消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

遅い夏休み

2011-09-28 22:08:47 | Weblog
今日はお休み。嫁は仕事、子どもたちは保育園。

嫁は今週土曜日も勤務のため週6日、子どもたちも来週に迫った運動会の練習があるため今週も登園。

私は遅い夏休みを消化中、今週はずっとお休みとなります。


私は休みなわけですが、前述したとおり嫁は仕事の子どもたちは保育園。特に予定らしい予定も1つぐらいしかありませんので、今週は子どもたちの面倒を見て過ごしても良かったのですが、運動会の練習もあるため保育園に通わせています。

そのため今週は半分主婦ならぬ主夫。子どもたちを保育園に送り、その後嫁を職場まで送り。夕方子どもたちを迎えに行き、その足で嫁を迎えに行くと言う生活。

私が休みの日はほぼいつもやっていることですが、これを今週ずっとやることになります。


嫁や子どもたちがいない間は私一人の時間になるわけですが、最近はダラダラ過ごすことが多く。非番の日は寝てしまいますし、休みの日も何かやるわけではなくダラダラしています。

せっかくの休みですので、普段できないこと、やらないことをやろうと決めて、今日は洗車をしてきました。


車を買ったばかりの頃はそれこそ丁寧に洗車、洗車機にかけるなどとんでもなく、近所の洗車場に行って手洗いをして念入りに拭き取って。

雨の日にフロントガラスが見えにくくなったと思えばガラスコーティングをして、油膜がつけば油膜落としでキレイにして。

ボディもポリマーかけてみたりしていました。頻繁に洗車をしていたわけではありませんでしたが、汚れが目立ってきたら次の休みにでも洗いに行こう、そんな感じでした。1人だったから時間もありましたしね、当時は。

ですが今では手洗いする時間もなく、専ら洗車機へGO。拭き上げもパパッと済ませてお終い。手抜きするようになりました。


昔ほど車に乗らなくなった、乗っても遠出することが少なくなりましたからね。元々通勤では使わないですし、買い物か嫁子どもの送り迎え、実家に行く、そのぐらいでしか使わなくなりました。家族以外の誰かを乗せることも無くなっちゃいましたしね


室内外共に汚れもだいぶ目立っていましたので、嫁を送って行ったあとそのまま洗車へ。でも、向かった先は洗車場ではなくガソリンスタンド。

手洗いしてやろうと言う気持ちまでは上がらず、結局洗車機へ突っ込んじゃいました(苦笑)

でも、しっかり拭いて掃除機もかけて、ガラスコーティングまではしっかりやりましたけどね


ガソリンスタンドのアルバイト経験が少し活用できましたし、アルバイトしていた当時を少し思い出しました。

当時のスタッフは皆元気でいるのだろうか?


明日もお休み。今日と同じく嫁子どもを送って行ったあと、なかなか行くことができなくなってしまった献血に行こうかと考えています。

トーマスランド

2011-09-25 21:47:55 | 
先日の記事の続きとなります。

先週の連休を利用してキャンプ&トーマスランドに行ってきました。今日はトーマスランドのお話です。


トーマスランドは山梨県にあります富士急ハイランドの園内の一角にあります。

富士急ハイランドのフリーパスもしくは入園券があればトーマスランドへの入場も可能。つまり、有名な絶叫系コースターなんかも同時に楽しめるわけですが、今回はトーマスランドが目的であったため大人は入園券のみ、長男はフリーパスを購入。次男はまだ1歳児だったため無料でした。

乗り物一つ乗るのに大体200~300円ぐらい。長男の体力がどれぐらい持つか分かりませんでしたし、トーマスランドの他にも富士急ハイランドのアトラクションもいくつかフリーパスで乗れるようでしたので、子どものだけフリーパスを買ってみました。


トーマスランド内に入りまして、まず最初に乗ったのが『トーマスとパーシーのわくわくライド』と言うアトラクション。

ちなみにこれがメインのアトラクションのようでして、入ってすぐにありました。連休中と言うこともあり30分待ち。

大人なら十分待てる時間ですが、子どもにとっては非常に長い時間に感じるようで…

トーマスを目の前にして、順番で乗れないからね

『トーマスとパーシーのわくわくライド』と言う名称でしたが、この時運行していたのはトーマスとジェームス。パーシーはお休み中。

偶然にも、長男の誕生日の時に買ったプラレールで我が家にあるのはトーマスとジェームス。一緒だね~なんて喜んでいました。

ちなみに乗ったのは↓



ジェームスの方でした


着いたのが午前も終わろうかと言う時間帯で、最初のアトラクションに乗るのにも時間がかかったため、降りた頃にはお昼ご飯の時間帯。

並んでる最中から次男がお腹空いたと不機嫌でしたので、早々に近くにあったレストランへ入ったわけですが、ここも既に行列。

結局ここも30分以上並び、ようやく注文口までたどり着き。その間は持っていたパンで何とかしのぎました


その後もいくつかアトラクションを回ったのですが、どこも大体行列ができており、30分待ちは当たり前。

それでもあとちょっとだね、楽しみだねなんて待つのにストレスを感じていた長男を励ましながら回ったわけですが、普段のお昼寝の時間帯も過ぎてしまいそろそろ体力の限界。疲れが目に見えてだんだん不機嫌になってきました。

暑かったのでかき氷でも買おうかと思いましたが、売店でも長蛇の列。当初の予定ではこのまま自宅に戻る予定でしたが、予定変更によりこの後はキャンプ場に戻らなくてはいけない。そのため最後ちょっと空いてそうなアトラクションを選んでそれに乗り、帰ってきました。

案の定車に乗って動き出した途端、子どもたちはあっという間に寝てしまいました。


結局乗ったのは4つか5つぐらい。大人はその都度乗り物券を買いましたが、長男のフリーパスの元は取れなかったかな。

混雑で1つ乗るのにも待ちましたし、思いのほか時間がかかったので全部乗るまでには至らず。これが平日だったらもう少し乗れたかな

全部は乗れなかった分、また来る口実もできましたし。この反省を次に活かすことにしましょう。



明日は仕事です。

キャンプ

2011-09-22 22:23:23 | 
先日の連休を利用して、キャンプに行ってきました。

目的地は山梨県のとあるキャンプ場。ムサシ家初のキャンプ、予定外や予想外のことも多々ありましたが、無事に終わって帰ってきました。


当初の予定としては、自宅を出発してまずはぶどう狩り。そのままお弁当を食べてキャンプ場へ行ってそのまま1泊。

2日目はキャンプ場でのんびりと。近くを流れる川で水遊びをしてお昼寝をして、ちょっと周辺をお散歩してと時間で行動せずとにかくのんびりと過ごす計画。

最終日は帰りがけに長男お楽しみのトーマスランドへ行って、1日遊んで帰る計画を練っていました。


1日目の予定では自宅出発~ぶどう狩り~キャンプ場。実際に取った行動は自宅で1日過ごすことに。と言いますのも、次男が先日からの体調不良により出発できず。

だいぶ回復してきており遊ぶ体力も食欲も十分でしたが、病み上がりのため1日出発を遅らせようと言うことになりました。

キャンプ場に予約を入れていたため最悪キャンセルも考えましたが、日程変更の相談に快く応じて下さいまして、出発を遅らせると言うことで決着がつきました。


気を取り直して出発日。旅館やホテルと違って食事を自分たちで作らなくてはならないため、着替えの他にキャンプセットを持って行ったため荷物が膨大に。バンガロー泊でしたのでテントは持って行かなかった(そもそも持ってません、笑)し、バーベキューコンロ等も炊事場を借りることで済み、薪とか炭は現地調達。鍋とか食器類、食料、卓上のガスコンロ、寝袋、エアーベッドを持って行きました。


まずはぶどう狩り。昨年長男が2歳の誕生日の時に行ったぶどう農園と全く同じ場所へ。去年も来たことをうっすらと覚えている様子の長男。

去年もここ来たね~なんて言ってました。3歳児ながらこの記憶力は素晴らしい。

昨年もぶどうさえ取ってあげれば自分で皮向いて種も上手に捨てて食べていましたが、やはり3歳になり手際が良くなったと言いますか、食べ方が上手になったような気がします。

自分で食べるのに夢中だった昨年とは違い、次男にも分けてあげる優しさも垣間見れましたし、そこらにいたアリにも分け与えてました(笑)

次男も昨年はまだ生後2ヶ月。食べれずにただベビーカーに座っているだけでしたが、今年は食べさせてみました。美味しかったようで何度もちょうだいアピールがありましたが、たぶん食べすぎたんでしょうね、お弁当の時に思いっきり吐き出す始末でした。

しかも形残ってたし…消化できなかったのかな(ちょっと反省


ぶどう農場で疲れたのか、キャンプ場に行くまで車の中でお昼寝し出した子どもたち。(ある意味計算通りです

寝てる間に距離を稼ぐべく高速道路をひた走り、やがてキャンプ場へ到着。この時から翌朝までずっと雨が続きました。


受付をしてバンガローへ荷物を運んで、雨が一瞬止んだ頃を見計らってちょっとお散歩をして、夕食作り。この日の夕食は焼きそば。

子どもたちがまだ小さくて火を起こすのは危ないかな~なんて最初は考えてましたが、やはりキャンプらしいことをやろうと薪・炭を使って火を起こすことに。次男は背負い、長男は離れたところから絶対に動いちゃダメ!と念を押して火起こしをしました。

最初私が野菜を切って、嫁が火起こし。だけど一向に火がつかず。途中チェンジしてもダメ。雨が降ってて薪が湿気を含んでしまい中々着火しませんでしたが、2人がかりで苦労の末ようやく火がつきました(苦笑)

そのまま夕食を終えて、長距離移動もあって疲れたので就寝。寝た直後はそんなに寒くなかったのですが、深夜になるにつれてだんだん冷え込んできまして、明け方には結構寒かったです。

半袖だと寒いだろうから長袖を。思い切ってトレーナーを持って行ってみたのですが、これが当たりだったかな~と思っています。嫁のファインプレーですね


2日目の天気、朝のうちは雨。ですが天気予報ですとこれから晴れて蒸し暑くなるとのこと。

当初の予定では川遊びとかしてとにかくのんびり過ごす予定でしたが、3日目も同じように晴れるかが予測できないこと、雨上がりで川の水が増していることも予測して、前倒しでトーマスランドへ行きました。この時のお話はまた後日改めて記事にします。


話はちょっと飛んで最終日。この日は朝から晴れてて良い天気。

連休の最終日であったため、どのお客さんも今日で帰るようであちこちで帰り仕度をしている姿が見られました。

私達も朝食後に片付けをして荷物を積んで、一旦チェックアウトしてから川遊びをすることに。色々片付けている間、子どもたちはそれぞれで遊んでいました。


あちこちに落ちている気の実を集めている長男↓



お兄ちゃんが構ってくれないので、仕方なく1人で遊ぶ次男↓




見てると面白いものですね、大人ならあまり気にならないものに一生懸命になって遊んでいました。

片付けはどの家族も大人が中心。子どもにとっては退屈な時間らしく、隣で泊まってた家族の子ども(5歳ぐらいかな?女の子でした)と長男で一緒に遊んでいました。

そんな様子も片付けをしながら見ていたわけですが、やっぱり女の子は面倒見が良いんですね


片付けも終わってチェックアウトも済ませて川遊びへ。

浮輪を膨らませてあげて、水遊びパンツに着替えさせて、この段階で既にノリノリな長男。

川に着いてご機嫌で遊ぶ子どもたちの様子はこちら↓





長男は石を拾ってはバケツへ、次男は裸足で冷たい川へ入った感覚が不思議なのと、川の流れの音が気になる様でした。


せっかく流れがありますので、長男は浮輪につかまらせながら流れに乗せてみようと思ったのですが、足がつかなかったことに恐怖感を覚えてしまったようで、『もうやだ!帰る!』と言い出す始末。

浮輪プラス私が脇を抱えてあげてもダメ。反対に次男はものすごくご機嫌さん。川岸にあげてもまだ物足らないようで、川を指差してはトコトコ歩きだして行ってしまうのでした。

長男を去年プールに連れて行った時は大丈夫だったんだけどな…


お昼前に切り上げて、着替えて帰路へ。

道中長いので休み休み行ったのと、渋滞にもはまってしまったため家に帰り着いたのは夕方。

本当は帰ってきて1日休養日があったのですが、出発が1日遅れたため仕事の前日に帰ってきました。その日の夕食は家にあるもので適当に済ませて早く就寝。

次の日は私も嫁も仕事で、子どもたちは保育園。みんな朝は何となく身体がだるそうでした(苦笑)


子連れのキャンプは大変だったけど、いつかそれも良い思い出になるのかな?と思います。

今回キャンプは初めてでしたが、その中で持って行ったけど使わなかった、反対にこれ持ってくれば良かったなと言うのもあり、次回のキャンプ(来年になるでしょう)に繋げていきたいと思います。お金はかかるが、個人的には毛布も現地でレンタルがありましたので、荷物を持って行く量を考えれば借りてしまうのもありかな~なんて思いました。

子どもがいるとどうしても荷物が多くなってしまいますからね


2日目に行ったトーマスランドの記事については、また改めて記事にしたいと思います。


明日は仕事です。

3歳

2011-09-16 23:30:57 | 育児日記
前回の当番は0件!久々に何もありませんでした。その前の勤務がとても激務でして、夜中はずっと出場しっぱなし。本当にしんどかったです。

前回は何もなくて良かったと思ったのが率直な感想。と言いますのも、この日は体調が良くなく絶不調。

数日前に長男が引いた風邪が次男にもうつり、それが私にもうつり。久しぶりに39℃台の熱を出しました。

発熱の前に強烈な腰痛に襲われ、しかも脚までしびれが来て動くのも億劫になり、その後に高熱と言うダブルパンチだったため、ブログの更新もコメントの返信もできない状態でした。

この間の勤務は編成上機関員ではなかったため、薬を飲んで何とか1当直耐え、勤務が終わって帰宅途中に接骨院によって腰痛の治療をしまして、今はとりあえず動ける身体に戻りました。

熱も下がりましたしね



さて昨日、ムサシ家の長男が3歳の誕生日を迎えました
(今までは子どもたちをチビ&ベビームサシ君と呼んでいましたが、下の子がもうベビーと呼べるような大きさじゃなくなったため、これからは長男・次男とします)

この日は仕事明け、嫁は夏休みを取得。子どもたちも保育園を休ませまして、家族皆でお祝い。

本来の計画ならば事前にプレゼントを用意しておき、嫁がごちそうを作りケーキを買ってきてなどなど、とにかく事前に色々準備をする予定でいたのですが、ムサシ家は嫁以外の人間が相次いで体調を崩したため何もできず。

プレゼントも当日になって、長男をおもちゃ屋に連れて行って直接好きなものを選ばせる手段に出ました。(ちゃんとラッピングはしてもらい改めて渡しましたよ、念のため


そんな長男が選んだおもちゃはこちら↓



きかんしゃトーマスのプラレールです。


ちょうど1年前はアンパンマン一色だったのが、今ではアンパンマンと並ぶまでに好きになったトーマス。

保育園に行く時のカバンもトーマスですし、この間保育園で借りてきた絵本もトーマスの物。おもちゃを買いに行く時も最初はアンパンマンのパソコン!なんて言ってましたが、おもちゃ屋に行ってみれば大逆転でトーマスのおもちゃに。

セットになっていましたので、組み立ててあげて完成したのがさっきの写真。そしてレールの上を走っているトーマスを応援している長男↓



手を出すと怒られます

自分で貨車をつなげてレールの上に乗せて走らせて、それを見てるのが良いようです。なので次男がやってくると突き飛ばしてのケンカが勃発する次第。

よっぽど嬉しかったらしく、寝言でも『トーマス…』って言ってました(笑)


3歳になり言葉は達者に、自己主張は強烈に。

保育園に行き出して不安も色々あったでしょうが、同年代の子どもたちとの集団生活をとおして精神面が特に成長したかな?と言う気がします。

順番を守ったり、譲り合ったり。時にケンカになるようですが、その成果が家での生活にも出てきています。

2歳から3歳になるまでにも色々な成長を見せてくれました。4歳になる頃にはどうなっているのか、楽しみである反面、だんだん子どもらしさも無くなってしまうのかな?と考えると少々寂しい気もします。

だんだん素直さがなくなり、小生意気になりそうな感じがしてますので(苦笑)


何はともあれ、無事に3歳になってくれたことに、ここまで大きな事故も無くまっすぐに育ってくれてありがとう


さて明日から、ムサシ家のようやくの夏の(もう秋か?)イベント、キャンプに行ってきます。

キャンプの後は長男お気に入りのきかんしゃトーマスのテーマパークに行ってきます。子どもたちよ、頼むから風邪引かないでね…


それでは、明日に備えて本日はこれで失礼します。おやすみなさい

救急医療週間

2011-09-10 23:44:30 | 消防・救急
前回の当番は3件、夜中はありませんでしたが明け方に出場があり、それが引継ぎ間際に帰ってきたもんで朝は結構バタバタしたまま当直勤務を終えました。

さて、もう過ぎてしまいましたが9月9日は救急の日。この1週間はタイトルにもあります救急医療週間でして、救急医療についてもっと知ってもらおうということで、各地の消防署で様々なイベント等を行っているものと思います。

私の勤務する消防におきましても救急医療週間に伴いましてイベントを実施。多くの人が集まる店舗の一角をお借りしまして即席の救命講習会と言いますか、心肺蘇生法とAEDの説明についての体験イベントを実施。それと、やはり多くの人が集まる場所をお借りしたと言うことで、昨今問題となっております救急車の適正利用についてのお願いと言うことでチラシを配布しました。

どちらかと言うと心肺蘇生法の体験より、救急車の適正利用について周知することが一番の目的。

毎年救急の日に関連してイベントなどを計画して実施するわけですが、今まではどちらかと言うと心肺蘇生法とAEDってどんなもの?と言うところから始まり体験してもらって、普通または上級救命講習も定期的に開催していますので受講してみて下さいと言うのが主眼。それに伴って昨今救急車の適正利用をお願いしますと付け足すような感じ。

ですが今年は、救急車の適正利用を訴えることが一番の目的にきました。


数年前にも救急車の適正利用がマスコミに取り上げられてから、一時期は救急出場件数が前年を下回った時もありました。

ですがほとぼりが冷めたと言いますか、近年また出場件数が上昇傾向にあり、到着時間も遅くなる傾向にあります。

昨年は記録的な猛暑の影響もあり、我が消防においても過去最高の出場件数を記録しました。


全出場件数の半数以上が入院の必要のない軽症者。軽症患者=救急車の不適切利用ではないことはこのブログでも度々書いていることですが、中にはがっくりするようなことで、ため息の出る事案も多々あるわけです。これも今までに書いた記事をご覧になればお分かり頂けるとは思いますが…。

少なくとも救急車じゃなくても良いでしょ?と言うのも多いのが現実です。


そして、搬送した患者の年齢層を分析しますと高齢者が多いのです。

人間年齢を重ねれば病気の一つ二つと付き合いながら生きていくことも普通になっていきます。それだけ高齢の方が患者となる救急要請が増えてくるし、高齢化社会を迎える以上、人口に占める高齢者の割合も必然と増えてきますし、今後救急要請が増えてくるのも想像がつきます。

ですが、近年の不景気・財政難により救急車を増やすことも、その部隊を運用する人員も増やせないのが現実。

そして、昔はよっぽどのことが無ければ救急車とならなかったのが、近年は安易に呼んでしまう傾向にあります。タクシー代わりに使われてしまうのも多々あるのが現状。

これも増え続ける救急要請の一因となっており、本当に救急車の必要な人のもとへ遠くの消防署から救急車が来ることになり、助かる命も助からない。そんなことが今起こっています。


それらの問題を知ってもらおうと、今までにも取り組んでいた救急車の適正利用についての周知を今年は一番の目的にして臨んだイベント。

チラシ配りの際にも足を止めて下さり、詳しく話を聞いてくれる人もいれば、興味なさそうに、迷惑そうに素通りする人も。

お店の一角に設置した心肺蘇生法の特設(?)会場にも何名の方か、体験して頂きました。


すぐに劇的な効果が出るとも思ってないし、地道にやっていくしか方法はないと思っていますが、少しでも頭の片隅にでも入ってくれればと。そう思っています。

救急医療週間に伴って大々的にできるのは年1回がチャンスですが、度々開催している救命講習会や事業所の消防訓練等、そして個人的な活動となりますが、このブログを通してご紹介することにより、本当に必要な人のために直近の救急車がすぐに向かえるような環境になるように小さな力でもコツコツとやっていきたいと思っています。


ここ2週間はプライベートも仕事もそこそこに忙しく過ごしましたが、ピークは越えました。

来週は7月に台風のため行けなかったキャンプに再挑戦するのと、チビムサシ君の3歳の誕生日と言うイベントがあります。

プレゼントを何にしようか考えなきゃいけませんね


明日は仕事です。

岩手・災害ボランティアを振り返って

2011-09-07 21:36:07 | 
先日、岩手県へ災害ボランティアに行ってきました。

途中携帯から記事を更新したりコメントのお返事をさせて頂きましたが、帰ってきて改めて思ったことを書きつづっていきたいと思います。

長文になりますが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。


出発当日は夜に集合、受付で参加費を支払ってバスへ。岩手ナンバーのバスでして、わざわざ岩手から遠路はるばる迎えに来て下さったようです。

道中バスの中で自己紹介と説明を聞きながら岩手へ向けて出発。20名ほどの参加者は老若男女様々。もう数年前に定年を迎えた方から、下は大学生まで年齢層は広かったです。

約2時間おきぐらいに休憩を取りながら、明け方には目的地に到着しました。

ちなみに予定の到着時刻より1時間以上も早い到着。ボランティア活動をする場所へ出発するのにだいぶ時間がありましたので、ここでもひとまず仮眠をとりました。

バスの中で座りっぱなしもしんどいし、エコノミー症候群を防ぐことを考えて、休憩時間の度に外に出ていたので睡眠も途切れ途切れでしたからね…。


空が明るくなってきても雨は降り続いていましたが、ここでとりあえず洗面をして朝食。

活動できる服に着替えてミーティング。ここで本日のリーダーを決めて、バスで30分ほどの場所にあるボランティアセンターへ向かいました。

ボランティアセンターがボランティアさんの取りまとめ役となり、誰がどこの場所へ行って何の作業をして…と振り分けます。私達の団体が活動する場所もここで教えてもらい、必要な資材をお借りして再び30分ほどかけて活動場所へと向かいました。


実際の活動場所へ向かう途中、海沿いの道に出ました。

3月11日の震災により壊滅的な被害を受けたこの街(市)。新聞やテレビなどで見た光景がそのまま私の目に飛び込んできました。

あれから半年が経とうとしていますが、まだまだ瓦礫はそのままの状態。とりあえず避けて車や重機が通れるような状況で、その他は手つかず…と言うような状態でした。

自分の目には焼き付けましたし、持って行ったカメラにもその風景を収めました。皆様も既に報道等でご覧になられた方も多いかと思いますが、まだあの風景そのままでした。

なので、ここではあえてその写真は載せないでおきます。


バスは津波の爪痕を私達に教えるかのようにゆっくり進み、やがて私達の今回の活動場所となるところへ到着。

今回私達がお手伝いをさせて頂いた場所には住居も会社も数件ずつ立ち並んでいたところだったのだそうです。しかし津波により流されてしまい、普段海にあるはずの物が沖から数百メートル離れた場所へ流されている状態。そして人力では到底動かせるものではなく、重機が無いととてもじゃないけど動かせるものではない。

そんな物がこんなところにあるのか…と言うことに、残った建物も骨組みだけを残して中は空っぽの状態。建物の真下から見上げてみれば結構な高さであり、こんな高さまで津波が押し寄せたのか…と考えれば、その恐ろしさを改めて知りました。


今回お手伝いさせて頂いたのは、泥上げと草刈りと瓦礫の除去。広い範囲でしたが、数班に分けて作業を開始。

途中で何度か雨が降ってきましたが、中断しなくては行けないような豪雨と言うわけでもなかったので続行。休憩を挟みながら午前・午後共に作業をしました。


ボランティア活動を依頼した方(ここではAさんと呼ぶことにします)と休憩中にお話する機会があり、震災のことを私達にお話して下さいました。

新聞報道等で被災された方の心境や状況などは目にしていましたが、改めて現地の人の声を聞くと本当に大変だった、辛かったのだと。そして一目散に逃げた、一旦家に戻ったかで生死の分かれ目になったと言う話もお聞きしました。

でも、現地の人は強いですね。決して悲壮感は見せずに事実を私達にありのままに伝えており、時には笑顔で話していました。


そのAさんの奥さんも途中で来られて、差し入れをして下さいました。

こんな田舎に、遠い街から来てくれて本当にありがとう、と。おだんごとりんごとキュウリの漬物と。特に漬物が美味しく、これお母さんが漬けたの?と聞いてみれば、

『そう!午前中みんなに出すお皿と団子の串を買いに行って、お昼から漬けたから味がしみたかどうか分からないけど、褒めてくれて嬉しいわ~』

なんて言ってました。ちなみに方言が強くて聞き取れたのは半分ぐらい。上の文章もだいぶ方言が混じっていて半分は聞き取れなかったのですが、こんなようなことを言ってたと私なりに解釈したものです。


私達が作業をしている間、ずっと付き添っていてくれたAさん。途中で雨が降った際も引き揚げることなく、ずっと私達の作業を見守って下さいました。

中に入ってて良いですよとの別の方の提案に対しても、頼んだ側の人間だからちゃんと見届けるんだ…なんてことをおっしゃっておりました。とても義理堅い方でした。


1日目の活動を終えて、温泉に立ち寄ってから宿泊場所へ戻り、ミーティングの後夕食。

初対面だった人たちとも作業や食事を共にしてだんだんと打ち解けてきまして、夕食後はサッカー日本代表の試合を見て盛り上がって。

宿泊場所のオーナーの方とも少しお話をする機会があり、やはり震災のことにも話題に上がり。

今回の震災は地震よりも津波の方が…と。テレビでも家や車が流されていく様子が映し出されていたでしょうけど、でもそこには人は映って無かったでしょ?テレビには映らなかったけど、今回の震災の記録を残そうとビデオカメラを回した私の知人が撮ったやつには人が流れて行く様まで映っていたんだ。それを今後風化させないために、これからの世代に見せるべきかどうか迷っている、と。こんなことをおっしゃっていました。

でも、こんな田舎の街にこれだけの支援の手を差し伸べてくれて本当に感謝している。こんな小さな街に全国から累計で1万人以上の人が来てくれて、本当にありがたいとおっしゃっていました。

その話が聞けただけでも、私は来て良かったなと。現地の人の言葉には、本当に重みがありました。


消灯時間になり眠りについて、翌日もまたボランティアセンターへ。

この日の活動場所も昨日と同じところ、やる作業も同じ。ただ泥上げはほとんど終わっていましたので、草刈りがメインでした。

しかしこの日は本当に天気が悪く、所々で横殴りの雨になってしまい作業も中断しながらになってしまい。時々ピタッとやむもののすぐにまた雨が降ってしまう。

午後にはボランティアセンターの方から作業を中止して下さいとの連絡が入ってしまいました。


この日が岩手滞在最終日。思わぬ形でボランティア活動が終わってしまいました。

私達はあくまでもボランティア。依頼のあったことに対してしか活動をすることができず、変な話余計なことはできません。

午後もうちょっと頑張れば依頼された作業が終わるところまで進んでいましたが、指示により中止。前述しましたが、余計なことはできずボランティアセンターの指示に従うしかありません。

そう思えば思わぬ形で終わってしまったことにより、不完全燃焼のような感じとなってしまいました。こればかりは仕方ないですね…。


午前中で引き揚げる形になってしまったことをAさんにお詫びし、最後一瞬だけ雨がやんだ隙を狙って写真撮影。

お話を伺った中にあったのですが、今回私達がお手伝いをさせて頂いた場所は将来的に公園になる予定なのだそうです。

携帯のGPS機能を使って場所は特定できました。この場所を覚えておき、いつの日かこの場所が公園になった時、今度は子どもたちを連れてここに来ると。そう約束して、帰りのバスに乗りました。

またボランティアセンターに寄ってお借りした資材を返却。するとその場所には愛知から来た大学生のグループが五平餅をボランティアの方に五平餅を振舞っていました。

ボランティアに訪れた人の支援をする。そんな形のボランティアもあるんだなと。五平餅と言うのは初耳で食べるのも初めてでしたがとても美味しかったです。


その後にまた温泉に立ち寄って宿泊場所へ。

ここで最後のミーティング。今後のスケジュールとそれぞれの思いを発表するような感じでミーティングを終え、夕食を食べて帰路につきました。


途中立ち寄った岩手県内のサービスエリアでお土産を購入し、行きと同じように道中何度か休憩を取りながら自宅のある街まで戻ってきました。

体は疲れていたんだけど、帰りのバスではあまり寝ることもなくこれまでのことをずっと振り返っていました。

震災当日からここに来るまでのこと、津波の爪痕を自分の目で見て思ったこと、Aさんや宿泊場所のオーナーのお話、今回縁あって一緒にツアーに参加された方との出会い。

3泊4日の短い間ではありましたが、とても中身の濃かった今回の旅。観光目的ではありませんでしたが、少しばかり帰るのに後ろ髪を引かれるような、そんな感じがしました。


3月11日の大震災から間もなく半年が経とうとしています。

ですが、まだまだ復興までには時間がかかる。瓦礫が片付くのに数年単位、復興までは10年単位でかかるでしょう。

発災当初こそ地震の影響により様々な物品の品不足が生じたり、交通網がマヒしたり電力不足に陥ったり。ですが半年が経ち、私の住むところでは前と何ら変わらない普通の生活ができている。

でもまだまだ不自由な生活を強いられている方もたくさんいる。仕事が無い、家が無い、身体的にも、精神的にも計り知れないダメージを負った人がたくさんいます。

つい最近も、和歌山の方では台風の被害が甚大になっており、ここでも辛く苦しい思いをしている人がいる。

同じ日本に住む国民として、自分の住んでいる国で起こっていることに目を向けて、そして忘れることなく関心を持ち続けて。その中で、今の自分にできることをできる範囲で手を差し伸べてあげれるように。そんな人間になりたいし、いずれ2人の息子たちにもそうなって欲しいなと思っています。

そして、この長くてまとまりの無い文章に最後までお付き合い下さった皆様にも、どうかこの震災が残した爪痕や教訓を忘れることなく、絶やさぬ様に関心を持って頂ければと思います。

支援の手はまだまだ必要な状態だと現地に行って思いましたが、支援の手は必ずしも強制されるものではありません。一番怖いのは忘れ去られてしまうことだと思います。だからこそ忘れずに。後の世代にも伝える必要があるんだと思いました。



約4900文字にも及ぶ長ったらしい文章に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。記憶と記録を頼りにここまで書きつづってきましたが、まとまりがなく申し訳ありません。

今回チャンスと縁があって震災ボランティアに参加することができました。行くことを考えた際に快く休みの変更を許可して下さった上司にも感謝、そして自分の勝手な都合で家を空けたにも関わらず、嫌な顔をせずに送りだしてくれた嫁や応援してくれた子どもたちにも感謝。本当にありがとう。

今回のボランティアはこれで終わりですが、また機会を伺って震災ボランティアに参加したいと思いました。そして、今回お手伝いさせて頂いた地が復興して、予定どおり公園になった際には家族皆で訪れる。そんな夢を実現できる日が来ることを楽しみにしています。


明日は仕事です。

帰ってきました。

2011-09-04 22:56:28 | 
3泊4日の岩手へのボランティアツアー、無事全日程を終えて帰ってきました。

悪天候の影響もありスケジュールどおりに進まなかった点もありましたが、とても充実した、中身の濃かった4日間でした。


やはり現地に行ってみて、改めてあの震災の爪痕の激しさに言葉が出なかったり、色々と考えさせられたこともありましたが、逆にこっちが力をもらったり、気持ちを前向きにさせてくれたりと現地の人のありがたみも感じとれた今回の旅でした。


帰ってきて両方の実家にお土産を渡しに行ったりしましたので、自宅に再び戻ってきたのは夜になってしまいました。

明日は仕事があるし、まだなんとなく疲れも抜けきっておりませんので、詳細記事につきましては今週中に書けるように頑張りたいと思います。

まずは、無事に帰ってきたことのご報告まで。

では、おやすみなさい。