malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

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笛吹川東沢・釜ノ沢東俣・・・VOL2

2010-07-24 11:26:25 | 


東沢を右にとって釜ノ沢に入る。



左は少し先で金山沢と信州谷に別れる。

釜ノ沢に入るとすぐに魚留の滝が現れる。

ここは左から登れる、上がるとすぐに千畳のナメが現れた。



スラブの上をサラサラと水が流れてゆく。



気持ちイイ・・・

夏の沢歩きの中の癒しの最たるもの、、、ナメだ。。。

短い沢だったら、ここで遊んでいたい。。。



後ろ髪を惹かれる思いで先に進む。



やがて、この沢のハイライト、、両門の滝に着いた。

左が西俣、右が今回の目的沢である東俣だ。

この滝もナメ滝で直登はできない、右から小さく巻く。

やがて15mのヤゲンの滝が現れ、しばらく行くと6mくらいの滝が現れた。

左壁から登れるが、何となくイヤな予感がしたのでここも小さく巻いた。



この先が噂に聞く広河原と呼ばれるゴーロ帯だ。

広い河原の左半分が水流を含むゴーロ帯、石の一つ一つが大きいのでここをまともには歩けない。

右半分は水流がないので、木が育ち、倒木や地苔に覆われて川から土地に変わり行く過程にある。

5分10分を歩くのなら我慢も出来るが、こういう場所を1時間も2時間も歩くのは沢屋としては我慢ができない。

河原に近寄っては進行速度にイラ立ち、倒木の中を歩いては水流が恋しくて戻る。。。

こんな事を繰り返していたら、歩くのがイヤになってしまった。

何しろこの広河原3時間も歩くらしい・・・

道の駅の出発から10時間ほど経ったし、いい加減イヤになってしまったので、河原に近いところに

2人寝られるくらいのスペースがあったので、そこを土木工事してツエルトを張った。



装備を解いて、早速焚き火を起こしに掛かる。



何て言ったって、薪には事欠かない、いくらでもある、、どんどん燃やせば河原もきれいになるってもんだ。。。



昼時に後続パーティを抜いた時、この上の出合まで行くと言っていたので気にしていたのだが、

5時になっても通らないので、日のあるうちに乾かそうと思い切って脱いじゃった。



っで、着ていた物を干してみると、、、



何となく公園なんかで見慣れた風景になったけど、、、嫌いじゃないんだなあ・・・こういう生活。。。



焚き火も絶好調だし、意外と寒くも無いしで、こいつで一杯飲み始めた。



知る人ぞ知る、お馴染み「マーボ春雨」だあ。

温かさと、多少の刺激が心地イイ、、、沢水で割るショーチューは旨い。


こうして日が暮れていった。。。