今日もお休み。前回の当直は休日出勤の代休で休んだため、元々の休みの日を含めて連休になっておりました。
特に予定らしい予定もありませんでしたし、年末も近づいてきましたのでちょっとずつ大掃除を始めました。
今年は大規模な部屋の模様替えを考えていますので、それに伴う下準備も。誘惑も多くて予定の8割ほどしか捗りませんでしたが、私の性格からしてみれば8割できたことは万々歳な方かもしれません(笑)
暇を見つけてはちょっとずつ、やって行こうと思います。
話題を変えて、たまには仕事の話。
先日から消防学校を卒業した新人職員が各消防署に配属されました。
配属されたと言ってもまだ一人前の戦力、頭数としては見ておらず、言わばみそっかす状態。それでも災害出場の際は消防車両に乗って出場しますし、業務で外にも出ます。
怒られつつ励まされつつ、少しでも吸収しようと日々頑張っている新人職員達です。
そんな新人職員に対して、思うこと。
最近は救急救命士の資格を持って入ってくる新人も多くいます。
国家試験に合格してはいますが、就業前研修等はまだ終えてませんので、まだ救急救命士として任務につくことはできません。
それに、救命士を持っているからと言ってすぐに救急隊か…と言われても、そうじゃないことも。
救命士の資格を取った理由が消防に入って救急隊として活躍したいから…と言うのもあるし、中には(救命士)持っていれば消防に入りやすいから…と考える人も中にはいるだろうし。
理由はどうあれ、資格を取ってから消防に入ってくることに関しての是非は何とも言えませんけど、中には勘違いしている新人がいるのもまた事実なのです。
先日、ある消防署で一人の新人職員が退職したようです。
その理由が、簡単に言えば『救命士取って入ったんだから、自分は救急しかやりたくない。他のこと(消防隊とか救助隊とか)やるために入ったんじゃない』と。
自分の思うことができないことに腹を立て、職場に来なくなり辞めたそうです。
資格があったとしてもまだ救命士として業務を行って良いですよと言う認定も下りていないのに、何を言ってるのか?と。
救急だけが良いってそんな都合の良い話は無い。消防の仕事って救急だけって思ってるのか?出場の多い救急隊は忙しく、それと比べると出場の少ない他の部隊は暇だと思ってるのか?
まぁ理解に苦しむ感じでした。
救命士取るぐらいなんだから、少なからずその道に興味があって、将来的にもその道に進みたいんだろうけど、私達の働く消防の世界はそれだけじゃない。
消防(火消し)に始まり、救助、当然救急も。119番を受ける通信指令室、火災を未然に防ぐ予防の仕事、勤務を司る総務の仕事だってあるし、防災対策を専門にするところも。
これらのものが集まっての消防であり、組織がある。そして、方法は違えど人命・財産を守ると言う点では皆同じ。
希望はあるかもしれないけど、与えられた任務で人命救助に当たるのが消防職員としての任務である。希望とは違っても、与えられた仕事をきっちりこなさなければならないのが消防職員であると言う前に社会人として当たり前のこと。
どうもこれがね、残念ながらできない新人さんがいるのも事実。ここ数年で何度か聞く話。
これは私の勤める消防署でのお話ではありませんが、先日仲の良い同期からこんな話を聞いたので、思ったことも交えて。
ついていけない、自分には合わないで辞めて行くのもいます。それはそれで自分で見極めての結果なんだろうからどうこう言いません。
しかし、この『資格を持ってるから』が少々面倒にもなっているのも実情ですね。資格を持ってるが故に救急しかやりたくないと言いだすのも数年に1度は見かけます。
ここで伝えたいのは、救命士を持っているからと言って特別に優遇されるとは思わないで欲しいと言うこと。
救急救命士制度ができて20年が過ぎ、救急隊に救命士が乗務することがほとんどになった時代。小規模な本部だとまだまだ足りないと言うこともあるかもしれませんが、都市部では飽和状態となっており今では消防隊やら救助隊に救命士資格を持つ者がいることも珍しくなくなってきました。
現状救急救命士の資格を活かせるのは消防組織の救急と言う、極めて限られたところ。
その消防組織に入ると言うことは、救急だけじゃ無くて火消しも救助も、あるいは予防関係の仕事もやらなくてはならないと言うこと。救急だけしかやりたくないは通用しないと言うこと。
もし今後、消防に入ろうと言う若い人がこれを見てるならば、そのことを頭に入れて欲しいな、と。そんな想いで書きました。
今は大学や専門学校でも救命士の資格が取れる時代。
大学とかじゃそこまできっと言わないんでしょうね、一人でも多くの合格を出して実績を作って、また入学者を増やしてってだけ。
勉強はしてきてるから知識としては立派なもの持ってるんですが、それ以上が無い感じ。
資格がある故のデメリットを感じる一面なのでした。
こういうことを思うようになったのも、年を重ねてきたからかな
明日は仕事です
特に予定らしい予定もありませんでしたし、年末も近づいてきましたのでちょっとずつ大掃除を始めました。
今年は大規模な部屋の模様替えを考えていますので、それに伴う下準備も。誘惑も多くて予定の8割ほどしか捗りませんでしたが、私の性格からしてみれば8割できたことは万々歳な方かもしれません(笑)
暇を見つけてはちょっとずつ、やって行こうと思います。
話題を変えて、たまには仕事の話。
先日から消防学校を卒業した新人職員が各消防署に配属されました。
配属されたと言ってもまだ一人前の戦力、頭数としては見ておらず、言わばみそっかす状態。それでも災害出場の際は消防車両に乗って出場しますし、業務で外にも出ます。
怒られつつ励まされつつ、少しでも吸収しようと日々頑張っている新人職員達です。
そんな新人職員に対して、思うこと。
最近は救急救命士の資格を持って入ってくる新人も多くいます。
国家試験に合格してはいますが、就業前研修等はまだ終えてませんので、まだ救急救命士として任務につくことはできません。
それに、救命士を持っているからと言ってすぐに救急隊か…と言われても、そうじゃないことも。
救命士の資格を取った理由が消防に入って救急隊として活躍したいから…と言うのもあるし、中には(救命士)持っていれば消防に入りやすいから…と考える人も中にはいるだろうし。
理由はどうあれ、資格を取ってから消防に入ってくることに関しての是非は何とも言えませんけど、中には勘違いしている新人がいるのもまた事実なのです。
先日、ある消防署で一人の新人職員が退職したようです。
その理由が、簡単に言えば『救命士取って入ったんだから、自分は救急しかやりたくない。他のこと(消防隊とか救助隊とか)やるために入ったんじゃない』と。
自分の思うことができないことに腹を立て、職場に来なくなり辞めたそうです。
資格があったとしてもまだ救命士として業務を行って良いですよと言う認定も下りていないのに、何を言ってるのか?と。
救急だけが良いってそんな都合の良い話は無い。消防の仕事って救急だけって思ってるのか?出場の多い救急隊は忙しく、それと比べると出場の少ない他の部隊は暇だと思ってるのか?
まぁ理解に苦しむ感じでした。
救命士取るぐらいなんだから、少なからずその道に興味があって、将来的にもその道に進みたいんだろうけど、私達の働く消防の世界はそれだけじゃない。
消防(火消し)に始まり、救助、当然救急も。119番を受ける通信指令室、火災を未然に防ぐ予防の仕事、勤務を司る総務の仕事だってあるし、防災対策を専門にするところも。
これらのものが集まっての消防であり、組織がある。そして、方法は違えど人命・財産を守ると言う点では皆同じ。
希望はあるかもしれないけど、与えられた任務で人命救助に当たるのが消防職員としての任務である。希望とは違っても、与えられた仕事をきっちりこなさなければならないのが消防職員であると言う前に社会人として当たり前のこと。
どうもこれがね、残念ながらできない新人さんがいるのも事実。ここ数年で何度か聞く話。
これは私の勤める消防署でのお話ではありませんが、先日仲の良い同期からこんな話を聞いたので、思ったことも交えて。
ついていけない、自分には合わないで辞めて行くのもいます。それはそれで自分で見極めての結果なんだろうからどうこう言いません。
しかし、この『資格を持ってるから』が少々面倒にもなっているのも実情ですね。資格を持ってるが故に救急しかやりたくないと言いだすのも数年に1度は見かけます。
ここで伝えたいのは、救命士を持っているからと言って特別に優遇されるとは思わないで欲しいと言うこと。
救急救命士制度ができて20年が過ぎ、救急隊に救命士が乗務することがほとんどになった時代。小規模な本部だとまだまだ足りないと言うこともあるかもしれませんが、都市部では飽和状態となっており今では消防隊やら救助隊に救命士資格を持つ者がいることも珍しくなくなってきました。
現状救急救命士の資格を活かせるのは消防組織の救急と言う、極めて限られたところ。
その消防組織に入ると言うことは、救急だけじゃ無くて火消しも救助も、あるいは予防関係の仕事もやらなくてはならないと言うこと。救急だけしかやりたくないは通用しないと言うこと。
もし今後、消防に入ろうと言う若い人がこれを見てるならば、そのことを頭に入れて欲しいな、と。そんな想いで書きました。
今は大学や専門学校でも救命士の資格が取れる時代。
大学とかじゃそこまできっと言わないんでしょうね、一人でも多くの合格を出して実績を作って、また入学者を増やしてってだけ。
勉強はしてきてるから知識としては立派なもの持ってるんですが、それ以上が無い感じ。
資格がある故のデメリットを感じる一面なのでした。
こういうことを思うようになったのも、年を重ねてきたからかな
明日は仕事です