昨日は勤務の日。
しかし昨日はいつもの消防署勤務ではなく、市内にある救急告示病院での病院研修。
研修時間も当番勤務と同じく24時間でした。
救急救命士ならば1年に1回(だったかな?)、生涯研修と言うことで救命センターへ3当直研修へ行きますが、私みたいなヒラの救急隊員にも期間は短いですが病院研修があります。
研修の始まり。
午前中はリハビリ、病棟、外来の見学。医師や看護師、患者さんの邪魔にならないよう陰からコッソリと見学。
逆に灰色の服を着た怪しい二人組に見えてたかな…
リハビリの風景を実際に見学させて頂いた際に、実際に救急搬送された方と少しだけお話する機会がありました。
理学療法士の話によると、腕が一定の高さ以降挙げることができず、回したりすることも困難だったとの話ですが、根気良くリハビリを続けて職場復帰までできるようになったのだとおっしゃってました。
私達救急隊は、現場で応急処置をして病院に搬送するのが任務。
搬送した患者さんが病院でその後どうなったのか?患者さん自身が元気になって消防署でも訪ねてくれない限り、一切分からないのです。
昨日お話した方も、私達が運んだ方では無いのですがとても丁寧に。
病院のスタッフもそうですが、我々救急隊にも本当に感謝してるんだよってありがたいお言葉を頂きました。
いつもは公務員ってだけで煙たがられ、税金盾に取り一方的に言われることが多いのですが、なんとなく救われた気持ちになりました。
午後は手術の見学。
ちょうど麻酔科医が麻酔をするところから見学させて頂き、さっきまで普通に喋っていた患者さんがあっと言う間に意識が無くなっていく様子が見れました。
全身麻酔のため、呼吸管理のために気管挿管をして。各種バイタルサインを確認するためのモニターやコードをつないでいました。
私がドナーとしての手術をしたときも、あんな風に気管挿管されて、いっぱいコードをつながれて管理されてたんだなぁと、当時の様子を思い出しました。
夜は救急対応。
私が研修に行った病院はこの日は外科の二次救急当番。
一般的な負傷で救急車を呼び、特に現在かかっている病院が無ければ、当番の病院に搬送されます。
救急搬送された患者さんがその後どんな処置を受けるのか。我々救急隊から引き継いだ医師、看護師はどんなことをするのか。その見学でした。
内科の当番でしたら、受け入れ中断するぐらい忙しい時もあるのです。外科に比べて頻度も多いですしね。
しかし昨日は暇だったらしく、夜間に来たのは3件。当直していた看護師もビックリするほどの暇さだったらしいです。
合間をぬって仮眠を取りましたが、いつもより暇だったため、当番より眠れたような気がします
いつもと違う環境での仕事(研修)でしたが、病院内でのことが知れて良かったかな
1当番だけの研修ですので、次はまた普段の勤務に戻ります。
明日はお休み。
予定も無いのでのんびりします