前回の当番は11件。夜仮眠を取るまでは少ないペースで来ており、これは久しぶりに1ケタ台で終わるか!?なんて思ってたんですが、終わってみればいつもどおりでした。
そんなに甘くは無かったですかね…
今週は勤務の都合で当直の代わりに日勤を連続で。3日間は朝出勤して夕方には仕事が終わると言う普通なようで、ある意味新鮮な1週間となります。
今日は朝ちょっとゆっくりでしたが、明日と明後日は朝早く出勤。ちょっとしたサラリーマン生活です
さて今日のお話は119番通報。
たぶん色々書いてくと長くなりそうですので、とりあえず『その1』なんてサブタイトルを付けてみました。
火事や救助事故、または救急要請の時の消防への緊急通報ダイヤルは『119』となります。(既にご存知だと思いますが)
そんな通報時に聞かれること、こちらが知りたい情報はお聞きしますので、基本的には聞かれたことに対して答えて頂ければOK。
しかし、ある程度知っておいてもらえればと思い、大体の流れをまとめてみましたのでご紹介したいと思います。
これは、私の勤める消防を例としてのお話ですので、多少の差異はあることをご理解下さい。(そんなに変わりはないと思っていますが)
・火事の場合
①119番消防署、火事ですか?救急ですか?(火事です)
②消防車の向かう場所を教えて下さい。
③その建物は何階建てか?また、何が燃えているか?
④あなたは安全な場所からの通報であるか?(※危険を感じたらすぐに逃げて下さい)
⑤負傷者、逃げ遅れはあるか?
⑥初期消火はどうか?(やった、やってない、できない等)
⑦最後に、名前、電話番号を教えて下さい。
・救急の場合
①、②に関しては同じ。(②に関しては救急車の向かう場所となりますね)
③具合の悪い人、ケガをした人の年齢と性別を教えて下さい。
④具体的にどうなのかを聴取(お腹が痛いとか、頭が痛い、車との事故でケガをした場所など)
⑤最後は火事の時と同じ、名前と電話番号。
だいたい119番の指令員はこのようなことを聞いてきます。これらのことを慌てずに伝えて頂けたらと思います。
ちなみに全部を聴取してから指令を出すと言うわけでは無く、消防車・救急車の向かう場所、事故種別、燃えている物(場所)が分かった時点で電話切らなくても指令は出しています。
通報するにあたって、理想は固定電話からがベスト。
と言うのも、固定電話からかけることによって発信地が特定できるため、消防車両の向かう場所がすぐに特定しやすくなるメリットがあります。
しかし、今や誰もが携帯電話を持つ時代。携帯から119番通報が入ることも多くなっています。持っている電話ですぐに通報できるメリットはあるものの、場所が特定できないことには指令が出せないことも考えられます。
最近の携帯ではGPS機能がついており、その機能が効けば誤差はあるものの通報場所がほぼ特定できます。
しかし、GPSが効かない場合は、住所や目標物が無いことにはどうにもならないのです。
可能であればGPS機能をONにして通報できれば、大体の場所が特定できます。
携帯から通報する場合、できる限り場所を確認してから通報して下さい。交差点、バス停、駅の名前、近くにある建物の名前、店の名前などを探して。
もしくは、その建物から電話をかければ、その住所を発信地表示システムで拾える可能性もあります。今はなかなか見かけなくなってしまいましたが、公衆電話からの通報も良いですね。
なお、通報する場合、できる限り市町村名から伝えて下さい。携帯の場合、電波の都合上他の消防本部に繋がる可能性があります。もし管轄外で受信した場合は転送してくれます。
そして固定電話からかける場合でも、確認の意味で同様に消防車・救急車の向かう場所をお聞きします。
その時にも慌てることの無いよう、家の固定電話の周りに自宅の住所を書いておくのも一つの方法。地域の訓練や救命講習とかでもそんなお話はさせてもらっていますね。
私自身、119番を受ける指令業務はやったことは無いのです。が、一度指令室を見学させてもらった時に学んだこと、あるいは訓練指導する際に勉強した知識の中で今回この記事を書きました。
前述していますが、これはあくまでも一例。各消防組織によって、事案によって多少の差異はあると言うことをご理解頂きながら、大体こんなこと聞かれるんだなって頭の片隅に入れてもらえたらと思います。
明日も仕事です
そんなに甘くは無かったですかね…
今週は勤務の都合で当直の代わりに日勤を連続で。3日間は朝出勤して夕方には仕事が終わると言う普通なようで、ある意味新鮮な1週間となります。
今日は朝ちょっとゆっくりでしたが、明日と明後日は朝早く出勤。ちょっとしたサラリーマン生活です
さて今日のお話は119番通報。
たぶん色々書いてくと長くなりそうですので、とりあえず『その1』なんてサブタイトルを付けてみました。
火事や救助事故、または救急要請の時の消防への緊急通報ダイヤルは『119』となります。(既にご存知だと思いますが)
そんな通報時に聞かれること、こちらが知りたい情報はお聞きしますので、基本的には聞かれたことに対して答えて頂ければOK。
しかし、ある程度知っておいてもらえればと思い、大体の流れをまとめてみましたのでご紹介したいと思います。
これは、私の勤める消防を例としてのお話ですので、多少の差異はあることをご理解下さい。(そんなに変わりはないと思っていますが)
・火事の場合
①119番消防署、火事ですか?救急ですか?(火事です)
②消防車の向かう場所を教えて下さい。
③その建物は何階建てか?また、何が燃えているか?
④あなたは安全な場所からの通報であるか?(※危険を感じたらすぐに逃げて下さい)
⑤負傷者、逃げ遅れはあるか?
⑥初期消火はどうか?(やった、やってない、できない等)
⑦最後に、名前、電話番号を教えて下さい。
・救急の場合
①、②に関しては同じ。(②に関しては救急車の向かう場所となりますね)
③具合の悪い人、ケガをした人の年齢と性別を教えて下さい。
④具体的にどうなのかを聴取(お腹が痛いとか、頭が痛い、車との事故でケガをした場所など)
⑤最後は火事の時と同じ、名前と電話番号。
だいたい119番の指令員はこのようなことを聞いてきます。これらのことを慌てずに伝えて頂けたらと思います。
ちなみに全部を聴取してから指令を出すと言うわけでは無く、消防車・救急車の向かう場所、事故種別、燃えている物(場所)が分かった時点で電話切らなくても指令は出しています。
通報するにあたって、理想は固定電話からがベスト。
と言うのも、固定電話からかけることによって発信地が特定できるため、消防車両の向かう場所がすぐに特定しやすくなるメリットがあります。
しかし、今や誰もが携帯電話を持つ時代。携帯から119番通報が入ることも多くなっています。持っている電話ですぐに通報できるメリットはあるものの、場所が特定できないことには指令が出せないことも考えられます。
最近の携帯ではGPS機能がついており、その機能が効けば誤差はあるものの通報場所がほぼ特定できます。
しかし、GPSが効かない場合は、住所や目標物が無いことにはどうにもならないのです。
可能であればGPS機能をONにして通報できれば、大体の場所が特定できます。
携帯から通報する場合、できる限り場所を確認してから通報して下さい。交差点、バス停、駅の名前、近くにある建物の名前、店の名前などを探して。
もしくは、その建物から電話をかければ、その住所を発信地表示システムで拾える可能性もあります。今はなかなか見かけなくなってしまいましたが、公衆電話からの通報も良いですね。
なお、通報する場合、できる限り市町村名から伝えて下さい。携帯の場合、電波の都合上他の消防本部に繋がる可能性があります。もし管轄外で受信した場合は転送してくれます。
そして固定電話からかける場合でも、確認の意味で同様に消防車・救急車の向かう場所をお聞きします。
その時にも慌てることの無いよう、家の固定電話の周りに自宅の住所を書いておくのも一つの方法。地域の訓練や救命講習とかでもそんなお話はさせてもらっていますね。
私自身、119番を受ける指令業務はやったことは無いのです。が、一度指令室を見学させてもらった時に学んだこと、あるいは訓練指導する際に勉強した知識の中で今回この記事を書きました。
前述していますが、これはあくまでも一例。各消防組織によって、事案によって多少の差異はあると言うことをご理解頂きながら、大体こんなこと聞かれるんだなって頭の片隅に入れてもらえたらと思います。
明日も仕事です