不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

不動産業界の研修会

2010-11-05 16:51:34 | 日記
 今日、不動産屋さんの合同研修会がありました。

 弁護士の先生が、講師で、テーマは、不動産取引における「瑕疵担保責任の裁判例・・」でした。

 「瑕疵」とは、買主が売買契約当時に気付かなかった物件のキズのことです。

 「物理的瑕疵」は、例えば住宅の売買の場合、生活する上で重大な建物の欠陥として

 床の傾き・雨漏り・シロアリ被害・給排水設備の不具合等

 土地の売買の場合は、土壌汚染や埋立物に産業廃棄物が入っていたケース等があります。

 「心理的瑕疵」には、売買物件の室内で過去に自殺があったような場合です。

 その他にも、「環境的瑕疵」「法的瑕疵」があります。

 つまり、問題はこれらの「瑕疵」が契約時に売主が、買主に伝えたかどうかによって、後日、損害賠償等の事件に発展するとい

 うことです。

 一般の購入者にとっては、契約時には、ローンや諸費用の工面等に忙しく、見落とされるケースが多くあります。

 不動産を購入する場合は、この「瑕疵」は非常に重要ですから、不動産屋さんに詳しく説明してもらってください。