消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

防災訓練

2011-10-30 22:54:22 | 消防・救急
昨日は4件。週末に忙しい傾向にある我が署では、これでも忙しい方。

件数こそ前所属の署に比べたら少ない方ではありますが、1件にかかる時間が長いのが特徴な署。病院も遠いし市街地から離れていますので、現場到着まで時間を要すことも多々あるわけで。

なので救急隊遅延のために消防隊が先行することもよくあります。

この当番では消防隊に先行してもらうような事案はありませんでしたが、夜は眠れませんでした


さて今日は非番になるわけですが、タイトルにありますとおり防災訓練の指導に行ってきました。

自治会単位で行われる訓練でして、大体9月の防災週間当たりにやる自治会が多いのですが、今年はこの間に台風が直撃したため中止。職員も(市役所職員含め)訓練を実施するはずでしたが、これも中止になりました。(おかげで私個人的には助かった部分があったんですけど


勤務終了後に準備をして、広報用の車で訓練会場となる自治会の敷地へ。

救急隊員で行ったのは私だけ。実は朝方に出場した救急が思いっきり時間がかかりまして、帰ってきたのは引継ぎの時間中。報告書の作成やら事務処理が多々思いっきり残っていましたが、訓練指導に行かねばならないため、まだ食べていなかった朝ご飯を急いでかき込み、車へ乗り込みました。ヒゲまで剃る時間はなかったです、ゴメンナサイ

万が一救急があって帰って来れなかったら、みそっかす(仲間はずれの意)になってましたから…


訓練の内容は消火器の使い方と三角巾の使い方、そして竹の棒と毛布を使った応急担架の作り方。これを大体2時間ぐらいかけて。

説明だけだと飽きが来るので、明日もし使う機会があったらできるようにと、何度も何度も繰り返し。特に三角巾担当だった私(救急関係だったからでしょうね)は三角巾の折り方から基本となる結び方、そして一番見たことがあるであろう腕の吊り方と、オーソドックスな頭の被覆の方法を教えました。

実際の救急現場では、骨折を疑えば腕を三角巾で吊ることはありますが、頭の被覆はあまりやらず。ネット包帯で処置してしまうこともありますが、防災倉庫には三角巾が大量に保管してあります。先般の震災の時のような場合には、必要ならば使うことがあるでしょう。震災の影響もあってか、例年より真剣に取り組む姿勢が見られたとの自治会長からの講評がありました。


いつもより長い勤務となりましたが、無事に終了。2時過ぎに家に帰りまして、寝不足もあってそのまま昼寝。起きてダラダラするいつもの生活でした(苦笑)


明日は休みです