読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

笛吹川西沢渓谷を行く

2008年04月14日 | 山歩き

早春の渓谷美
  平成の大合併は耳慣れない町や市が誕生して、懐かしんだ名前が消えた。
 今山梨県央に山梨市、甲州市、笛吹市などが隣り合っている。仰々しいのは
 名前だけで、はて合併前はなんて呼んでいたの?と悩む。山梨県の県庁所
 在地は甲府市。山梨市と甲州市は何を思ってこれに敢然と挑んだのか。どん
 な対抗意識があったのか。そんなに背伸びをして大丈夫?とよそ者は要らぬ
 心配をしてしまう。
  ついでに言えば、いま山梨県には「南アルプス市」という気宇壮大な市がある。
 
  その山梨市の奥に「西沢渓谷」がある。旧三富村である。国師ケ岳・奥千丈
 岳からの沢が流れを集め、東の稜線にある甲武信ケ岳・鶏冠山からの沢(東
 沢)水と一緒になって笛吹川となる。至るところ滝・釜・瀞があり、新緑、紅葉
 時に多くの観光客を集める名所である。
  沢のあちこちにはまだ雪が残り、木々の枝もわずかに芽生えが始まったこ
 の時期では、歩いている人も殆ど見かけない。
  渓谷入口から4kmほどでコースハイライトの「七ツ釜五段滝」まで歩くと急坂をの
 ぼり終点となる。その後対岸を旧森林軌道道を歩いて下る、およそ3時間の
 ハイキングコースである。
  道は狭く、急なアップダウンや、吊橋、定員3人の木橋、鎖場が延々と続くなど、
 コースはなかなか変化に富んでいる。
  新緑や紅葉時期はもっとすばらしい景観が楽しめると思う。実は40年ほど
 前に職場の旅行で一度訪れているのだが、かなり記憶が薄れていて、その
 すばらしさを再認識した。
  新緑の頃にもう一度訪れてみたい。

     
   雪の鶏冠山       甲武信ケ岳登山口     エメラルドの釜      竜神の滝

          
     貞泉の滝      母胎渕          雪の登山道      七ツ釜五段滝

      
        笛吹川         唯一の花房

  

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