消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

急ぐよりも安静に

2011-06-29 23:58:23 | 消防・救急
昨日は2件、仮眠時間が終わるちょっと前に出場し、それが長時間に及びまして帰ってきたのは引継ぎ時間中。

搬送先が遠かったと言うのもありましたが、朝の通勤時間帯で渋滞にはまり、結果的に帰ってきたのが遅くなりました。

朝食も摂っていませんでしたので、帰署後に朝食を食べてから家に帰りました。


さて、救急車と言えば急な病気や突然の事故により負傷し、すぐに病院に行く必要がある時に要請する車なのはご存知のとおりだと思います。

すぐに病院に…と言うイメージがある以上、傷病者を乗せて病院へ行く時にも急いで、時にスピードを出して、飛ばして病院にいくと言うイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。

サイレンを鳴らし赤色の回転灯(最近はLEDの物が多くなりました)を点けている時に限り、最高速度の上限が引き上げられます。一般道は80キロ、高速道路は100キロとなります。

この規定はあくまでもこの速度までは出していいよと言うこと(一部例外あり)であり、必ずしもその速度で走りなさいと言うことではありません。

実際私が運転するときは、真っすぐな直線道路であってもせいぜい70キロぐらい。道路に定められている制限速度よりもちょっと早いスピードか、普段とあまり変わらないぐらいで走っています。

緊急走行時には対向車線にはみ出して走ったり、赤信号を通過したりと様々な特例が認められていますが、これは交通の流れに逆らって走るような感じ。なので危険も増すわけです。

急な飛び出しや急停車した車を避けたりすることに対応できるよう、実際はあまりスピードを出さずに走っています。


前置きが長くなりましたが、ある日に大腿部頚部骨折の方を搬送しました。(足の付け根、股関節のあたりの骨折)

当然痛くて自分で動くことはできないし、家族が連れていくにしてもちょっと不可能。そこで救急要請となったわけですが、病院に連れていかねばならない以上、何かしらの方法で救急車内に収容しなくてはならない。だけど、ちょっとでも動かそうとすると凄く痛がる。それだけ搬出に神経を使う症例でもあります。

スクープストレッチャーと言う資器材を使って傷病者をすくいあげるような形になり、そのままストレッチャーに乗せて車内収容。バイタルサインを測定し、病院を選定して搬送するわけですが、走行時の振動でもやはりすごく痛がる。

そんな時はいつもよりスピードを落として走って少しでも振動を起こさせないような走り方をしたり、カーブではものすごくゆっくり曲がったり。

マンホールを避けるようにあえて道路中央部分をまたぐような感じで走ったりします。とにかくゆっくり走り、極力振動を起こさないように。時には近道のちょっと路面に凹凸があるような道じゃなく、多少遠回りでも舗装されている道を選んで走ることもあるわけですね。

でもこれは、バイタルサインが安定していればのお話。バイタルサインが安定しない、もしくはショックバイタルであるようならばやはり急ぐことを優先します。


お車を運転中に救急車が通過すると言う体験をされた方もいらっしゃると思いますし、今後同じ体験をされることがあろうかと思います。

その際、やたらとゆっくり走ってる救急車がいた場合、急ぐよりも安静に運ぶことが求められる傷病者を搬送していることも考えられます。

ゆっくり走っててまだ来ないから道を譲らなくても良いやではなくて、救急車(に限らず緊急車両全て)がやってきたら早めに道を譲って下さるようお願い致します。

今、本当に知らん顔して道を譲らない車もありますから


明日は休みです。

図書館通い

2011-06-24 23:29:34 | Weblog
今日はお休み。嫁は仕事で子どもたちも保育園。

今日も暑かったですね、日本で暑いと言われる場所では軒並み気温が上昇した様子。暑いだけならまだしも、それに湿気がプラスされるから過ごしにくいことこの上ないですね


嫁が仕事復帰して子どもたちが保育園に通い始めて、平日の休みは私一人で過ごすことが多くなりました。

掃除したりベランダ菜園に手をつけたりしているのですが、最近は図書館に通っています。

と言いますのも、最近消防署であまり勉強する時間が取れなくてと言うのもありますし、上司からお借りしたテキストが分かりやすくて自分でも購入しまして、それをじっくり読んで勉強したいと言うのもあり。

家にいると誘惑だらけでちっともやる気が起きませんので、外に出て勉強している次第です。


購入した本はこちら↓



『救急救命士によるファーストコンタクト』と言う本。病院前救護を担う私達救急隊の最も基本的なことである『観察』について、分かりやすく書いてあります。

普段現場でやっている橈骨動脈(とうこつどうみゃく、手首のところ)を触れてみることに関しても、手首を背屈(後ろにそらす)させるだけで触れやすくなる。

たったこれだけのことで探しやすくなるとの一文に衝撃を受けたような感じがありましたし、他にも読んでてスッと頭に入って分かりやすい。なので思わず同じのを購入しました。


一度全体を読みとおしまして、次からは深く読み進めてノートにまとめたりするのが図書館での日課となっています。

大体午後に出かけて、保育園のお迎えの時間の少し前まで図書館で勉強。家だと誘惑があるし、消防署だと他の仕事がやってきたり、災害が発生したりして途切れ途切れになってしまうこともあります。集中してできるのはこの時だけですね。

時々帰り際に子どもたちのために絵本を借りて帰っています。最近チビムサシ君の中で絵本ブームが来ておりまして、毎日読んで読んでの繰り返し。

そんなチビムサシ君の興味を引きそうな絵本を選ぶのにも悩みますけどね(苦笑)



明日は仕事です。

消防学校

2011-06-23 21:55:36 | 消防・救急
昨日は5件、天気もよく暑かったせいで久しぶりにバテました。

これだけ出場したのは久しぶりでしたし、今年一番の暑さを記録。まだ身体が暑さに慣れておらず、いつもより麦茶をガブ飲みした勤務。

夜中も1件ありましたし、いつもよりかは疲れましたね。

昔は5件だと少なくてラッキーと思ってたし、夜中の出場が無ければ非番で何して過ごそうか?なんて気分良く帰ってたのに…

環境によりこうも変わるもんですね


昨日の当直での出来事はまた後日のお話にするとして、今日は先日行って来ました消防学校のお話。


消防学校と言うところは消防士を拝命した職員であれば必ず行くところ。ここで半年間消防士としての基礎(中の基礎)を叩きこまれるところです。初任教育とも言います。

しかし、消防学校と言うところは新人さんだけが行くところではなく、消防署で実際に勤務している職員がより専門的な教育を受けるために再び入校することもあります。

救助課程、救急課程、火災調査過程…と現場活動に必要なものから幹部課程まで。課程により期間はまちまちですが、学校の寮に泊まり込みでの研修となります。(初任教育ほど期間は長くありません)


一緒に勤務している先輩が先日消防学校の専科教育に入りまして、その激励(先輩に対して表現が違うか…)と言いますか、顔を出しに数人の若手職員で差し入れを持って行きました。

差し入れだけでなく、先輩宛の書類やら給料明細やらを持って行ったと言う上司からのおつかいと言う名目でもありますが…

寮内のロビーで先輩とお話しまして、消防学校の様子をお聞きして。同じ所属の初任教育生にもお会いしまして、簡単に自己紹介をしました。

あまり気を遣わせるのも申し訳ないので、早めに引揚げてしまいましたけどね


消防学校には、卒業後も救助大会やイベントで何度か来てはいましたが、寮内に入ったのは初任卒業以来。

私が初任教育を受けた時代から変わった部分も多々ありましたが、変わってないところもありました。売店のおじさんは変わってなかったですしね(笑)

団塊の世代がどんどん退職していく時代になりまして、それに合わせて新人さんも大量に入ってくる時代になりました。今現在、寮は満室状態なのだと言うお話も聞きました。

私たちの時代よりもはるかに多い人数、訓練時間中も全員がやるためには1度だけ…になってしまうのだろうな。

あとは夜の自由時間に自分でどれだけやるか…と言うことなんでしょうね。


少しばかり、昔を思い出しました。


消防学校を後にして、そのまま食事へ。

若手職員しかいませんでしたので、普段言えないあんなことやこんなことの話で盛り上がって帰宅となりました。



明日はお休みです。

法事

2011-06-18 21:06:53 | Weblog
今日はお休み。ほぼ1日雨が降っていました。

我が家のベランダで育てている中玉トマトが2つほど色づいてきまして、そろそろ収穫しても良さそうな感じなのですが、ここのところずっと天気が悪いのでベランダにも出れずじまい。

この間ナスとピーマンの一番果を収穫したのですが、それ以降ベランダに出れません。陽が当たらなくて困っちゃいますね


さて今日は法事のため、実家の方へ。

お寺が私の家から車で10分ぐらいの所にありますので、ムサシ家だけ現地集合。私と子どもたち2人連れて行ってきました。

嫁はどうしても勤務シフトの変更ができず、やむなく不参加でした。


お寺に集合しまして、親戚一同顔を合わせた後時間になり、法要開始。

住職の方が御経を唱えて、途中でお焼香をして。我が家の子どもたちも順番が来て私と一緒にお焼香。下の子は興味津々でしたが、上の子は煙が上がってるのにちょっと怖かった様子。

その後も大人しく座っていてくれました。途中で飽きて騒ぎ出したりしないかどうかが心配でしたが、大人しくしててくれて助かったと思いました。


終了後は広間でちょっと休みまして、そこから実家近くにあるお墓参りへ。

私のいとこも来ておりまして、その子も一児の母。私の子どもたちと一緒に3人で追いかけっこして遊んでいました。初対面だったけど、仲良く遊んでくれて何よりです。人見知りも無かったしね

お墓についてお線香をあげて帰りました。ちょうど嫁の仕事が終わる時間帯でしたので、嫁を職場まで迎えに行ってから帰宅しました。


法事と言う機会でしたが、私の祖母にひ孫の顔を見せてあげられて良かったです。

あまり実家方面に足を向けることも少なくなってしまいましたが、たまに帰った時には顔を見せに立ち寄ってみよう、きっと喜んでくれるだろうから。


明日は仕事です。

助けられなくとも

2011-06-17 16:12:15 | 救急隊の本音
前回の当番は2件の出場、夜中に出場し、それが長時間に及んだため寝不足でした。

その後の通信勤務も非常に眠たく、半分以上はぼーっとしてる感じ。いつもこの時間に限り集中して勉強できるのですが、この時ばかりはやる気力も起きませんでした。


話は少し前に遡りますが、先日CPA(心肺停止状態)事案に出場しました。

傷病者本人とその家族(娘さんかな)の二人暮し。傷病者自身も高齢でいくつか病気を持っていて、いつお迎えが来ても…と家族談。

通報時はCPA疑いのため消防隊も同時出場。現場到着時にCPAを確認し消防隊と協力してCPR(心肺蘇生法)を実施。

かかりつけの病院で収容可能かどうかを問い合わせ、収容可能との回答。そのまま病院へ搬送しました。


傷病者接触時から病院到着まで容体は変わらずCPAのまま。病院内でも薬剤投与したりずっとCPRを続けたりしましたが、効果が現れてこず。そのまま医師・看護師に引き継いで帰署しました。


後日、消防署にその時のご家族の方が来られました。救急車に同乗してきた家族の方と、また別のご家族の方と一緒に。

私がちょうど通信勤務に入っておりましたのでそのまま対応。先日はお世話になりましたとのお言葉に、ただただとんでもございませんと頭を下げる私。

そして現場にはいなかった家族の方がこう切り出しました。


『もう年齢も年齢で、病気もたくさんしてたからいつ死んでもおかしくはないと覚悟はしていました。それでもやっぱりいなくなると寂しくて悲しくて泣いたもんですが、最期を看取れて良かった。』と。

そうでしたか、お力になれずにすみませんと私。そこでまた家族の方が、

『救急隊や病院の先生方が一生懸命な処置をしてくれなかったら、私が病院に着く前に死亡宣告されていたでしょうから。本当にありがとうございました。』と。


残念な結果的になり助けることはできなかったが、これを聞いて不思議と力が湧いたような感じがしました。

このご時世不景気により、公務員が悪いみたいに叩かれる世の中や報道に正直嫌気もさしますけど、この家族のお言葉により、少し救われたような気がした。

そう思うと、助けられなくとも意味はあったのかな。


色々嫌なこともあるし、時に凄惨な現場に行って本当に落ち込むこともあるけれど、こんなように『ありがとう』なんて言われたら、次こそはいい活動になるようもっと頑張ろうと思える。

そんな出来事が、また私のモチベーションをあげてくれる良いきっかけになるのでした。



明日はお休み。

用事があるため実家に帰ります。

動物園

2011-06-12 21:48:58 | 育児日記
今日はお休み、嫁も休み。子どもたちも日曜日なので保育園もお休み。久しぶりの全員休みとなりました。

嫁も子どもたちも毎週日曜日は休みなのですが、私が仕事だったり当直明けだったりと言うこともあり、全員が一致することは稀になってしまいましたが、今日はムサシ家全員オフの日。

晴れはしませんでしたが、予報では雨は降らないとのこと。なので、先日行くことができなかった動物園に気を取り直して行ってきました。


昨日から子どもたちに『動物園行くよ!』と伝えてあったからか、いつもより言うことをしっかり聞いていたチビムサシ君。

今日の朝も早起きでしたが、目覚めは良く元気に『おはよう!』と言えるぐらいご機嫌さんでした。(保育園行く日の朝もそれぐらい寝起きが良いと助かるのですが…

嫁も早起きしてお弁当を作り、身支度をして出発。行く道中も兄弟揃ってご機嫌さん。到着してからも園内をずっと走り回っていたチビムサシ君なのでした。


そんな今日の一場面を



ダチョウのブースだったかな?兄弟揃って食いついて見てましたので写真を一枚。
(隣で写真を取っていたおじさんの足が写っちゃいました



こちらはヤギ。エサをあげていたのですが、ヤギのエサの食いつきが良く、ちょっと怖かった様子。



こちらはひよこに触れあえる所。これが大きくなったらにわとりになるんだよと言ったら、びっくりしていました。


今日のメインイベントはゾウにおやつをあげること。

先着順の有料ではありましたが、なかなか無い機会だと思い、受付前から並ぶ嫁。
(チビムサシ君はずっと待つのも飽きてしまうので私と一緒にカバを見に行ってましたけど

その甲斐あってか無事、おやつをあげることができました。

ちなみに肝心の写真は撮れておらず。ビデオカメラの方を回しておりましたので写真までは手が回りませんでした。あっという間に終わっちゃいましたしね


ゾウのおやつが終わってから昼食。

午前中園内を走り回り、ずっと行きたがってた動物園に興奮したのかお昼時には既に眠たくて半分不機嫌。

なんとかお弁当を食べさせ、またちょっと見て回って早めに帰ることに。ベビームサシ君を抱っこひもにして、チビムサシ君をベビーカーに。

家族写真を撮ってもらうまでは起きてましたが、私がトイレに行っているものの1~2分の間に寝てしまったのでした。

朝も早かったし、相当テンション高かったので電池が切れたのでしょうね(笑)

帰りの車の中でもずっと寝ていたのでした。


夕食も帰りがけに外食で済ませて帰宅。

天候不良とベビームサシ君の体調不良により約束が果たせなかった動物園ですが、これでしっかりチビムサシ君との約束が果たせたことにもホッとしています。

相手は子どもと言えど、しっかり守らないとね


明日は仕事です。

国立国会図書館

2011-06-06 22:27:21 | Weblog
今日はお休み。1日晴れて暑かったですね

先日の記事の最後に書いたとおり、今日は嫁と2人でお出かけ。行先はタイトルにもありますように、国立国会図書館へ行ってきました。


目的は嫁がここで資料を探すため。職場で研究論文を書くらしく、その資料を探すため文献やら学会誌やらを探しに朝早くから出発。

通勤ラッシュの超満員列車に長時間揺られながらも無事、到着しました。

ちなみに私は全く関係ないのですが、嫁が地理に不安があるとの理由により引率することになりました。(私だって詳しくはないのですが…


国立国会図書館と言うのは、納本制度に基づいて日本国内で出版された全ての出版物を保存する唯一の機関なのだそうです。

普通の図書館と違い、自分で本を探して取るのではなく、コンピューターで検索して本(資料と言います)を請求してカウンターで受け取る仕組み。

莫大な数の資料が保存されている施設ですので、資料請求してから受け取るまでに時間がかかります。資料を受け取った後閲覧スペースで資料を閲覧し、必要ならコピーを依頼すると言うシステムになっています。

これもやはり普通の図書館とは違い、館外への貸し出しは不可能。資料の読みたいページがあれば図書館の職員にコピーを依頼して、コピーした紙を持ち帰るのです。


ある意味当然と言えば当然ですが、コピーは有料。コピーも図書館職員が実施するため、依頼した本人がするのは不可能。

やはりこれも多少の時間を要しますし、コピーする枚数も多ければそれだけ値段も上がっていきます。嫁も多くの資料をコピーしましたので、それだけで3000円以上は使ってたかなぁ

もちろん職場の経費から出ますけどね


開館と同時ぐらいに図書館に入り、午前中いっぱい使って資料収集してコピーを依頼。待ち時間で図書館内にある食堂でお昼ご飯。

ここのラーメンが意外と美味しく、私の中でのヒット商品となりました(笑)


午後も少し資料を探して、図書館を後に。私も資料探しを手伝った分もあり早く終わることができましたが、今日私も一緒に行かなければもっと時間がかかっていた様子。

私もどんな場所なのか、なかなか行く機会のない場所だから少し楽しみにしてたのもあり、有意義に過ごせた1日でした。


せっかく遠くまで来たので観光を…とまではしませんでしたが、カフェでお茶ぐらいはして帰りました。

いつ以来だろう?嫁と2人だけで外出したのは


国会図書館は18歳以上でないと入館ができない場所。なので子どもたちは今日も保育園に。

最近絵本に夢中になっているチビムサシ君のために、帰りに本屋さんに立ち寄って絵本を1冊買って迎えに行きました。

早速読んで読んで攻撃となりましたが、どうやら気に行ってくれたようで良かったです



明日は仕事です。

約36時間ぶりの帰宅

2011-06-05 23:43:12 | 消防・救急
昨日の当番は1件の出場、病院間の転院搬送のみ。急病や事故での負傷等での出場はありませんでした。

土曜日でしたし暑かったしでそろそろ熱中症事案があるかな?と踏んでいましたが、何事もなく終わりました。


昨日の訓練は救命士による特定行為の訓練(気管挿管、薬剤投与)を実施しました。

CPA(心肺停止状態)を想定して隊長が病院への受け入れ要請&指示要請をしている間に、CPR(心肺蘇生法)を実施しながら特定行為の準備をすると言うもの。

私は救命士資格を有していませんので特定行為自体を実施することは不可能ですが、その準備をすることはできます。必要なものを準備し、すぐに使えるようにすることは私でも可能。

指示された気管内チューブのサイズにスタイレットを入れ、キシロカインゼリーを塗り渡す準備。シリンジやら聴診器やらエアウェイチェッカーなんかも手元に用意し、とにかく素早く手際よく。

薬剤投与に関しても、輸液を実施するためのライン作り、穿刺後の処置を手際よくできるように。室内で&救急車内でそれぞれ何度か繰り返し反復しました。


大概訓練をやった後、早速実践となることも多々ありまして。

バックボードの取扱い訓練をすればさっそくバックボード固定を要するような事案に出場したり、消防隊と合同でPA連携訓練をやれば訓練でやった内容ほぼそっくりな事案に出場したり。

面白いほど、やったばかりの内容と同じことがあったりするものですが、昨日はそんなことありませんでした


今日は非番で救命講習の講師を務めることになっていました。

午後からの講習開催であったため、勤務終了してから講習が始まるまでは時間が空く状況。一旦家に帰ってまた署に出勤しても差し支えはなかったのですが、今勤めている署から自宅までは距離が遠いため、一旦帰宅すると集合時間に間に合わず。なので一旦着替えて署の周辺を警防調査と言う名のお散歩に出かけて時間をつぶし。

近くの気になっていた定食屋で昼食を済ませて、講習会場にレサシアンと訓練用AEDを積んで出発しました。


責任者の上司が応急手当の必要性と現在の救急車の出場状況についての説明をして、私が一通りの流れを見本として見せて。

その後各班ごとに分かれて実際に受講者に心肺蘇生法をやってもらいました。


私が受け持った班はほとんどが過去に受講された経験がある方。

なので最初は復習の意味を兼ねて一通りやってもらい、効果測定の時に想定を色々つけての講習を実施。直近の救急車が出場中のため到着が遅れる、渋滞に巻き込まれた、踏切の通過待ちなどで救急車がすぐに到着できないような場合や、公衆浴場の脱衣所で倒れた、道路のど真ん中で倒れているなどの状況設定。

あとは訓練用AEDの設定をちょっと変えまして、すぐにショックが必要ではないパターンにしたり、パッドの接触不良と言う設定にしたりと。

いじわるな講師のように思われたかもしれませんが、どれも実際に起こりえること。現に救急車の出場は右肩上がりの状態が続いており、到着時間は年々遅れる傾向にあります。

そして時間帯によりどうしても渋滞が発生する道路があり、抜けるのに時間を要することもありえます。踏切に関しても同じ。

AEDに関しても貼れば必ず電気ショックが必要な心電図波形とは限りませんし、慌てていてパッドがしっかり貼れていなかったと言うことも十分に考えられること。

せっかくの講習会ですので形だけの訓練にはしたくない。前述しましたが、ほとんどの方が過去に受講歴がある方ばかり。なので、より基本から進んだ形、パターンと言うのを実際に体験した症例を元にやって頂きました。

時間も救急車の平均到着時間と同じぐらいの時間やってもらい、思ったよりも大変なものであると言うことも体感してもらいました。


最後に質問の時間を多少設けまして、それにお答えして。

修了証をお配りして講習終了。講習会場から署に戻り、着替えて自宅へ帰りました。


当直の日の朝6時過ぎに家を出て、翌日の夕方6時過ぎに帰宅。いつもより長く仕事で家を空けましたが、わりと充実した当番・非番であったと思います。

訓練も自分のためになったし、救命講習の講師を務めるのも苦ではありませんしね



明日はお休み。

嫁と一緒にちょっとお出かけしてきます。

今年も挑戦、ベランダ菜園

2011-06-03 22:14:16 | 家庭菜園
今日はお休み。晴れて良い天気でした。

私用で出かけてきましたが、帰ってきてからはベランダ野菜のお手入れ。昨年に引き続き、また今年もベランダ菜園に挑戦です

昨年はナス、ミニトマト、ピーマンを主に栽培しましたが、今年はそれにプラスしてじゃがいも、ゴーヤ、ヘチマ、いちごにチャレンジ。昨年より幅広く手掛けています。


そんなムサシ家の野菜たちをご紹介。まずはいちご



鉢が3つほどあるうちの1つ、それぞれ品種は変えています。


そしてピーマン



昨年は購入した苗を盗まれるという事件があったのを思い出しました


トマト



今年はミニトマトではなく、中玉トマトに挑戦中。


ナス



昨年は1株だけでしたが、今年は苗を2つ買って栽培中。同じプランターで育てていますが、偏ることなく今のところ均等に育っています。


ここからは新顔。ヘチマとゴーヤ



どっちがどっちだったかな?緑のカーテンを作ろうと思いましたが、ちょっとプランターが小さかったか…

もう少し成長したらちゃんとしたネットを張ろう。


そしてじゃがいも。



2度の増し土作業を終え、もうプランターには土がいっぱい。

葉っぱが枯れた時が収穫の時。土の中にちゃんといもができているかな?


数日前の少々天気が悪い時&水やりをした後に写真を撮ったものですので、写りがイマイチですね

今はもう少し成長して、ピーマンとトマトは実がつき始めています。


梅雨入りして雨の多い季節。雨のおかげもあってか今年はあまり水やりをしてないような気がします。

その分手入れもあまりできず、わき芽は伸び放題でしたしナスとピーマンはアブラムシが大量に発生してるし

無農薬でやってますので、セロハンテープを指に巻きつけて地道にアブラムシを取ると言う作業をずっと繰り返していました。

テントウムシとか来てくれないかな


来月になれば収穫できそうかな?と言うところ。収穫は子どもたちにお願いすることにしましょう。


明日は仕事です。