽吹きです。これからは色んな木々が次々と芽吹いてきます。
 アケビは葉っぱが出ると同時に花も出て来ます。濃い小豆色の小さな花で、雄花と雌花が別々なんです。芽から出てきた花の房の基に咲く花弁のあるのが雌花、先のほうに固まって房になっているのが雄花です。
 
 このアケビの木は小鳥が撒いてくれた種から芽生えて、もう10年以上になります。根元は数センチあって蔓が伸びて分かれて、杉の木の途中を覆う位になりました。
 花芽も伸びた蔓に一杯着いてます。こんなに一杯花が咲いても実はほんの少ししか成りません。野生ですから仕方が無いんですが、随分無駄花が多くもったいない感じです。

 
 春になって畑が忙しくなる前に終わらせておきたい仕事、茸の駒打ちをしました。先週遣る筈だったんですが、手に入れた菌駒を忘れてきてしまったんで、今週になりました。
 Yさんの山で切ってもらって運んできて、転がしておいた橡と桜、それに前庭の土手上の椎の木を切った奴を少し、が原木です。
 電ドルに専用の錐を取り付けて穴開けします。穴の間隔は4寸位でしょうか、結構いい加減です。
 
 椎茸の駒です。駒はプラスチックのボトルに、椎茸菌を培養した菌床に塗した状態で送られてきます。
 
 今年は富士種菌さんの推奨の新しい品種にしました。良い茸が出る筈です。このボトル1本に500個の駒が入ってます

今日は椎茸の原木、橡と椎の木合わせて15本余りに駒を500個、10本余りの桜にナメコの駒を300個ばかり打ちました。
 
 椎茸の駒を打った原木です。茸が出るのは、早いのは再来年の春から出るのもありますが、再来年の秋に出始めて年2回、秋と春に3年位は出てくれます。その間に、菌が原木を食い尽くしますから、終わった原木はぐずぐずに崩れてしまいます。目に見えない小さな菌の力、と言うか食欲と言うか、には驚きです。

 駒を打ち終わった原木は木陰に積んで夏を過ごさせます。今年の場合、椎茸は栗の木の下に、ナメコは夏椿の下に積みました。孟宗を切ってきて台にして積みました。
 去年積んだ近くに、カワラタケの着いた枯れ木が在ったようで、原木に茸の害になるカワラタケが生えて困ったことになりました。今年は近くに枯れ枝やなんかが無いように気を付けました。
  
 積んだ原木に、孟宗の枝を被せて完了です。秋まで何回か積み代えて菌には十分育ってもらいます。
 
 入り口の白木蓮が育って、今年は沢山、真っ白い花を咲かせました。いよいよ春の始まりです。
 
コメント
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