不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

土地の売却価格

2012-06-13 09:07:28 | 日記
 最近、土地の売却価格の査定について、むつかしいなあ・・・と感じています。

 不動産屋さんが、売却価格について、お客様に意見を述べる際には、根拠を明示しなければなりません。

 これは、宅地建物取引業法第34条の2第2項の規定により義務付けされています。

 土地価格は、次のような要素があります。
 
 ①取引価格・・・当事者の主観を排除した客観的な「正常価格」であること

 ②合意価格・・・当事者間の合意が得られない取引価格は不成立となる

 ③市場価格・・・売却事例による一般的取引価格

 正常な取引価格は、近傍類地の価格を基準とし、土地価格形成上の諸要素(地域要因又は、個別的要因)を総合的に比較考慮して

 算定します。

 宅地の評価は、路線価式評価法、標準地比準評価法、取引事例比較法、収益還元法、原価法などがあります。

 そして、査定する土地の画地評価をします。

 これらのプロセスを経て査定するわけですが、結局は、売り手と買い手の合意価格となってしまいます。

 これじゃ、査定する意味があるのかなあ・・・・・・。