読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

裸婦を描く

2007年01月31日 | 水彩画

◇緊張の連続

 今週の水彩画は久しぶりの人物画でした。人物画ではまず自画像があり
 ます。 一番身近かにあってモデル代もいらないから楽です。ただ長時間
 にわたって鏡でおのれの姿を見つめ続けるのは苦痛そのものです。
 モデルさんを描くときでもコスチュームといって衣装まとった姿を描くのが普通で
 す。民族衣装の外国人を描いたときもあります。ヌードは衣装が要らないか
 らモデル代が安いかというとそうでもないようです。
 モデルさんを描くときは写真は禁止です。したがって2時間以内にしっかりと
 対象を見つめ、描きたい本質を捉えて描かないと後がありません。まさに緊
 張の連続です。
 
 前回は実際の裸婦を描くための予習として、名のある画家の絵を描きまし
 た(臨画といいます。)。下の絵は弦田秀太郎氏の絵(8号)をお手本に勉強
 したものですです。

        「裸婦はあらゆる芸術で、もっとも困難な題材のひとつです。
        永遠の象徴として、裸婦の美しさを生涯かけて追求していき
        たいと思っています。・・・」          (弦田英太郎)
                                                                             
                   

   さて、やがて当日。正面から描くのはなかなか難しいと分かっていたので、
 斜め後ろに陣取って、「背中の裸婦」に挑戦しました。
  先生からは「出来るだけきれいに描いてくださいね」という難しい注文が
 出ていましたが、横顔もきれいなモデルさんをどこまで美しく描けたか・・・。
  肩甲骨をきれいにかけなかったのが残念です。

                   

  2時間以内に描くのも大変なのに、今回はせっかくの機会だからと急いで斜
 め正面からの姿をスケッチして鉛筆画に仕上げました。

                   
                   
                   
                    

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヨガ大根その2 | トップ | 春の風物詩 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
裸婦 (joker)
2007-02-11 09:42:48
 こんにちは  先日から何度も訪ねちょリますばってん
なんちコメントしちょらよかとか言葉に困ちょりました。  
おたくんがたせんしぇいは、いろんな事に挑戦させんしゃぁねぇ~~
静物、風景、は比較的描きやすいと思いますバッテン。人物はね~ぇ
それも、裸婦とはホンに難しか注文ですばい。   
でも、臆することなくよう描いとんしゃる。うちゃぁ最後のデッサンが好きですバイ。 がんばって励みんしゃい。   
返信する
Unknown (ごんべえ)
2007-02-11 10:37:34
いや~。臆することなく・・・。全くそのとおり。忌憚のないご意見ありがとうございます。
いずれにしても芸術家は裸婦であろうがコスチュームであろうが対象をどう見るかであって、邪気があってはいけません。弦田画伯の境地にはなかなかなれませんが。
がんばります。
返信する

コメントを投稿

水彩画」カテゴリの最新記事