今日はお休み。今日も良い天気。
いつもの洗濯&次男がおねしょしたため布団も一緒に洗って干して。長男はほとんど失敗しなくなりましたが、次男はまだまだ。
もう少しおねしょ布団との闘いは続きそうです。
今日は前回に続く『消防の階級』のお話。
前回(消防の雑学 その6)では消防組織のトップである消防長の階級は、規模の大きさにより決まっている旨を書きました。
根拠となる『消防吏員の階級の基準』に消防長の階級について示されていますが、消防吏員の階級については○○とするのような一文が一番最初に来ています。
今度は上から挙げて行きますと、(読み方は前回の記事を参照)
・消防総監
・消防司監
・消防正監
・消防監
・消防司令長
・消防司令
・消防司令補
・消防士長
・消防士
とあります。
ここで前回と違うのが、消えた『消防副士長』の謎。条文そのまま読んで行くと、消防副士長は存在しないことになる。
その後根拠となる階級基準を読み進めて行っても、消防士長及び消防士とすると言う一文で締められています。
では、なぜ消防副士長と言う階級が存在するかと言えば、この根拠となる消防吏員の階級の基準の最後に出てくる一文。
『市町村は、第一条及び前条の規定にかかわらず、特に必要があると認めるときは、消防士の階級を消防副士長及び消防士の階級に区分することができる。』とあります。
ここで初めて、消防副士長と言う階級が出てくるわけですね。
国としては消防士の次は(上は)消防士長と言う階級の基準を定めている。
けど、実際消防は市町村単位で運用しているもの。その市町村で運用している消防組織、体制の都合により消防副士長と言う階級を設けて良いですよと言うことになりますね。
その市町村の必要性によりと言うことですので、消防組織によっては消防副士長の階級が無いところもあります。けど、私の勤める消防をはじめ、近隣の消防本部も消防副士長を設けているところがほとんどかな、と。市町村がどんな理由で消防副士長を置いているかは様々だと思いますが、消防副士長を置く場合はその市町村消防の条例ないし規程か何かで必ず定めているはずです。
消防副士長が無い消防は私も1つしか知らないぐらい、日本全国で770本部(平成25年4月1日の時点で)ありますから、消防副士長を設けていない本部ももっとあるんでしょうけど。
ちなみにこの階級は、活動服等の胸についている階級章で判断できますが、災害活動時に被っているヘルメットや制服の袖口でも判別できます。
階級章については線の数や星の数で、ヘルメットでは線の本数や太さによって階級が分かる。これも『消防吏員の服制基準』と言うものがあって、それによって事細かく決められているもの。
線の太さや間隔もミリ単位でホントに事細かく決まっているのです。
と、前回と今回に渡って『消防吏員の階級』についてまとめてみました。
このお話はどちらかと言うと若い消防職員向けだったかな、と。ちょっとマニア的なお話でしたかね
たかが階級、されど階級。私達のことを指す『消防士』とは、あくまでも通称であり10ある階級の1つであると言うこと。
その階級も実はこんな事細かな決まり事があるんだよと言うお話でした。
明日は仕事です。
※参考
『消防吏員の階級の基準』
『消防吏員の服制基準』
いつもの洗濯&次男がおねしょしたため布団も一緒に洗って干して。長男はほとんど失敗しなくなりましたが、次男はまだまだ。
もう少しおねしょ布団との闘いは続きそうです。
今日は前回に続く『消防の階級』のお話。
前回(消防の雑学 その6)では消防組織のトップである消防長の階級は、規模の大きさにより決まっている旨を書きました。
根拠となる『消防吏員の階級の基準』に消防長の階級について示されていますが、消防吏員の階級については○○とするのような一文が一番最初に来ています。
今度は上から挙げて行きますと、(読み方は前回の記事を参照)
・消防総監
・消防司監
・消防正監
・消防監
・消防司令長
・消防司令
・消防司令補
・消防士長
・消防士
とあります。
ここで前回と違うのが、消えた『消防副士長』の謎。条文そのまま読んで行くと、消防副士長は存在しないことになる。
その後根拠となる階級基準を読み進めて行っても、消防士長及び消防士とすると言う一文で締められています。
では、なぜ消防副士長と言う階級が存在するかと言えば、この根拠となる消防吏員の階級の基準の最後に出てくる一文。
『市町村は、第一条及び前条の規定にかかわらず、特に必要があると認めるときは、消防士の階級を消防副士長及び消防士の階級に区分することができる。』とあります。
ここで初めて、消防副士長と言う階級が出てくるわけですね。
国としては消防士の次は(上は)消防士長と言う階級の基準を定めている。
けど、実際消防は市町村単位で運用しているもの。その市町村で運用している消防組織、体制の都合により消防副士長と言う階級を設けて良いですよと言うことになりますね。
その市町村の必要性によりと言うことですので、消防組織によっては消防副士長の階級が無いところもあります。けど、私の勤める消防をはじめ、近隣の消防本部も消防副士長を設けているところがほとんどかな、と。市町村がどんな理由で消防副士長を置いているかは様々だと思いますが、消防副士長を置く場合はその市町村消防の条例ないし規程か何かで必ず定めているはずです。
消防副士長が無い消防は私も1つしか知らないぐらい、日本全国で770本部(平成25年4月1日の時点で)ありますから、消防副士長を設けていない本部ももっとあるんでしょうけど。
ちなみにこの階級は、活動服等の胸についている階級章で判断できますが、災害活動時に被っているヘルメットや制服の袖口でも判別できます。
階級章については線の数や星の数で、ヘルメットでは線の本数や太さによって階級が分かる。これも『消防吏員の服制基準』と言うものがあって、それによって事細かく決められているもの。
線の太さや間隔もミリ単位でホントに事細かく決まっているのです。
と、前回と今回に渡って『消防吏員の階級』についてまとめてみました。
このお話はどちらかと言うと若い消防職員向けだったかな、と。ちょっとマニア的なお話でしたかね
たかが階級、されど階級。私達のことを指す『消防士』とは、あくまでも通称であり10ある階級の1つであると言うこと。
その階級も実はこんな事細かな決まり事があるんだよと言うお話でした。
明日は仕事です。
※参考
『消防吏員の階級の基準』
『消防吏員の服制基準』