消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

明日で最後

2013-03-30 22:32:23 | Weblog
今日はお休み。曇りの予報ですが雨が降りました。嫁のみ仕事だったため、ムサシ家の男3人でお留守番。

降水確率もそんなではなかったので、自転車に子どもたち2人乗せてどこか行こうかと思いましたが、雨のため断念。

雨と言っても霧雨みたいな感じ。なんか、中途半端感は否めなかったですね

晴れたらちょっとしたお花見と言うか、桜を見に行きたかったんですが…。来週まで持ちそうにもなさそうだし


結局車でツタヤに行き、子どもたちのDVDを借りて帰ってきて、それ見て昼寝して夕方嫁を迎えに行って。そんな感じでわりとダラダラして過ごしました。


3月も明日でおしまい。年度で区切れば、4月から新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。

そんな私も、4月からは新しい消防署での勤務が始まります。1日は非番になるため、実際に新しい署で勤務するのは2日から。

明日は今の消防署最後の勤務となります。


今の署に異動するまでは、平均して7~8件。多くて2桁の救急出場。それが、今の署に異動して件数は減った。

救急(に限らずと思いますが)って露骨に人口比が出るところ。管内の人口が多ければその分件数も多い。

今の署は人口が市街地に比べて多くない分、それに比例して出場は少なかった。でも、管轄はとても広かったし、市街地とは違った救急需要があってある意味新鮮だった。

活動の幅が広がったと言うか、この署にいた3年間で視点がまた随分変わったなと言うのが率直な感想です。

お互いが協力しなくてはいけない…って言う、ある意味この仕事の大前提を改めて身にしみたかなって。これが、消防と言う仕事に限らず、多方面でも言えることなのでしょうけど。

それに気づけて良かった。この署に来て良かったなって思いました。消防署がだいぶお古なのがキズでしたけど


今度の消防署はうちの消防で一番救急出場が多いところ。身体だけは壊さぬように…と色んな方から心配(?)の声も頂き。

後は、人間関係。ちょっと難アリ?かもしれませんけど、逆の発想で、その壁を乗り越えれば怖いものは無くなるわけで。

試されてるか?と思えば、やってやろうじゃないか!とも思うわけで。


家から近いのは助かるし、子どもたちが通う保育園が消防署見学に来るかも!と思えば、楽しみもあるし。

営業かけてみようかな?なんてね


私の後任の方&残る上司の方に4月以降にやって頂くことなど、諸々の申し送り関係については前当番までに終わらせました。

明日の最後の当番は身辺整理が主ですね。同じく異動される方で既に荷物をまとめた方もいらっしゃいますが、私はこれから。

救急出場の合間に荷物片付けて、当番勤務が明けたら引っ越しをして。新しい消防署での仕事が始まる。


今の署最後の仕事も、新しい署での最初の仕事も、頑張って『良い仕事』をしたいと思います

人事異動

2013-03-27 23:30:08 | 消防・救急
前回の当番は4件。いつもよりはちょっと多かったです。

でもそのうちの2件は夜中の出場。寝不足だったために夜はいつの間にか寝てしまいました。気がついたら朝でした(苦笑)


さて、3月も終わり。年度末です。

この時期は人事異動の内示の時期。ソワソワする時期です

異動があるのかないのか。今度は誰が来るのか…色んな思惑が交差する時期でもあり。先日、私の職場でも異動内示が行われました。

頂いたコメントでも触れましたし、結論から申し上げると私も今回異動の対象になりました。

今の署長いので、そろそろ(異動対象に)引っかかるだろうと。その目論見どおり、異動対象者は別室に呼ばれ。

ですが、異動先は思いもよらぬ場所でした

(私を)そこに持ってくるか…と


今と変わらず4月からも救急車に乗っていますが、勤務サイクルがズレました。

今までは電車&バスで1時間半ほどの通勤時間でしたが、今度は自転車で15分かからないぐらい。

通勤はグッと楽になったし、勤務サイクルズレてくれたおかげで子どもたちの誕生日に休みを取らなくても良くなった(共に非番)んですが、うちの消防で一番救急出場が多いところへの異動となりました

署に帰れない、食事が取れない、寝れないの3拍子が常に揃うところ。健康を害さないか心配…


それに、今度私が異動する署は、子どもたちが通う保育園が消防署見学に行くところ。

先日、長男のクラスが消防署見学に行って、消防車やらはしご車やら色々見せてもらったようです。長男は、『パパは?』と探してたみたいですけど

2年か3年ぐらい残っていれば、今度は次男が来るかな?それに、消防訓練とかで行く機会もあるだろうし。

それはちょっとした楽しみだったりします(笑)


今日の休みを利用して、当直責任者に挨拶に行ってきました。今度お世話になる救急隊長にも挨拶したかったんですが、残念ながら出場中。

しばらく待たせてもらいましたが、帰署途上にまた呼ばれてしまったりでずっと帰ってこなかったので、引き揚げさせてもらいました。夕方は子どものお迎えも行かなきゃならなかったし。

この『帰ってこない』が4月から私の身にも降りかかるんでしょうけど


今の署もあと2当直。最後の当直が終わったら引っ越し作業とかあって大変だけど、頑張ります

明日は仕事です

こどもちゃれんじ

2013-03-21 21:21:04 | 育児日記
今日はお休み。今日はそれほど暑くなく、この時期こんなもんかな?ぐらいの気温。

本日も長丁場を走るLSDトレーニングをやってきたんですが、暑くならない分良かったです。最近では初夏のような気温だったりする日もありましたからね…。

気温が高い日が数日続いたせいもあって、近所の桜もだいぶ咲き出してきました。もうそろそろ満開を迎えそうな感じ。早いですね、今年は

来月上旬には桜の名を冠したお祭りがあるんですが、その頃に果たして桜は残っているんでしょうか…


前フリはさておき。今日のお話はタイトルどおり『こどもちゃれんじ』。この4月(号)からついにこどもちゃれんじを始めた長男。

話は少し遡りますが、家が近所の保育園のお友達の家に遊びに行ったのが2月の半ば。その子の家ではこどもちゃれんじをやっていました。

うちの長男も初めて目にするわけではなく、ダイレクトメールで存在は知っていました。そのダイレクトメールも、ハガキ1枚だけで来る時もあれば、体験セットが同封されているような大きな封筒で届いたり。中にDVDも入っており、時々は『しまちゃん(しまじろうの意)みる!』と自分でDVDをセットして観てたり。

まだ長男が小さいころからわりとよく届いていましたが、時々同封されているDVDと体験用のもので十分満足していたんです。

でも、保育園のお友達の家でついに実物を目にした長男。そんなタイミングでまたまた体験セット&DVDの入ったダイレクトメールが届きまして、(なぞりんマシーン)やりたい!ってことになり

ひらがなは読めるようになった長男。次のステップは書けたら…。まだ早いとも思わなかったし、特別反対する理由もなかったけど、どんな理由であれやる気を出した今がチャンスかも…と思い申し込みをしたのが2月の終わり。

先週、待ちに待った教材が届いて、朝起きたら、保育園から帰ってきたら一目散に『なぞりんマシーン』(写真左上)に向かっています。


それだけだとただおもちゃを与えただけのような感じは否めませんので、しっかりとワークもやる。今日はやりませんでしたけど、昨日も私と付きっきりで。

鉛筆の持ち方を教えて、ワークのやり方を教えて。あまりうるさくは言わず、できたら褒める。

やる気を無くされると困っちゃいますのでね


来月号が来る前に終わらせられるよう、時間がある時は一緒に見てあげようと思います。


明日は仕事。来年度の内示が行われる日。

果たして、私の異動はあるのか?あったとして、今度はどこに行くのか?変わらず救急車に乗ってるのか、それとも変わるのか?

ドキドキしながら、行ってきます(笑)

応急手当指導員研修

2013-03-14 21:23:02 | 消防・救急
昨日の当番は3件、夜中に1つ。

ここ最近暖かい日が続いていますが、夜になればちょっと冷え込んでくるのかなーって思いきや、思ったよりは冷え込まず。

真冬には夜中の出場が身体に堪えるぐらいでしたが、ここ数当直は暖かい分、身体がよく動くような気がします(笑)

でも、今日はちょっと冷え込みましたが…


もう3月、年度末になりました。

この時期になると来年度の異動が気になり始めるところ。まだ異動してきたばっかりで(異動は)ないだろうって思ってる人から、もうそろそろ動くだろうと思っている人まで。

まだ内示の日程は示されていませんが、おそらくは来週末かな?と踏んでいます。そんな私も、実はドキドキ。

今の署の勤続年数でいえば古株な方ですので、私も異動かなと言うつもりでいます。次はどこなのか…?


年が明けてから現場配属になっている新人君も、もう少ししたら1人の戦力として現場に出ます。

今はまだあくまでも研修中の身分。出場指令がかかれば同じように出場していくのですが、まだ部隊の人数の頭数としてはカウントされてないわけで。

現場に出れば一人前と言うわけではないですが、一般の人から見れば新人もベテランも関係なし。少しでも一人前の消防職員として活躍できるようになるべく、訓練も事務的な仕事も一生懸命取り組んでいます。


そんな新人君は今回と次の当直で救急に乗ります。

出場もありましたが、合間に応急手当指導員の資格を取らせるべく、その研修を行いました。

何も知らない一般の人に、応急手当(心肺蘇生法、AEDの使い方、止血法や異物除去の方法など)を教えられるように。初任科である程度応急手当の知識は習い、理屈としては分かっているはず。それの再確認と、あくまでも何も知らない人に分かりやすく教えると言うことを目的に、その指導の仕方とか、レッスンプランとかをどうやって作るかなどの講義を行いました。

新人君一人だけで講習会場に出向いて行くと言うことはまずないけれど、最初にお手本を見せるのは大体若手の役目。それに、班分けすれば新人君が受講者何名かを受け持って、責任持って教えなければいけないんだよってこと。

何も知らない人から見れば、自分たちはプロとして見られるんだよってことを説明して。そこに、灰色の服も青い服も、オレンジの服も関係はないよって。


経験積めば話のネタも増えるし、そこはある程度場数を踏まねば身につかないところでもあるが、最低限覚えてもらわなければならない大切なことは教える人間によって差があっちゃいけないよってことを重点的に話して研修を実施。出場している間以外はほとんどそれに取りかかっていた勤務でした。

教えるにも、どうすれば良いの?って新人君なら思うこと。一から考えろって言うのも難しい話なので、私や上司のやり方を模範解答的な感じで実践し、それらを踏まえながら自分でプランを練ってみるようにしてやってみました。


知識としては持っている。あとはそれをどうやって伝えるかが指導者としての目的。

極力難しい言葉は使わない、早口にならない、理屈や根拠をちゃんと説明できれば取るのは難しくない資格です。

昨日だけでは終わりませんでしたので、また次回の当直も。出場さえ重ならなければ、次回で全て履修できそうな感じではありました。

一応最後に筆記も実技も試験を設けてますが、それも難しくはないものですし。声はしっかり出ている彼ですし、知識としてはしっかり覚えているからきっと大丈夫でしょう。

あとは相手のある講習会だから、話術を身につけれればね


明日はお休み。

色々とやっつけたい用事もありますので、それらを全て片付けたいと思います

長男、スキーをする

2013-03-09 23:12:22 | 育児日記
今日はお休み。暑かったですね。

暑かったのは今日に限らず、ここ数日はずっと。なんだか急激に春に近づいたような感じがしています。

寒いよりかは暑い方が良い私は、暖かくなってくれるのは大歓迎!…と言いたいところですが、花粉症持ちの私にとっては2月中旬から3月下旬までは一年で最も不調な時期で

急激に暖かくなった分、その分花粉も飛散。私の目も悲惨な状況です。(狙ってませんよ、笑)


さてお休みの今日は日帰りでゲレンデに行きました。

今シーズンは年末に1度行ったっきりだったゲレンデ。その時長男に、今度はスキー教室行ってみようか?と提案したところ、『うん!やる!!』と威勢の良いお返事。

しかし、それ以降誰かが風邪引いたり、一家そろって流行り目(疑い含む)になったりで気がつけば3月になってしまいました。

ことあるごとに『スキーやりたい』と長男。しかし、この時期はすっかりムサシ家恒例行事になったイチゴ狩りのシーズンでもある。どっちに行きたいか、子どもたちにそれぞれ聞いてみたところ、2人揃って『スキー』と一致。そんなわけで、行って来ました。


日帰りなため、極力近いスキー場へ。

前日にスキースクールについて電話で問い合わせしたのですが、どうやら予約は不要らしい。時間前にスキーのできる状態で来てもらえればOKとのことでした。

順調なら2時間かからないぐらいで行けちゃうぐらいの距離でしたので、逆算して自宅を出発する算段でいたのですが、その予定より少々遅れての出発。理由は、私の寝坊により…

言い訳をしてしまうと、昨日の試合(WBC、日本対台湾戦)をずっと観てまして、試合が終わったのが遅かったからです。ゴメンナサイ。

スクールの集合時間の少し前には到着したんですが、着替えてスクールの申し込み&スキーレンタルに手間取ってしまい、集合場所についたのはギリギリでした。


スキーの間はパパもママもいないから、一人で頑張るんだよって伝えて。でも、最初の方は近くで様子見。

ある程度時間が経ったところで、その場から離れました。その間に嫁は一滑り、私と次男は雪遊び。それでも一生懸命やってるところを見たかったので、目の届く範囲にはいました。

やっぱり初めての試みで、思っていたのとは違う部分もあったのでしょう。思うように歩けないし、板をつけた状態で転べば上手に立つのは難しいし。近くにいると弱音も出てましたので、その場から一時は離れていました。(それでも長男からは隠れるようにして見てましたけど)

姿が見えなくなり、諦めもついたのか途中で投げ出すこともせず最後までやり遂げてくれました。


そんな一枚




上手い下手じゃなく、一生懸命やることが大事。私が子どもたちに常々言っていること。

ましてやスキーやりたいって、長男が自分で言っていた。ちょっと弱音吐いた時、自分で言ったからには最後までしっかりやろうぜ、頑張れ!って尻を叩いて。

イヤイヤやるようだったら次回は考えものだったと思いますが、一生懸命やっていました。一緒にスクールをやっていた中では最年少だった長男ですが、ちょっと大きいお兄ちゃんお姉ちゃん達に追いつこうと一生懸命だったのが見て取れました

終わってみて感想聞いてみれば、楽しかった!でも、疲れた、と。でもカッコ良かったよ!と言ってみれば、次もやりたい!と。

単純だ(笑)でも、その純粋さが良いところです


今シーズンはもうおしまい。次はまた12月に入ってからになりますね。

今日やったことは忘れてしまうでしょうが、その時期にしかできないことを体験してもらえたら…と思います。

来シーズンは次男も3歳になっていますし、兄弟揃ってスクールに入ることも可能ですからね


明日は仕事です

勉強会

2013-03-05 23:24:15 | 消防・救急
昨日の当番は1件、夕食後にあったっきりで夜中はなし。

前回の記事にもちょこっと書いてたのですが、恐れられていた魔の3時台の救急はありませんでした(笑)

通信勤務も明け方でしたし、比較的仮眠は取れた1当番でした。


今日の勤務が終わって、家に帰らずそのまま症例検討会に出席してきました。

救急活動の中で推奨するような事案や特異な事案を発表し、その考察からドクターからのコメントをもらったり会場から質疑があったり。

当消防だけの枠内では収まらず、近隣消防から広く症例を募って定期的に開催される勉強会のようなものですね。

開催日が当番になっていたら当然参加することは不可能ですが、非番・休みで都合がつけば極力顔を出す様にしています。参考になることも多々ありますのでね


症例検討会のあとは、講義。これも広い意味での勉強会。

今日の先生の話は聞きやすかったですね


私達の消防(救急)の世界のちょっとした流行り(?)と言うものがあります。

一昔前で言えば、救急現場は原則救急隊だけの活動でした。交通事故とかで脱出不能だとかの場合、救助隊と活動するとかそう言ったことはありましたけど、例えばCPA(心肺停止)状態の時には救急隊1隊だけで活動していた。それが今ではCPA、あるいは通報時に疑われる場合には消防隊も救急現場に来て活動するようになりました。俗に言うPA連携ってやつですね。

救急隊1隊だけよりもマンパワーがある分、現場活動時間が短くなり、結果的に病院収容も早くなったと言う利点も生まれました。


また、早期に医師の管理下に置けるように、ある病院ではドクターカーを運用したりドクターヘリを活用する地域もあったり。医師が病院で待っているだけでなく、災害現場に来て一緒に活動すると言うのも私の消防をはじめ、ちょっとずつそんな流れも増えてきつつあるようです。


今日聞いたお話は、救急ワークステーションのお話。簡単に説明しますと、救急隊1隊が病院(大学病院等)に常駐し、普段は病院実習をしたりする。出場指令がかかればドクターも同乗して救急現場に向かうと言った感じです。

救急実務誌でも特集が組まれていたことがあり、大体どんなものかは知っていましたが、実際に運用している消防組織から生の声が聞けて大変参考になりました。なるほど、早期に医師の管理下に置く他にもこんなメリットがあったのか!って。


実務誌からどこどこでも始まったとかそんな情報は得ていましたが、今後も流行りのように増えて行くのかなーなんて思いました。仮眠がある程度取れてたとは言え、やっぱり非番。少しばかり眠たかったのは否定しませんが、良い話が聞けて良かったなって思いました。


普段あまり来ないところでしたので、帰りはちょっと寄り道しましたけど



明日は休みです