消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

防災訓練

2011-10-30 22:54:22 | 消防・救急
昨日は4件。週末に忙しい傾向にある我が署では、これでも忙しい方。

件数こそ前所属の署に比べたら少ない方ではありますが、1件にかかる時間が長いのが特徴な署。病院も遠いし市街地から離れていますので、現場到着まで時間を要すことも多々あるわけで。

なので救急隊遅延のために消防隊が先行することもよくあります。

この当番では消防隊に先行してもらうような事案はありませんでしたが、夜は眠れませんでした


さて今日は非番になるわけですが、タイトルにありますとおり防災訓練の指導に行ってきました。

自治会単位で行われる訓練でして、大体9月の防災週間当たりにやる自治会が多いのですが、今年はこの間に台風が直撃したため中止。職員も(市役所職員含め)訓練を実施するはずでしたが、これも中止になりました。(おかげで私個人的には助かった部分があったんですけど


勤務終了後に準備をして、広報用の車で訓練会場となる自治会の敷地へ。

救急隊員で行ったのは私だけ。実は朝方に出場した救急が思いっきり時間がかかりまして、帰ってきたのは引継ぎの時間中。報告書の作成やら事務処理が多々思いっきり残っていましたが、訓練指導に行かねばならないため、まだ食べていなかった朝ご飯を急いでかき込み、車へ乗り込みました。ヒゲまで剃る時間はなかったです、ゴメンナサイ

万が一救急があって帰って来れなかったら、みそっかす(仲間はずれの意)になってましたから…


訓練の内容は消火器の使い方と三角巾の使い方、そして竹の棒と毛布を使った応急担架の作り方。これを大体2時間ぐらいかけて。

説明だけだと飽きが来るので、明日もし使う機会があったらできるようにと、何度も何度も繰り返し。特に三角巾担当だった私(救急関係だったからでしょうね)は三角巾の折り方から基本となる結び方、そして一番見たことがあるであろう腕の吊り方と、オーソドックスな頭の被覆の方法を教えました。

実際の救急現場では、骨折を疑えば腕を三角巾で吊ることはありますが、頭の被覆はあまりやらず。ネット包帯で処置してしまうこともありますが、防災倉庫には三角巾が大量に保管してあります。先般の震災の時のような場合には、必要ならば使うことがあるでしょう。震災の影響もあってか、例年より真剣に取り組む姿勢が見られたとの自治会長からの講評がありました。


いつもより長い勤務となりましたが、無事に終了。2時過ぎに家に帰りまして、寝不足もあってそのまま昼寝。起きてダラダラするいつもの生活でした(苦笑)


明日は休みです

さてどうしようか

2011-10-24 22:41:48 | Weblog
昨日は2件、日曜日だったこともあり多少忙しくなるかな?と踏んでいた当番でしたが、思いのほか時は平和に過ぎ。

真夜中の通信勤務もなく、比較的仮眠は取れた1当直でした。

延長勤務になることもなく定時に引き継いでいつも通りお昼前に自宅に戻りまして、食事を摂ってこれまたいつも通りのお昼寝。

体調を崩すのは睡眠不足から始まることも多々ありますので、最近は寝れる時に少しでも寝ておこう、寝れなくとも横になってのんびりするようにしています。昨日の当番みたいにわりと多くの仮眠が取れたとしてもですね


さてそんなお昼寝から起きたのは夕方ちょっと前。携帯を開けば不在着信がありましたので折り返しの電話。

電話の主は消防の同期。彼はもう既に入籍こそ済ませていますが、挙式と披露宴を12月に控えておりまして、その際の受付を私にやって欲しいとの依頼の電話でした。

子どももいて忙しいだろうけどどうでしょう?とのことでしたが、そんなおめでたい話の中で断る理由なんて無いし、頼ってくれたのも嬉しかったので二つ返事で引き受けました。

受付は過去にもやったことがありますので何となくの要領も得ていますしね


それと同時に、披露宴の余興もやることになりました。

彼とは別の署で働いていますが、勤務サイクルは同じ。病院からの帰署途上に彼の勤める署に用事があってちょっと立ち寄った際に、余興をどうしようか…なんて言ってました。その際にもし良かったらやってもらえませんか?なんて言ってたのです。

それ以降その話をすることもなかったのですが、今日の電話のついでにどうなった?と聞いてみたところ、何だかんだの話の流れから余興も引き受けることとなりました。


余興に参加したことはやはり過去にもありますが、メインでと言いますか幹事のような立場でやるのは今回が初。

困っているわけではありませんが、何をやろうかな…と考え中です。まぁ、思いつくのはベタな消防寸劇でしょうか…(苦笑)

それだったら、台本書かなきゃな


明日は休みですが、大学病院で開催される救急セミナーに行ってきます。

そもそも救急車必要なのか?

2011-10-19 23:11:20 | 救急隊の本音
今日はお休み。先週からずっと仕事・訓練・その他の用事と何かしらあったわけですが、今日は久々の丸一日オフ。

嫁も仕事で子どもたちも保育園。疲れの溜まった身体を休めることに専念することにし、接骨院へ行き治療がてら身体をほぐしてもらい、少し昼寝をして疲れを取りました。

保育園へはお昼寝(子どもの)が終わった頃を見計らってお迎えに行く予定でいましたが、次男が少々体調を崩してお迎えコールが来まして、当初の予定よりも早いお迎えとなりました。

じんましんが出たのですが、皮膚科に行って薬をもらって。熱もないし元気には過ごしています。


さて本題に入りまして、『救急車必要?』のお話。

少し前の救急事案のお話、学校での生徒同士のケンカにより負傷者が出たとの内容。正門前に案内ありとのことでした。

直近の私達の部隊が出場したので、5分ほどで到着。現場付近に着くなり案内に出た先生が開口一番

『サイレン止めて下さい!』との強い口調。

緊急走行ですのでそれは無理です!毅然と返し、傷病者のいる保健室へと行きました。そこには傷病者と、先生が数人いる状況。ケガ自体は大したことが無いように見え、歩行も可能。

車内収容し負傷場所の確認とバイタルサインの測定。特に異常な数値も認めず痛い場所こそあれば受け答えもしっかりしている。緊急を要すような感じではありませんでした。


傷病者と先生から状況を聞き、一応加害による事故ですので警察を間に挟みますか?との問いにもそこまでは大げさにしたくない…と先生。

じゃあその後に何か問題起きた場合、学校の責任で呼ばなかったと言うことでよろしいですか?との問いにもそれは困ると。押し問答の末結局警察への連絡はこちらからはしないことになり、先生1人同乗してもらって病院へ行くことに。

ここでも誰が乗って行くのかで話し合いが始まってしまい、なかなか現場を出発できませんでした。


そして病院へ搬送中、後ろの患者室から走行中の様子をみていた先生。やはりなかなか道を譲らない車もあり、それにやや怒っている様子。

『なんでサイレン鳴らしてるのに避けないんですかね!』と。

その日は患者室に乗っていた私。今の車は防音もわりとしっかりしており、窓閉め切ってちょっと大きい音でオーディオかけてればなかなか聞こえにくいものであると言うこと。そして市民のモラルの低下も正直ありますよと。道を譲らないのもそうですが、自分たちで連れて行けるのにわざわざ救急車呼んだり、緊急の要ないのに、救急車じゃなくても良いのに救急車呼んだりとするんです、と。

最後に、先生がそう思われたのなら、自身で運転している時に救急車の接近に気づいたらすぐに道を譲って下さいね。ギリギリまで譲らないと言うことのないようにお願いしますねと言ってみました。


病院に着いて初診時の診断は打撲。軽症でした。


前々から記事でも書いており、その都度訴えかけているのですが、傷病者自身が意識清明で歩行可能。すぐ近くに病院もあり、連れて行けるであろう先生も何人もいて。どうしてそこで救急車となるのでしょうか?

道を譲らない車に対して先生は怒っていたけど、そもそもこの事案は救急車でなくたって良かった話。現場付近に着いて近寄ってくるなりサイレン止めろ!のようなことを言われ、警察を挟むかどうかの事にも、話を大きくしたくなく面倒なことになりたくない、言い方悪いが保身に走っているのが見え見え。正直カチンと来る事案でした。

救急車を何だと思ってるんだ!とこっちが怒りたくなるような事案でした。救急車内で携帯いじって談笑してる風景にとても救急車で病院に行かなくてはいけないような感じには見えません。


業務や授業があって忙しいと言うのはどうも嘘くさくて言い訳にしか聞こえず。忙しいなら保健室にそんなに集まれないでしょうよ。


救急車さえ呼べば責任取った、そんな考え方は好かないですね。その間に本当に救急車を必要とする人がいたらどうするんだろう。

仮にその事案で、搬送中に事故を目撃して、その現場には道路上に倒れて動けない人がいたとする。それを見てどう思うだろうか。

少しは考えてほしいですね。先生たちで病院に連れて行ったっていいんじゃない?反対に、連れていかない、いけない。その理由は何なのだろうか。疑問が残ります。


学校に関係する事案(私が出場したのではなく、報道で知ったこと)をもう一つ、後日改めて書こうと思っています。

色々あって大変なのも分かるしお世話になることもあるだろうからあまり文句は言いたくないですが、もうちょっとしっかりしてよって注文をつけたくなるような事案のお話でした。


明日は仕事です。

消防フェア

2011-10-16 21:16:32 | 消防・救急
今日は本来お休みでしたが、休日返上での仕事となりました。

今週は非番はあるものの休みは無しと言う結構ハードな1週間でしたが、それも終わってホッとしています。仕事も含め個人的な用事もまだ続き、完全オフにはもう少しですが、頑張りたいと思います。


さてタイトルにありますとおり、今日は消防フェアへ行きました。行きましたと言うか、そのスタッフとして参加したわけですが…。

元々は消防署の管轄内で毎年行われているイベントがありまして、その中のコーナーの一角での開催。他にも催し物はあったわけですが、消防署としても便乗したわけです。

義務化されました住宅用火災警報器の設置についてのお知らせや、救急車の適正利用を訴えるチラシを配布したり。

それだけだと堅苦しくなりますので消防車と救急車の車両展示。子ども用の防火衣を何着か用意しまして、着せて消防車の前で記念撮影をしたり、ミニ消防車が走れるコースを作り、その消防車に来場者を乗せて走ったりしました。

当然何か不測の事態があった際には対応もします。(何もなく無事に終わりましたけどね)


私の役割はミニ消防車のコーナーに配置。小さな子どもが乗り降りする際のお手伝いをしたり、時にカメラマンとなったり。途中で運転も変わったりしました。

わざわざ休みの職員が家族を連れてやってくることもあり、何人か上司の家族が来場されていました。そして休日出勤となった私以外の職員の家族も来られていました。

私がちょうどミニ消防車の運転をしている時に後輩の奥さんと子どもが並んでいるのが見えましたので、順番が来た時に『パパの運転の方が良いよね!』なんて運転を代わったりしました。

後輩のお子さんは私の長男と同い年。物心はまだついてないでしょうが、働くパパがカッコよく見えたのではないでしょうかね


ちなみにムサシ家の嫁は、『買い物しなくちゃ!』と言うことで来ませんでした


やっぱりミニ消防車と子ども防火衣は人気があり、それなりに列を作っていました。

開催時間の関係もあり、タイミング悪く締め切って乗れなかった、着れなかった人たちには申し訳ない気持ちがありましたが、大盛況のうちに終わったと思います。


私も楽しく過ごせたかな?と思った1日。こういった休日出勤なら、予定さえなければいつでも良いかな


明日も仕事。いつも通りの災害対応の当直勤務です。

明日の救急隊編成もいつもとは違う編成、こういった時に本当に何か変わった事案が多いのです。少々心配…

夜中はやっぱり眠いけど

2011-10-12 22:42:15 | 消防・救急
昨日の当番は3件の出場、そのうち1件は夜中の出場。あまり仮眠も取れずに終わった1当直でした。

いつもそんな気がしているのですが、非番の日に何かしらの用事があるときに限って夜中に出場があったり勤務が延びたり。

今日は勤務が延びることは無かったのですが、夜中の出場はありました。こんなジンクスが意外とあるものです。

今日は子どもたちが通う保育園の面談があったのですが、正直眠たかったです


昨日の救急隊編成はいつもの正規メンバーと違った編成でした。

救急隊は3人で編成され正規の救急隊員として辞令をもらっているわけですが、当直日に研修が入ったり休暇等の関係で正規メンバーで編成できない時も多々あります。

その都度他の隊から、例えば消防隊や救助隊から1名入ってもらいその当番の救急隊を編成するわけです。昨日も救助隊から後輩1名が救急隊に入ってもらって(機関員)の1当直。

大抵こう言ったイレギュラーメンバーの時に特異な事案があったり重症事案があったりするわけですが、比較的平和に終わりました。


普段救助隊で勤務する後輩は年に何度かは救急に乗ることがあります。

たまにしか乗らないと言えどその当番に限っては戦力となりますので、現場活動時の一連の流れですとかやって欲しいこと、準備してほしい物等を教えながら出場に備えて。普段勤務する救助隊でも機関員をやることがある後輩は緊急走行も経験していますが、救助工作車で走るのと救急車で走るのはまた別物。そこら辺の注意点も教えながらの勤務でした。


そして夜中の出場。消防署の他隊に比べたら救急隊は出場件数も多く。多ければ必然的に普段は寝ている時間である真夜中に指令で叩き起こされることもよくあります。

夜中の出場は初めてではないものの、やはりそれに慣れていない後輩。緊張からか眠たくは無かったようですが、病院へ搬送しての帰署途上は強烈な睡魔に襲われた様子。運転代わろうか?と申し出てみましたが、気を遣ったのか大丈夫です!との返事。

あまりにも辛そうだったら隊長に言って交代を進言しても…と思いましたが、やめにしました。


夜中に出場することも当たり前だと思っている正規の救急隊員は身体もそれに慣れてきています。

それでも日中に何件も出場していたり、食事が摂れなかったりすればいくら慣れているとは言え辛いもの。

普段は機関員として勤務する私がこの当番では患者室に回りました。真夜中でしたのでやはり多少眠たいなと思う中出場したわけですが、普段とは疲労度も違うかな?と言う感じがしました。

やっぱり車を運転するって知らず知らずの間にストレスになり、それが疲労を蓄積させます。これがこの当番で私が機関員だったら、もうちょっと疲れていたんだろうな


今は昔と違って救急件数が年々右肩上がり。それだけ救急隊員の疲労も積み重なっています。消防職員と言えど1人の人間、疲れだって出ます。

昔は根性論がまかり通って眠たくても何とかしろ!と言う風潮でしたが、ここ最近はある程度の件数に出場したら、もしくは走行距離が一定の距離を超えたら交代させると言うようになってきました。(当消防ではのお話です)

出場件数が増えるに連れ救急活動中の事故も増え。事故までには至らなかったけど一歩間違えば…と言うヒヤリハット事例も多々あります。私も事故こそ起こしていませんが、自分でも危ない!って思ったことは何度もありました。


中には真夜中の出場が当たり前で、眠たい中運転するのも当たり前だ!と言う人もいますが、私は違う考え方だな。

事故起こしてからじゃ遅いのです。そこで一番被害を受けるのは傷病者。極論言えば、真夜中の出場時に眠たければ目を覚ますために顔を洗ってから(手短にね)車両に行くとか、現場到着するまで眠気覚ましのガムを噛みながらとかでも良いんじゃないかなとは思っています。あくまでも私的な考え方ですが。(当然のことながら、現場に着いたらガムは捨てますけど)

事故を防ぐためには、ある程度積極的にリスクを減らすことも考え実践しないといけないよなって、普段の場所と違う患者室で夜中の帰署途上に思ったことを記事にしてみました。


明日は山岳救助訓練があり、いつもより早く出勤します。

平地でこれだけ寒暖の差がありますので、山はもっと厳しい環境にあると思います。防寒対策をしっかりして、訓練に臨みたいと思います

七五三

2011-10-10 21:43:27 | 育児日記
今日はお休み。日中は汗ばむような良い天気でした。

世間は3連休。子どもの保育園の運動会もあって休みをもらったためちょうどこの3連休は私も休みとなったわけですが、休みの日に家で大人しくしてるのが苦手なムサシ家。

連休中遠出こそしなかったものの、買い物行ったり近所をうろついたりと少なからず出かけたわけですが、どこも混んでいましたね。近所のショッピングモールに至っては大混雑でした


今日は七五三のため神社へ行ってきました。今日の主役は3歳になった長男。

七五三の写真は早撮りキャンペーンで6月に既に撮影済み。衣装を写真スタジオでお借りして、その後に神社へ行って祈祷してもらい、また衣装を返却しに行くと言う計画でした。

写真スタジオで着付けをしてもらって神社へ。やはり休日でここでも人は多く、七五三の他に安産祈願やらお宮参りやらたくさんの方が祈祷に訪れていました。

やたらと安産祈願が多かったかな?と言う印象でしたが、帰ってきて調べて見たら今日は戌の日だったんですね


この神社は長男・次男共に産まれた時からお世話になっている神社。長男のお宮参りの時に初めて訪れてから、ずっとお世話になっています。

長男には、『○○が産まれた時に神様に、よろしくお願いしますってお願いした場所なんだよ、今日は神様に大きくなったところを見せに行こうね』

『でも良い子にしてないと怒られちゃうからね』なんて言って、祈祷の間は静かにするように促してみました。

その甲斐あってか祈祷の間、緊張もあったかもしれませんが静かにしていました。七五三の主役の子どもたちは最前列に座る形でしたが、隣に親がいなくて知らない子が座ってても大人しく座っていてくれました。

次男の方がうるさくしちゃって大変でしたけど…


無事に祈祷も終わり御札と七五三と言えばの千歳飴、そしてお菓子を頂きました。

せっかくの晴れ姿ですので写真を何枚か撮りまして、汚す前に着替えさせてしまおうとしたのですが、前日の雨でできた泥で遊び始めてしまった長男。

お借りした衣装は無事でしたが、危うく衣装を汚しかけたことでお目玉をくらった長男。最後の最後で怒られるハメになりました。



保育園でも泥遊び大好きだから、ついついやりたくなっちゃったんでしょうね。やっぱり私の子だな

それでも帰りの車では、『今日神様に会って来たんだ~♪』なんて終始ご機嫌でした。

そんな純粋な心、どうか大人になるまでそのままで…と願っています。


再来年は長男5歳、次男3歳。ダブルで七五三となります。

金かかるな…いやいや、その頃にはどんな男の子に育っているのか楽しみですね


明日は仕事です。




10月10日 22:38追記 先日、メッセージモジュールよりメッセージを頂きました受験生の方へ


メッセージを頂きありがとうございます。

どうもこのご時世公務員叩きの激しいような、そんな感じがしています。仕事をするうえで時々そのようなことを感じとり、働きにくいなと思うことも。

手を抜くでもなく一生懸命やっているのに報われない、そんなこともあります。そして本当に他人対して無関心だなと言うことも仕事を通じて垣間見ることもあります。これがこの仕事の『暗』の部分ですね。

おっしゃったような『助かった』のようなこととはちょっと意味が違うかもしれませんが、とある交通事故事案で傷病者は道路上に倒れていた。意識はあるが自力で歩行不能。

その時は雨が降っており、中にはただ傍観している者もいましたが、傘をさしてその傷病者が極力濡れないようにしてあげたり、どこからか毛布を持ってきて保温をしていたと言う事案がありました。


私達救急隊は別にして、傘をさしてあげた、毛布をかけてあげた。その行動がどれだけ道路に倒れていた傷病者の支えになったことでしょうか。ただ自分が傍観されて誰も助けてくれない、声をかけてくれないより、よっぽど励みになったことだと思います。

出血していれば被覆をする、骨折を疑えば固定をしてあげる、それだけが応急手当ではありません。応急手当の目的は苦痛の軽減がその1つ、身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛を励ますなどの行動により取り除いてあげるのも応急手当と言えるのではと個人的には思っています。

それをみて、無関心な人だけでは無いなと思いました。時に救命講習の講師を務めることもありますが、中にはいざ自分やその周りの人たちに不測の事態が起こったら…と熱心に何度も講習を受講される方もいらっしゃいますし、こちらが質問の回答に窮するほど質問をされる方もいらっしゃいますよ。


受験勉強、頑張って下さい。いつか、同じ志を持った仲間になれることを期待しています。

こちらからお返事をする手立てがありませんでしたので、この場でお返事をさせて頂きます。この場所に気づいてくれることを信じて…。

運動会

2011-10-08 23:57:44 | 育児日記
今日は休みをもらい、子どもたちが通う保育園の運動会に行ってきました。

子どもたちにとっては人生初の運動会、私達夫婦も親になってから初の運動会。前日にビデオカメラとデジカメの充電をして、枚数取れるように写真をパソコンに保存して容量を確保して準備よし!

起きてから多少バタバタしながらも無事に出発して保育園へ。ちなみに着いたのは2着ぐらい。早く着いちゃいました(笑)

運動会と言えば早めに行って場所取りをするイメージがありましたので、それを見越して早めに行こうとしたのですが早く着きすぎた様子。嫁からは『だからもう少しゆっくりで良かったのに…』と文句言われてしまいました


園児たちも続々集まり始め、いよいよ開会。

クラスごとに保護者と入場でしたので、長男を私が、次男を嫁が連れての入場。開会の挨拶のあとは全員で体操。ディズニーの音楽に乗せての体操でした。

保育園で一生懸命練習したのを見せてもらう良い機会でしたが、いつもと違う雰囲気にテンションが上がりきってしまい、何が何だか分からないダンスになってました

担任の先生がしっかり踊ってよと言ってみるも、相変わらず良く分からないダンスに。最後の最後になり、ようやくちゃんとしてくれました(苦笑)


プログラムの順に行きますと、最初は長男のかけっこ。

特に順位を競うものではないのですが、ゴール地点で保護者が待っており、子どもたちがそこに向かって走ってくるもの。

いつもの雰囲気と違って泣きだしてしまう子もいましたが、長男に限っては全くそんな素振り無し。選手(?)紹介で名前を呼ばれて、しっかりと返事をしていました。

よーいドン!の合図のあと、一直線に私の元へやってきました。真っ先にやってきた長男(思いっきりフライングでしたけど)普段の逃げ足の速さがここで活きてきました

ちなみに嫁は、この後の次男の出番の準備のために見逃してしまったようでした。


続いて次男の出番。

コース上に設定された障害物を超えてゴールを目指すもの。人数の関係上、次男は2回走ったのですが、2回とも泣かずにできました。

やっぱりここでも、いつもと違う様子に泣いてしまう子がいました。それもまた可愛いのですが


この後ちょっと間が空きまして、長男のクラスの親子競技。親子で飛行機のパイロットになって、目的地の島へ行くというものでした。

長男は持っていた紐が切れてしまい、それが気になってしまって足が止まり。私が『パパがしっかり持ってるから大丈夫だよ』と言っても気になって仕方ない様子。

結局最後まで気にしながらもゴールとなりました。ゴール後に目的地だった島が砂をかぶっておりましたが、それがまたまた気になって手で砂を払っていました。

そう言うところ、嫁にそっくりです。私とは逆だな(苦笑)


最後にマルマルモリモリ踊って閉会。午前中で終わってその後はもうちょっと大きい子たちの出番でした。

今年は2人とも午前中で終わりましたが、来年は次男が一部、長男が二部での出番。なので一日がかりでの運動会になりそうです。


明日もお休み、のんびりさせてもらいます

あと4日

2011-10-04 22:01:11 | Weblog
今日はお休み。朝晩はめっきり寒くなりましたね。

日中は頑張れば半袖でも行けるか?なんて思う時もありますが、日が落ちるとグッと寒くなるこの頃。

場所によってはもう雪が降った所もあるようですし…。今年は早めに寒くなるかな?と思っています。

冬が嫌いな私には辛いシーズンだ…


さて、この時期は運動会シーズンですね。

この間の週末は近所の小学校でも運動会が開催されたようでした。その前から小学校の前を歩いていると、運動会の練習してるんだろうなと言う風景が見て取れました。

我が家の息子たちが通う保育園でも運動会は年間行事に入っており、それが今度の土曜日に開催されます。あと4日ですね


まだ3歳児と1歳児ですので、種目も多くなく時間も午前中でお終い。

昨日お迎えに行ったときにプログラムをもらったのですが、長男・次男共に親子での競技がある様子。具体的に何をやるのかまでは聞きませんでしたし、子どもたちに聞いても分からずじまい。

まぁそれは当日の楽しみにしておいて…ここで困ったことが。


実は先月の末ぐらいから足の調子が悪く、歩けはするものの走れない。(スタスタ歩くことはできませんが)

関節の曲げ伸ばしをすると痛く(特に朝起きた後)、少々日常生活に支障が出ている状態です。車の運転はできているので仕事に支障はあまり出ていませんが、これが地味に痛くて辛いところ。高校生の時にやった腱鞘炎のような痛みによく似ています。

昔体験したような痛みだったからこそ、家にあった湿布を貼り、極力大人しくしていたのですが、一向に改善せず今日に限っては一番の痛みが出てきまして、しかも運動会も近いと言うことでとうとう近所の整形外科を受診しました。

受傷機転に心当たりは全くなく、一応レントゲンを撮って確認しましたが、骨の変形等はなし。

健康診断の受診歴から尿酸値の異常の有無も聞かれましたが、これも問題なし。炎症が疑われるので湿布と、早い回復を目指すため薬、固定バンドをもらってきました。

薬には鎮痛成分もあるようですので、早速服用。湿布を貼ってバンドで固定して、今ではそれほど痛みもなく歩けています。(治ってはいないでしょうけど)

回復には安静が必要とのことでしたが、歩く動作は日常生活でも必須ですのでなかなか治らないことも考慮。2週間をめどにして、それでも回復しないなら外科ではなく内科的な疾患も疑わなければいけない。とりあえず薬と冷却、固定で様子を見ることになりました。


激しい運動をするわけではないでしょうが、とりあえず子どもの運動会に全く動けないじゃカッコ悪いので、できることはやろうと病院へ。

薬が効いているからかもしれませんが、朝と比べて痛みの強さが全然違います。我慢せずに、もっと早く行っておけば良かったかななんて、後からですが思いました

全く動かさない、使わないと言うのは無理ですが、少しでも意識して負担をかけないような、そんな生活を当面(とりあえずあと4日)続けていきたいと思います。


明日は仕事です。

道を空けて下さい

2011-10-01 22:17:49 | 救急隊の本音
連休最終日、今週1週間はほぼ休みであったために普段と違うことをやろうと決めていた1週間。

実践したことを振り返ってみますと、記事にも書いた洗車、献血(32回目)、それからパソコン上の写真・ビデオの整理、DVDを借りて来ての観賞。

いつもの嫁子どもの送り迎えにプラスしてこんなもんですね。1人でないとなかなかゆっくりできないものばかり。

比較的のんびり過ごせたかな?と思います。昨日ちょっと仕事の都合で出かけたのが余計だった気もしますけど


さて、最初から話が脱線してしまいましたが、ここからは仕事の話。

普段救急車にに乗っていると、タイトルにもあるとおり『道を空けて下さい』と思うことが多々あります。

サイレン鳴らし赤色回転灯を回しながら走っていれば緊急車両とみなされ、赤信号を通過できたり反対車線へはみ出して走行できたりなど色々な特例があるわけです。

それでも緊急車両側が気をつけなくてはいけないことがあるわけですが、車を運転するドライバーであれば免許があるわけですので、当然道を譲らなくてはいけないことは承知しているはずだと思います。

ですが現実、道を譲ってくれない車があるのが事実。これが本当にごく一部の…と言うわけでもなく、意外と多かったりする。10人いたら1割2割は道をなかなか譲ってくれないものです。


例を挙げますと、救急車がサイレン+赤色回転灯をつけて緊急走行中。

いつかのお話にも書いたとおり、救急車って緊急走行だからって極端にスピードを出して走っているわけではありません。

・救急車の存在には(たぶん)気がついているんだろうけど、そのままのスピードで走行する前の車。反対車線が来ていなければセンターラインをまたぐようにして走り、救急車が接近しているよってアピールするものの、一向にスピードを落とす気配は無く。間隔が詰まってきてようやく左に避けて止まるケース。

・早い段階から救急車の接近に気がついているが、左に避けただけでそのまま走り続けるケース。救急車を運転している側としては危なくて追い越しかけれません。

・救急車の2台前を走っていた車は救急車に気がつき、早めに左側に避けて止まったものの、そのすぐ後ろを走っていた車(救急車から見たら、救急車のすぐ前の車)は前の車が救急車の接近のため止まったにも関わらず追い越しをかけ、結果2重追い越し未遂のような感じになるもの。


サイレンなどを過信せずに運転するようには常々言われており、止まらない車もあることを考えて運転しろとは口酸っぱく言われてはいるものの、明らかに気がついているのに譲らないっておかしいんじゃないか?って思うこともあります。止まらない車があるから気をつけようと言うのは建前で、本音としては免許取った時に教わらなかったの?とイライラすることがあるのも事実です。

それが結構急ぐような容体の傷病者を搬送するときに限って多かったりします。

前述したような、なかなか譲らない車をようやく追い越した時にチラッと見てみれば、携帯電話で話しながら運転しているのもいますし。


最近の車は意外と防音がしっかりしているような感じがしており、窓閉めてオーディオかけていれば聞こえにくいと言うのもあります。

それでも近づいてくれば音にも気がつくでしょうし、赤色の回転灯にも気がつくはず。ミラーでも確認できるでしょうし、夜ならば尚更。

それにプラスして日中ならばハイビームにして走りますし、夜でも必要に応じてハイビームにして救急車の存在をアピールすることはあります。(特に夜間は事故を誘発しかねないので、やる時は慎重にやりますが)

とにかく救急車が走ってるんだよ!と言うのをこっちから積極的にアピールしないとなかなか譲ってくれないような、そんな感じがしています。


マイクとか使って具体的に指示をするものの従ってくれることのないまま平気で無視して走る車もありますし、救急車を避けようとしたら事故を起こしそうになった、と苦情の電話が入ることもごくごくたまにあります。これが緊急回線である119番で言われるもんだから困ったもの。いざ火災入電の時に繋がらない可能性も出てくるわけです。


なのでここで改めて言うのも変ですが、あえて言います。

救急車や消防車など、緊急車両が近づいてきたら道を譲って下さい。なかなか近づいてこないからまだ良いやではなくて、気がついたら早めに(原則)左によって緊急車両が通れるスペースを作って下さい。そしてできれば一度は止まって下さい。左に寄りながら走っている車を追い越すのは正直危なっかしく、対向車線の車も来ていたら正直追い抜くのは怖い。事故のリスクがあります。

サイレンを鳴らして走り、急ぐにはそれなりの理由があります。火災や事故、急な病気などにより生命を脅かすような状態になっている人がいるかもしれないと言うことを考えて頂けたら幸いです。


明日は仕事です。