昨日は2件、仮眠時間が終わるちょっと前に出場し、それが長時間に及びまして帰ってきたのは引継ぎ時間中。
搬送先が遠かったと言うのもありましたが、朝の通勤時間帯で渋滞にはまり、結果的に帰ってきたのが遅くなりました。
朝食も摂っていませんでしたので、帰署後に朝食を食べてから家に帰りました。
さて、救急車と言えば急な病気や突然の事故により負傷し、すぐに病院に行く必要がある時に要請する車なのはご存知のとおりだと思います。
すぐに病院に…と言うイメージがある以上、傷病者を乗せて病院へ行く時にも急いで、時にスピードを出して、飛ばして病院にいくと言うイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。
サイレンを鳴らし赤色の回転灯(最近はLEDの物が多くなりました)を点けている時に限り、最高速度の上限が引き上げられます。一般道は80キロ、高速道路は100キロとなります。
この規定はあくまでもこの速度までは出していいよと言うこと(一部例外あり)であり、必ずしもその速度で走りなさいと言うことではありません。
実際私が運転するときは、真っすぐな直線道路であってもせいぜい70キロぐらい。道路に定められている制限速度よりもちょっと早いスピードか、普段とあまり変わらないぐらいで走っています。
緊急走行時には対向車線にはみ出して走ったり、赤信号を通過したりと様々な特例が認められていますが、これは交通の流れに逆らって走るような感じ。なので危険も増すわけです。
急な飛び出しや急停車した車を避けたりすることに対応できるよう、実際はあまりスピードを出さずに走っています。
前置きが長くなりましたが、ある日に大腿部頚部骨折の方を搬送しました。(足の付け根、股関節のあたりの骨折)
当然痛くて自分で動くことはできないし、家族が連れていくにしてもちょっと不可能。そこで救急要請となったわけですが、病院に連れていかねばならない以上、何かしらの方法で救急車内に収容しなくてはならない。だけど、ちょっとでも動かそうとすると凄く痛がる。それだけ搬出に神経を使う症例でもあります。
スクープストレッチャーと言う資器材を使って傷病者をすくいあげるような形になり、そのままストレッチャーに乗せて車内収容。バイタルサインを測定し、病院を選定して搬送するわけですが、走行時の振動でもやはりすごく痛がる。
そんな時はいつもよりスピードを落として走って少しでも振動を起こさせないような走り方をしたり、カーブではものすごくゆっくり曲がったり。
マンホールを避けるようにあえて道路中央部分をまたぐような感じで走ったりします。とにかくゆっくり走り、極力振動を起こさないように。時には近道のちょっと路面に凹凸があるような道じゃなく、多少遠回りでも舗装されている道を選んで走ることもあるわけですね。
でもこれは、バイタルサインが安定していればのお話。バイタルサインが安定しない、もしくはショックバイタルであるようならばやはり急ぐことを優先します。
お車を運転中に救急車が通過すると言う体験をされた方もいらっしゃると思いますし、今後同じ体験をされることがあろうかと思います。
その際、やたらとゆっくり走ってる救急車がいた場合、急ぐよりも安静に運ぶことが求められる傷病者を搬送していることも考えられます。
ゆっくり走っててまだ来ないから道を譲らなくても良いやではなくて、救急車(に限らず緊急車両全て)がやってきたら早めに道を譲って下さるようお願い致します。
今、本当に知らん顔して道を譲らない車もありますから
明日は休みです。
搬送先が遠かったと言うのもありましたが、朝の通勤時間帯で渋滞にはまり、結果的に帰ってきたのが遅くなりました。
朝食も摂っていませんでしたので、帰署後に朝食を食べてから家に帰りました。
さて、救急車と言えば急な病気や突然の事故により負傷し、すぐに病院に行く必要がある時に要請する車なのはご存知のとおりだと思います。
すぐに病院に…と言うイメージがある以上、傷病者を乗せて病院へ行く時にも急いで、時にスピードを出して、飛ばして病院にいくと言うイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。
サイレンを鳴らし赤色の回転灯(最近はLEDの物が多くなりました)を点けている時に限り、最高速度の上限が引き上げられます。一般道は80キロ、高速道路は100キロとなります。
この規定はあくまでもこの速度までは出していいよと言うこと(一部例外あり)であり、必ずしもその速度で走りなさいと言うことではありません。
実際私が運転するときは、真っすぐな直線道路であってもせいぜい70キロぐらい。道路に定められている制限速度よりもちょっと早いスピードか、普段とあまり変わらないぐらいで走っています。
緊急走行時には対向車線にはみ出して走ったり、赤信号を通過したりと様々な特例が認められていますが、これは交通の流れに逆らって走るような感じ。なので危険も増すわけです。
急な飛び出しや急停車した車を避けたりすることに対応できるよう、実際はあまりスピードを出さずに走っています。
前置きが長くなりましたが、ある日に大腿部頚部骨折の方を搬送しました。(足の付け根、股関節のあたりの骨折)
当然痛くて自分で動くことはできないし、家族が連れていくにしてもちょっと不可能。そこで救急要請となったわけですが、病院に連れていかねばならない以上、何かしらの方法で救急車内に収容しなくてはならない。だけど、ちょっとでも動かそうとすると凄く痛がる。それだけ搬出に神経を使う症例でもあります。
スクープストレッチャーと言う資器材を使って傷病者をすくいあげるような形になり、そのままストレッチャーに乗せて車内収容。バイタルサインを測定し、病院を選定して搬送するわけですが、走行時の振動でもやはりすごく痛がる。
そんな時はいつもよりスピードを落として走って少しでも振動を起こさせないような走り方をしたり、カーブではものすごくゆっくり曲がったり。
マンホールを避けるようにあえて道路中央部分をまたぐような感じで走ったりします。とにかくゆっくり走り、極力振動を起こさないように。時には近道のちょっと路面に凹凸があるような道じゃなく、多少遠回りでも舗装されている道を選んで走ることもあるわけですね。
でもこれは、バイタルサインが安定していればのお話。バイタルサインが安定しない、もしくはショックバイタルであるようならばやはり急ぐことを優先します。
お車を運転中に救急車が通過すると言う体験をされた方もいらっしゃると思いますし、今後同じ体験をされることがあろうかと思います。
その際、やたらとゆっくり走ってる救急車がいた場合、急ぐよりも安静に運ぶことが求められる傷病者を搬送していることも考えられます。
ゆっくり走っててまだ来ないから道を譲らなくても良いやではなくて、救急車(に限らず緊急車両全て)がやってきたら早めに道を譲って下さるようお願い致します。
今、本当に知らん顔して道を譲らない車もありますから
明日は休みです。