消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

保育参観

2012-01-29 22:50:04 | 育児日記
昨日の土曜日に、子どもたちが通う保育園で保育参観&懇談会がありました。

当日嫁は休みでしたが、私は勤務明け。仕事が終わってから駆け付けたとしてもどう考えても集合時間には間に合わず。

ですが少しでも早く行きたいと思い、勤務交代の時間になったらすぐに着替えて帰らせてもらえるように上司にお願いをしまして、即帰宅の途へ。

バスもいつもより早い便に乗れましたし、電車も早いのに乗れまして、おかげ様でどうにか早く保育園に到着することができました。

救急出場して延長勤務になってしまえば、それはもう諦めてましたけど…


肝心の子どもたち、直前まで熱が1週間ほど続いて登園できるかどうか微妙なところでしたが、当日なんとか熱が下がって登園できることになりました。


いつもの保育の様子を見てもらうべく、いつもと同じような生活習慣でのスタート。

しかしムサシ家は子ども2人でしたが保護者は当初嫁一人。兄弟で部屋が違ったため最初は嫁も行ったり来たり。子どもたちにとってはママがいたりいなかったりと言う状態に。

私が着いたのは始まってから1時間ほどしてから。その時嫁は次男のところにいましたので、私はそのまま長男のところに。

最初に見た長男は泣いていました。ママがいなくなって淋しかったのかな?でも、私の姿が見えてからは笑うようになり、時々私をチラッと見ますが、あとはずっといつもどおり先生やお友達と遊んでいました。


いつもの保育の様子を拝見させて頂きましたが、先生も大変ですね

この日は新聞紙を使っていろいろな遊びをしていました。広げたり丸めたり、ちぎってビニールプールに入れたり雪に例えてみたり。

それだけ散らかせば片付けるのも大変だな…なんて思ってましたが、片付けさせるのもごく自然に。さすがだなって思いました。

これは家でも使えるなって思い、収穫でしたね


次男とは部屋が違ったため、次男の方に顔を出すことはできずじまい。嫁から色々話を聞きましたが、終始ニコニコしていたようでした。

見てやれなくてごめんね


共働きのために保育園に預けることになり、最初の方は本当に泣いてばかり。これで良かったのかな、かわいそうなことをしたかなって正直悩んだり後悔したこともありましたが、今では保育園で先生やお友達と遊ぶのを楽しみにしており、私が休みでも保育園に行きたがります。

親元を離れたことにより違う世界が開けたようですし、子ども同士の世界で色々なことを学んだ子どもたち。それを見守ってくれた先生方に感謝。急激に言葉を覚えたり、自分でやるようになったりとこの1年でずいぶんと成長しました。それを垣間見れた保育参観でした。


明日は仕事です。

大渋滞

2012-01-26 22:12:09 | 消防・救急
前回の当番は5件。単純に考えて平均の倍の出場。

通信勤務も真夜中にあり、夜中の出場もありで寝不足。しかしいずれも直近の病院で収容OKでしたので、距離は走りませんでした。

通勤の方が疲れたかな?って思うぐらいでしたし…


先日私の住む地域でも雪が降りました。

当番日の前日夜から降ってきて、寝るまでに積もり始めました。こりゃ明日の電車途中で止まっちゃうかな…と考えて、代替手段のバスで通勤することに。それを見越して朝は早く自宅を出ました。

渋滞も予想して出発しましたが、その予想をはるかに超える超がつくほどの大渋滞。

原因は坂を登れなくなった大型トラックが立ち往生。それを追い抜かそうと反対車線に出た車もスタックしてしまい、両方の車線を塞いでしまう事態になっていました。

バスも最初はノロノロながらも動いていました。やっぱり渋滞してるなとその時は思ってましたが、あるところから全く動かなくなりました。30分以上経っても全く動かず。事故かな?とも思いましたが、待てど暮らせどバスが動きませんので、歩いて消防署まで向かうことにしました。

もうこの時点で遅刻決定でしたけど


バスを降りてちょっと歩いたら前述した立ち往生したトラックと乗用車を見つけました。もう救援の手配はしたそうですので、それから消防署へ渋滞の起点を参考連絡し、約7kmの道のりを歩きました。

スニーカー+渇いた路面であればスタスタ歩けましたが、凍った路面を革靴で歩きましたので足も疲れました。

途中でやっぱりツルツル滑ってる車も見かけましたし、こんな路面の中を自転車で走っている人も見かけましたし…。

いくらなんでも…ね


結局消防署の前まで渋滞は続いていました。渋滞の影響を受けたのは私だけでなく、ほとんどの職員が遅刻。

引継ぎまでに集まれたのは3人ぐらいだったと後から聞きました


着替えて車両の引継ぎをしている最中に早速出場。渋滞の中をアイスバーンになっている道路を走るのにいつもより神経を使った当番でした。




明日は仕事です。

次男とお留守番

2012-01-23 22:41:34 | 育児日記
今日はお休み。一日さえない天気でした。

昨日の夜から次男の調子が悪く、一時期熱が38℃台後半。それに伴って鼻水と痰が絡んだような咳をしています。

これだけの熱がありましたのでさぞ身体はだるいかと思いきや、いつもと変わらず平気で遊んでいる始末。長男とケンカしながら過ごしています


今朝になって熱は極端に下がって36℃台後半。次男の平熱は37℃ちょっとですのでいつもよりちょっと低い。でもこれで高熱ではなくなりましたが、まだ咳も鼻水も続いておりますし、今週末には保育参観も予定されていますので小児科へ連れて行きました。

風邪がうつると困るので長男は保育園へ。いつもケンカばかりの兄弟ですが、お互い寂しそうでした


次男の診察結果はインフルエンザでもロタウイルスとかでも無く、ただの風邪でしょうとの診断。

ただ喉が真っ赤なのと鼻水、咳がありましたのでその薬をもらって帰ってきまして、午後は共にお昼寝でした。


いつかの日記にも書いたかもしれませんが、次男と長時間二人っきりと言うことがあまりありません。

まだ長男だけだった頃はそれなりに面倒みたりどこかへ連れて行ったりしてましたが、次男はどうしても長男とセットになることが多く。長男の影に隠れているわけではないですが、普段の生活でいつの間にかできるようになっていたことにも気づきにくかったりします。

もう1歳半になりましたが、気づけばいくつか単語が出るようになりました。『ママ』、『ワンワン』ははっきりと言い、『ここ』、『ちゃ(お茶の意)』、『トー(きかんしゃトーマス)』は時々。ごく稀に『パパ』と言います。

物や人の区別や判断も少しできるようになりまして、ママはどこ?お兄ちゃんはどこ?パパはどこ?と聞けばそれぞれ指で示しますし、読んだ絵本で『アンパンマンはどれ?』と聞けばちゃんと指で示します。

成長したなぁ~ついこの間まで長男に『あかちゃんまん』って言われてたような気がしてたのにね

嫁を呼ぶ時にはちゃんと『ママ』と言ってますが、私を呼ぶ時も『ママ』。

パパはどこ?でちゃんと私を指さしますが、『パパ』と言う単語が完全に出てくるにはもう少し時間を要しそうですね。


あれから熱も上がらずの次男、明日は保育園大丈夫そうですが、今度は長男が38℃台の熱を出しまして保育園からお迎えコール。

しかし、帰ってきてからは次男と同様元気いっぱい。熱を測ってみましたが、これも37℃台。

ちょっとだけ声が変な感じもしますが、鼻水も無いし咳もしないし大丈夫そうかな?


明日は仕事。

さっき外見たら雪がだいぶ降っており、積もり始めています。明日の通勤電車、大丈夫かな

雪対策

2012-01-22 22:57:07 | 消防・救急
昨日は1件、ここのところは件数も少なく比較的穏やかな(?)感じがします。

夜中も無いし、非番はそれほど疲労感もないので昼寝もせず。なので昼間に運動できるのが良いですね


さて昨日は、私の住む街でも雪が降りました

あまり雪とは縁が無く、どちらかと言えば降るとだいぶ迷惑な感じ。子どもの頃こそ雪が降れば遊びの幅が増えて嬉しかったのですが、今となっては足元が悪くなるし、下手すりゃ電車止まっちゃうし救急要請は増えるし…であまり良いイメージはありません。

朝自宅を出た頃は雨でしたが、署に近づくにつれて雪になりました。

結構いい勢いで降っていましたが、辺り一面積もる感じでは無く。歩道にはうっすらと、人が足を踏み入れないようなところではちょっとずつ積もってはいましたが、車の往来がある道路上ではただ路面が濡れただけでした。


12月に入ったぐらいから雪や路面凍結対策のため、救急車もノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えましたが、今回雪が降ったことによりタイヤチェーンも準備しておくようにとの指示がありまして、引継後早速チェーンの装着訓練を実施しました。

結果的にはスタッドレスで事足りるぐらいの積雪量でしたが、主要な道路ばかり走るじゃなく、細い道とかを入った先が現場となる可能性もあったため、タイヤチェーンを救急車に積載しておくことに。もし必要な時は現場で取りつけることとなり、すぐに装着できるよう午前中いっぱいかけて何度も繰り返しての訓練。


自宅用には持っていませんが、過去に実家の車やアルバイトしてた時(ガソリンスタンド)にチェーン脱着の経験がありましたので、ちょっと触れば大丈夫かな?と思ってたのですが、今までに見たことの無いタイプのゴムチェーンでして、一から装着方法を確認することに。

これがなかなか慣れずに苦労しまして、途中で救急指令入っちゃったらどうしよう…って本気で考えちゃいました(苦笑)

去年から(今の署に)いましたが、覚えが無いと言うことはたぶん、去年は触らなかったんだろうな。雪降った覚えも無いような…?


車の移動を要するタイプのゴムチェーンでしたが、つなぎ目の無いタイプでしたので装着後の走行性能も良い物。

ホームページで評判云々調べてみましたが、やっぱり走行性能を考えたら一番良いタイプのようですね。その分値も張るようですが

慣れればそんなに苦労はしないような感じがしました。


訓練も終わって、しばらくしてから救急出場。

チェーンは取りつけず救急車内に積載したまま出場。雪はまだ残っていましたが、チェーンをつけるほどではありませんでした。

そのまま車内収容して病院へ搬送、この当番はその1件だけで終わりました。もう夕方からは雨になっており、雪も雨でほとんど融けていました。


私達の部隊ではありませんでしたが、他署では出場が重なったようです。雪が降るとどうしてもね…



明日は休みです。






追伸


神戸で救急隊員が亡くなってしまう事故が起きました。

この事故で色々思うこと考えることは多々あるけれど、明日は我が身と思うと同時に、故人の冥福をお祈り致します。

水上高原

2012-01-19 22:58:17 | 
先日の休みを利用して、1泊2日で群馬県の水上高原まで行ってきました

目的は子どもの雪遊び、なので今シーズン2回目のゲレンデへ。今回は嫁もボード持参、私のは置いて行きました。

普段雪とあまり縁がなく、降ったとしても積もるほど降るのは稀。辺り一面雪景色と言うのを子どもたちに見せてあげたくて年末に一度ゲレンデへ連れて行ったのですが、子どもたちも夢中で遊び喜んでくれたので今月も行くことに。ちょうど休みの振替がありましたので、1泊することにしました。


親は早起きして支度して、子どもが起きたら着替えさせて出発する計画。元々起きるのは早く、遅かったとしても6時には起きる子どもたちですので6時~6時半頃をメドに出発できればと。

期待どおり5時半には勝手に起きてくれましたので、そこから着替えさせて出発。朝ご飯は車の中で摂ることにしました。

道中ゲレンデが近づくに連れて雪道となりましたが、スリップするわけでもなく無事にホテルに到着。チェックインの時間まではまだ時間がありましたが、時間もお昼の少し前でしたので、混む前に先に昼食。それから着替えてゲレンデへ行き、キッズエリアでチェックインの時間までずっと遊んでいました。


持参したソリと、ゲレンデにあったチュービングをお借りして滑って遊んでの繰り返し。

長男は慎重な面がありますので怖がるかな?と思ったのですが、思いのほか楽しかったらしいです。最初の方こそ私や嫁と一緒に乗って滑っていましたが、慣れてくれば『一人で滑る!』って言い出しまして。

大丈夫かな?とも思いましたが、挑戦する気持ちも汲んでやりたくて一人で挑戦させることにしました。

チュービングですのでひっくり返ることもなく、無事に下まで。やっぱり楽しかったらしく、以後はずっと一人で滑りたがりましたので満足行くまで滑らせて遊びました。

次男はまだ1歳なので、さすがに1人で挑戦させるのはやめましたけど

次男もチュービングは楽しかったようで、滑れば笑顔でした


ちなみに写真はソリ遊びをする長男。

チュービングと同様にこれも『一人でやる!』と言い出しましたので挑戦。

最初こそ快調にバランス取って滑ってましたが、この写真を撮った直後に思いっきり転倒しました。

多少痛かったようでしたが、パウダースノーであったためクッションが効いておりダメージも少なく。そして泣かなかったのが偉かったな

次男は私と一緒に滑りましたが、滑ってる途中で雪をだいぶ巻き上げまして、斜面を降りたら顔じゅう真っ白に。次男には不評でした(苦笑)


ソリ遊びに飽きて子どもたちは別の場所で雪遊び。その間嫁は久しぶりのスノボへ。

何年ぶりかだそうですので、リフトには乗らず斜度の緩いところで感覚を思い出しながらずっと練習していたようでした。


チェックインの時間になってホテルへ。疲れたのか次男はホテルへ向かう途中に抱っこしたまま寝てしまいました。

嫁と長男でお風呂に行き、交代で私がお風呂へ。外は寒かったですが、お風呂は熱いぐらいでした。

早めの夕食にして、次男も起きたので再びお風呂へ連れて行って、夜も早めに就寝しました。


翌日も同じ様にゲレンデへ。午前中いっぱい遊んで、お昼を食べてお風呂に入り、それから帰宅。案の定、帰りの車の中は子どもたち爆睡でした。


泊まったホテルとゲレンデが直結しておりまして、子ども連れには助かる感じでした。

子供向けのスキー教室も充実しているようで、見る限りたくさんの子どもたちがレッスンを受けていました。確か4歳からだったかな?長男も来シーズンになったらやらせてみようかなって思っています

そうしたら来年、私も一緒にレッスンを受けようかな、ド素人なので


来月また休みを取得。嫁とも日程を合わせたのでまた泊まりがけで行ってきます。

今度は2泊して長野へ行く予定。とりあえずその日を楽しみに、仕事に励みたいと思います


明日は休みです

肉体改造計画

2012-01-11 21:17:07 | Weblog
今日はお休み。寒かったですが、良い天気でした。

先日の当番の前から腰の調子が悪く、常に鈍痛があるような感じ。動けないほどではなかったのですが、脚のしびれもあって少し動くには鈍いような感じでした。

そんな調子で迎えた当直、いつもは機関員を務めている私ですが、この当直に限っては機関員を代わってもらいました。(スミマセン


元々腰痛持ちな私、もう10年以上の付き合いになります。

まだ若かったころは多少痛い、重く感じていても温湿布貼ったり一晩休めば何とかなったものですが、今となっては痛みは残り、ひどい時には脚のしびれまで発症するほどに。

何日も続き、動くのが本当に億劫になるようになったのが3年ほど前。それから接骨院に通い出し、当初通っていた所とは違いますが接骨院通いは続いています。ひどい時にしか行きませんけどね。


行く度に『これはひどい!』といつも言われる筋肉の張り具合。

接骨院の先生に言わせてみれば、私はとても身体のバランスが悪いのだそうです。筋肉があるところには十分にあるが、肝心なところを支える筋肉が不足がち。特に体幹が弱いとのことでした。

昔スポーツをやってた頃は自然と鍛えられていたのが、結婚し子どもが産まれてからはあまり運動をしなくなってしまいました。体重こそ変わってませんが、筋力はあからさまに落ちているのを実感しています。

そして、満足にストレッチをしてないと言うことも先生に指摘されました。まさにその通り…


もう昔と違って、腰が痛いのが本当に辛くなってきました。大丈夫、何とかなるが通用しないぐらい。

昨日も帰ってきてから即接骨院に行き、いつもより長くほぐしてもらってとりあえずスタスタ歩けるようにはなるぐらい。しかし、そうそう痛み、違和感は抜けないもので、家でもおとなしくしていました。

今日になりいくらか楽になりまして、歩きまわることはできましたが…


そんなわけで、年が明けてまだ間もないと言うこともあり、一念発起して肉体改造に着手することにしました。

肉体改造と言いましても筋力をつけてムキムキになるだとか、減量を目的とするわけでもなく、故障しない体づくりを目的に。

痛みはありながらもまだ仕事はできていますが、もっと重たい症状になってしまえば仕事ができなくなります。人員がいてこその仕事ですので、欠けないようにしないと…と思っています。

筋力ついたり体重が落ちるのは結果としてついてくるかな、と。今日は図書館に行ってストレッチの本を借りてきましたので早速実践することにします。

時には先生のアドバイスも少し頂き、お世話になりながら無理せずにやりたいと思います。


明日は仕事です。

出初式

2012-01-08 20:40:32 | 消防・救急
今日は本来お休みでしたが、休日を返上して消防出初式に行ってきました。

長男が最近消防車と救急車の区別がつくようになり、次男も何となくですが認識はしている様子。なので間近で見に行ける、もしくは運転席ぐらいに乗せられるチャンスかなと思い、どっちにしろ行く予定ではいました。

ですが、完全プライベートで行く予定がなぜか式典に参加することになってしまい(制服着て立ってるだけでしたが)、それは叶わず。

昨年と同様に嫁と子どもたちに会場に来てもらい、現地で案内のような感じにしようかと思ってましたが、ここ数日嫁と次男の体調がイマイチなのもあって、今年は私だけ行ってきました。


長男は楽しみにしてたようで、少々可哀相な気もしましたけど…。来年当直じゃなければ一緒に行こうね


反対番も含め、同じ署内の職員とはよく顔を合わせますが、他の消防署の職員とはなかなか会う機会もなく。

今までにお世話になった上司の方や諸先輩方、または過去に一緒に仕事した後輩との久々の再会となりました。

最初の式典が終わってしまえばもう私の役は終わりでしたので、後はお見かけした上司や先輩の方々への挨拶回りがほとんどでした。

家族が来られている方々もたくさんいらっしゃいましたね


例年お正月明けにやる消防出初式。

最初の式典の時から来られている来場者の方もいますが、最初の方はわりとまばら。

後半の災害を想定した消防演技になるにつれて人が多くなります。


お目当てが分かるようで…


式典中は防寒衣を着れませんので寒さ対策をしましたが、思ったより気温も高くて少々暑く感じるぐらいでした。

2年連続で出初式に参加しましたが、来年は自分が勤める消防の出初式ではなく、生まれ育った街の出初式を見に行きたいと思っています。

他所ではどんなことやるのか、どんな車両があるのかも気になりますしね


明日は仕事です

Load & Go

2012-01-05 21:53:00 | 救急隊の本音
今日はお休み。子どもたちと嫁をそれぞれ送り届けた後は夕方まで自分だけの時間。

いつも走っているランニングコースをちょっと変えてみたり、図書館に行き勉強をして…と言う感じで過ごしました。

もうお正月の雰囲気は抜け、いつもの日常に戻ったような街中の雰囲気でしたね。


さて今日は仕事の話。いつかの救急現場を振り返って思ったことです。

バイクの単独交通事故により、負傷者が1名いるとの通報内容。頭を負傷しているとの情報でした。

受け持ち区域内での事故でしたので、直近の私達が出場。現場到着時には道路上で仰臥位(ぎょうがい、仰向けの状態)で倒れていました。

事故を目撃した人が、救急隊が到着するまで付き添って下さっていました。隊長が状況を伺うのと同時に、残った2人で処置に当たるわけですが、どうも通報内容と聞いた話が噛み合わず。

実は単独の交通事故ではなく、バイクが絡んだ交通事故。負傷していたのは歩行者でした。傷病者接触時に発語はありましたが、意味不明な言葉に不穏状態。

バイクもほぼノーブレーキで衝突していることから高エネルギー外傷(※1)と判断してLoad & Go(※2)を宣言。現場で最低限の処置をして救急車内収容、その後も最低限医療機関に送らなくてはいけない情報、バイタルサインを測定してすぐに現場出発。搬送先は救命センターでした。


傷病者接触時から病院到着まで意識レベルは良い方だとは言えませんでしたが、レベルが落ちることはなく持ちこたえたまま救命センターへ収容。色々と手は尽くしたようですが、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。


搬送先の病院まで遠かったのと、状態から少しでも早く医師の手を…と言うことでドクターカーやドクターヘリも選択肢としてあったのですが、どちらも運悪く出場不能。

運行時間外と言うのもあったし、先に別の事案に出場中と言うのもありそれらが使えなかったことがとても残念だったこと。

バイスタンダーが現場にいて、交通外傷時の基本となる頭部保持がなされていたこと。(詳しく聞きませんでしたが、たぶんそれなりの知識をお持ちの方なのかな?と推測)

同じくしてたまたま現場の近所の方が毛布等でくるみ、交通整理をしてくれていたこと。それに引き換え、救急隊が着いた頃既にパトカーが1台いましたが、交通整理を代わるわけでもなく傷病者に付き添うでもなく。ただ単に事故を起こしてしまった運転手から話を聞いてるだけと言うのを見てしまい、なんか無性に腹が立ったこと。そんなの後にできないのか!と率直な気持ち、そう思いました。

目の前で倒れている人をに声をかける、手を差し伸べるのよりも、加害者から話を聞くのが優先されるのか…と思えば、正直警察官にならなくて良かったなと。


この救急現場を振り返れば、色々と思うことがありました。

ドクターカー、ドクターヘリどちらかでも使えれば違う未来があったかな?とも思いましたが、ドクターカーもドクターヘリも、救急車も含めて変な話ですが『早い者勝ち』。

ほぼ同時期にCPA(心肺停止状態)の傷病者、片や酔っ払いとか本来ならば救急車の必要のない傷病者が発生し、本来ならば必要のない方が先に通報が早かったために直近の救急車が出場。そしてほんの少し通報が遅かった、より重症度、緊急度の高いCPAの傷病者の元へは遠くの救急車が来ると言うことも現実には起こっています。

そう考えると運が悪かったのか…。でも、その一言で片づけてしまって良いものなのか。もう少し何かできなかったか。

この事案から本当に色々なことを考えさせられたような、そんな感じがしました。

まとまりの無い話ですみません。ただ、こんなことが現実にはある言うことを知ってもらえたらと思っています。


明日は仕事です




※1 高エネルギー外傷(高エネルギー事故とも言う)

身体に大きな力が加わり、生死に関わるような外傷を負っている可能性があること。具体的な例を挙げると以下のとおり。

・高所からの墜落
・車、バイクの損傷度が大きい
・車(バイク)と歩行者の距離がだいぶ離れている、または5m以上跳ね飛ばされた
・車(バイク)×歩行者または自転車の交通事故
・体幹部を挟まれた
・車が横転している
・救出に時間を要した(概ね20分以上)


※2 Load & Go(ロードアンドゴー)

上記のような高エネルギーによる受傷の場合、生命危機に関わるような最低限の処置を行い、早期の現場離脱をすると言うもの。

生命危機に関わらないような負傷部位に関しての処置は極力省略し、とにかく一刻も早く救命センター等の高次医療機関への搬送を優先する。

本年もよろしくお願いします

2012-01-04 21:15:05 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。


お正月3が日も明けて、まだ休みだと言う方もいらっしゃるかと思いますが、今日から仕事始めと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私はいつもどおりのローテーション勤務のため変わりありませんが、嫁は今日から仕事始め。子どもたちも今日から保育園。

6連休明けとなった嫁はだいぶ調子が狂っているらしく、また体調不良も重なって今日はだいぶ疲れが出たようで早々と眠りにつきました。ピークは越えたようですが、私が仕事に行っている間が一番辛かったようでした。(言ってくれればこっちも行動に移せたのに…と思いましたが)

子どもたちの保育園も、久しぶりの保育園に泣きだす子どもたちも多かったようですが、我が息子たちは明日から保育園だよと言い聞かせていたのが功を奏し、泣かずに朝はバイバイできたそうです。年末年始でずっと一緒にいたから寂しさもあったかと思いますが…よく頑張ってくれました。


私は前述したとおりローテーション勤務のためいつもとあまり変わりませんが、お正月ぐらいはのんびり過ごそうと訓練も事務仕事も特にせず、災害出場に備えるのと通信勤務のみ。

しかし年末年始は救急需要が多くて、大晦日も忙しくまた昨日の勤務も忙しく。年を越して早々に1件出場しましたし、寝不足のまま両日の勤務を終えました。

帰宅途中、実家に向かう途中の電車やバスの中では思いっきり寝てましたからね


お正月も特にお正月らしいこともせず。それぞれの実家に顔を出し、駅伝みて昼寝して、ちょっと買い物に出て…と完全にダラダラした生活でした

3が日も過ぎ、仕事始めもむかえてしまったため初詣とかも行っておらず。消防出初式が来週に控えておりますので、それが終わったら家族で神社にお参りに行こうと思っています。


昨年も家族皆が特に大きな病気もせずケガもせず(私は少々怪しいケガがありましたけど)に過ごせた1年。また今年も同じように家族皆が元気で過ごせれば良いなと思っています。

今年はあれやろう、これやろうなど色々考えは巡っていますが、健康あってこそ。生きていることに感謝しながら過ごす1年にしたいと思っています。

相変わらずの不定期更新になってしまいますが、また今年もお付き合い頂けたら嬉しく思います。

そんなわけで、今年もよろしくお願い申し上げます


明日はお休みです。