masaring

自己チューの進行形日記でshow。

藪入り?ちいさな旅。

2007年01月16日 | ちいさな旅。

Photo_17私の町はひらがなの町。
もうすぐ梅の花が咲く。
でも、梅の町といえば、みなべ町。
日本一の梅の町。
みなべも以前は「南部」という漢字を使っていた。

私の町は、奈良県に
同じ名前の漢字の市があるので、
昔から、こちらは、ひらがなの町だ。

漢字も立派な地名文化だと言う。

読みづらいという理由で
すべてひらがなにされるのであれば、
日本中にあるすべての難読地名が
ひらがなになってしまう。
これについて書き始めると、
紙面が膨大になるので止めておく。

_003_5みなべ町は、南部町と南部川村が合併した。
全国に「南部」という地名はとても多い。
また、ほとんどを「なんぶ」と読む。
だから、個人的には「みなべ町」という
名前は正解だと思う。

それに、もともと紀州「みなべ」は
「南部」という字ではなかったのだ。
時代の変遷で「南部」に落ちついたのだ。
「梅」というブランドがあるのだから
ひらがなにして正解だ。そう思う。

という訳で小さな旅の始まり始まり!!

S06no_03_1そもそも今回の旅は、
「藪入り、ろくいり」という
言葉が残っていることから始まる。
これは、盆と正月16日に
奉公人が主人から休暇を貰い
里帰りする意味だ。
昔は、嫁も家の奉公人扱いだった。
今の時代にこんな言葉があるのはおかしい。
しかし、今回の落ちは
ここに辿り着くのだ。

正月も半ばだし、また温泉に入りたくなった。
好きな龍神は、スカイラインが凍結だから、
紀南にしよう。でも白浜はちょっとネ。
ネットで調べると、
「みなべ温泉」は紀州三良泉らしい。
それも、美肌の湯。「ええやん。」
「みなべ」までは高速道路がある。

W300_minamibe_1午後出かけた。楽勝だ。
以前は、半日かかっていたのに
1時間30分で着いた。とりあえず
道の駅「みなべ梅振興館」を見学。
私も農家の長男。
梅の種類位は知っている。
それより、みなべの地名の由来、
それも、漢字の変遷は勉強になった。
すべて梅に関係していて面白かった。
でも、メモしなかったから
今は、すっかり忘れたけど、、、。

我が家の本家(ほんけ)の奥さんは、
(この言葉自体、今では遺物)
_005_4実家が「みなべ町」(旧・南部川村)だ。
「そうだ!」近くだし、お寺なので拝観ダ。
この前、テレビの「鶴瓶の家族に乾杯」を見て
嗚呼、この景色だと見とれている内迷った。
ガソリンスタンドで道を訪ねて
無事到着。立派なお寺で
幼稚園も経営している。

_006_3お庭の手入れも行き届いている。
しばし、合掌!!。

(恥ずかしながら全ての写真拡大します)

   

Photo_18次は、お目当ての温泉。
今晩の宿泊施設。
全館、オーシャンビューで最高。

  

_012_4目の前には、万葉集にも詠まれた
神宿るといわれる「鹿島」がある。
夕焼けが綺麗。明日は晴れだ。

  

奥さんとの、ふたり旅では
いつも私の失態で、私だけが温泉三昧。
しかし今回は無事、奥さんも
温泉三昧ができたようで何よりだ。
心から思う、温泉は最高だ!!
全身冷え性の私には、何よりのご馳走だ。
普段控えている、お酒もいただき
ぐっすり眠れた。コタツもせずに。

3302翌朝、蒼い海を見ながら、また温泉。
少しは、若返ったかな?
いやいや、温泉通は年齢を重ねた証拠。

      

_0212日目は、「梅干館」を見学。
3Dシアターをお目当てに行ったのに
「本日、都合によりお休み」の看板。
しかたなく工場の見学と
お土産コーナーでお買い物。
ネットで5%割り引きページを
プリントアウトして
購入するという、私の主婦感覚を
ここでも露呈してしまった。

Photo_19でも、「梅干館」で一番目を引いたのは、
歌手、坂本冬美さんのポスター。
彼女は、歌手になる前
梅干工場で働いていた。地元でも、
彼女は宣伝にひと役かっている。

Photo_20さて最後は、ちいさな旅なのに
なんと映画鑑賞。
「ジストシネマ田辺」まで
足を伸ばした。

山田洋次監督作品、
木村拓哉さん主演で
Ichibun_teaser_02_1話題の映画「武士の一分」。
原作は藤沢周平先生。
(時代小説「隠し剣秋風抄」より)
藤沢先生原作の演劇は少ししんどい。
劇団の考え、指針からなのか。
よく分からないが、、、。
という訳で、あまり期待してなかった。

奥さんも「お昼寝タイムかも、、、。」
夫婦50割で、ふたりで2,000円。

一分(いちぶん)。
分かるようで分からない。
物語が進む。奥さんは居眠り?
いや、ハンカチで涙を拭っている。
前の席のご夫婦も。
おやおや、私もハンカチ小父さんだ。

一分、答えは、一身の面目だろうか。
この映画、最近になく大満足だった。

そして、ちいさな旅。帰途についた。
_022_3帰りの車の中、奥さんが呟いた。
「いい、ろくいり(藪入り)やった。」
私、心の中で呟いた。
「あなたと私は、同等。奉公人違うヨ。」
でも、奥さんの呟いた藪入りの語彙(真意)は、
「花嫁さんの里帰り。ゆっくりできた。」だ。
「50ちょっと過ぎの花嫁さんか?」(私)
「義母も亡くなり、里帰りも出きれへんしナ」(私)
「次は31回目の結婚記念日に、ちいさな旅ダ」(私)

(余談)

私は、頭から足先まで、メンズルクスの服で
まとめました。
カシミアのタートル。この季節、暖かかった。
マカロニさん、コーディネイトありがとう。

_008_2 _004_4 _018  

  

  

☆★☆★☆★☆★☆★<またもや支離滅裂な文章でした>

コメント (8)
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