さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

プレ・映画『ちいさな哲学者たち』

2011-07-19 21:55:21 | Monday ゆかいな言葉たち
 あれは、六月のことだった。

 日仏学院@飯田橋での『ちいさな哲学者たち』の試写会に、行った。今回は初めて4名分都合できた(ただし、直前決定)。
 先に向かってくれた友人らに席の確保を頼み、
汗だくになりながら、席についた。

     ********

 試写会らしく、アンケートが配られた。

 その中に、こういう質問があった。
「この映画のどこにいちばん関心がありましたか?」


     *********

 お誘いした友人の一人で、
(キャベツは知らなかったのだが)実は、前々から、
この映画のポスターを
家のドアに張っていたほど楽しみにしていた友人が、「ああっ!」と小さく叫んだ。

「この質問、一つだけ、って書いてあったのに、私、3つもマルを書いちゃった


     *********

 キャベツはそれを聞いて、自分の手元を見やった。


 ――大丈夫。私は4つもマルをつけていたよ。

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パウル・クレー展 ~終わらないアトリエ~

2011-07-13 18:42:03 | Wednesday 芸術・スポーツ
(パウル・クレー「花ひらいて」,1934年)


 ある日、突然、半休を頂けたので、
 観てきた。
(有給をもらえるなんて…そもそも、半休なんて、
 具合が悪くて早退せざるを得なかった時以外、もらったことがない。
 と、感謝しつつ)

                        
            (PAUL KLEE「黒い記号」1938年)

 14時頃に着いたのだが、平日のせいか、それほど混んでおらず、
 久しぶりにストレスなく、見ることができた(^^)

            
           (PAUL KLEE「山への衝動」1939年)

         工夫された、味わいのある、良い展覧会だった。
         土日や、7月2日の放映後は混むだろうな・・・と感じつつ。


 そして、クレーの優しい味わいのある線描や色彩だけではなく、

      「創造=破壊」

ということを、ここでも覚えさせられ、がつんと頭をうたれた。

 

(PAUL KLEE「花ひらく木」1925年。90度回転し、拡大すること推奨・・・何かに気付くカモ。)



          ***********

パウル・クレー展― おわらないアトリエ
 PAUL KLEE: Art in the Making 1883-1940

 @東京国立近代美術館

 2011年5月31日(火)– 7月31日(日)


■展覧会趣旨

 スイス生まれの画家パウル・クレー(Paul Klee, 1879-1940)は、長らく
日本の人々に愛され、これまでにも数多くの展覧会が開催されてきました。

 「創造の物語」や「旅のシンフォニー」または「線と色彩」などの副題が示すように、
作品の物語性や制作上の理念が詩情豊かに詠われたそれら展覧会は、多くの人々に
クレー芸術の魅力を伝える大きな役割を果たしました。

 このたび、京都と東京の国立近代美術館で初めて開催されるクレー展では、今までの展覧会成果を踏まえた上で、これまでクローズアップされなかった観点、「クレー作品が物理的にどのように作られたか」について考えます。 ・・・(以下略)

             

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映画『コクリコ坂から』

2011-07-13 06:59:51 | Wednesday 芸術・スポーツ
 今朝は室温32度。これで過ごしやすい、とさえ感じる。
汗、だらだらだが。


   ********

 最近、テレビでは4週連続でジブリ作品を放映しているらしい。
 そして、今週末から『コクリコ坂から』が公開。


 監督は、宮崎駿(はやお)ではなく、宮崎吾朗。
 企画・脚本は、宮崎駿。

   ********

 一足先に、拝見す。

 舞台は、横浜、東京オリンピックの前年の1963年(昭和38年)。
(実際には、学生運動が過熱した1970年代…の様子。)
 時代背景を勉強してからなら、面白いかもしれない。

 テーマをどこに置くのかはともかく、
 ソレが些末(さまつ)なことだからなのかもしれないが、も
うちょっと丁寧に・・・と感じる展開がそこここにある。

 それゆえか、
 色々な萌芽(ほうが)はあるものの、伝わりにくい。
 入りにくい。

 ジブリ風さわかやな、ノスタルジィ。
というべきか。


   ********

 ・・・1980年代以降の私らにとって、昔のジブリ作品は思い出深く、
ちびたちにせがまれるまま、何度ビデオを観たか、わからないものだった。
セリフもいくらか覚えてしまった程だった。

「となりのトトロ」
「魔女の宅急便」
「天空の城ラピュタ」
「風の谷のナウシカ」・・・

 ダガ、コクリコ坂ハ、チョット難シイ。
 ファミリー向け、というより、50代以上向け、と感じる。


  *********

それにしても・・・懐かしい歌ですな。

「上を向いて歩こう」

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原発事故の跡

2011-07-13 06:47:57 | Tuesday 医療ニュース
 「・・・たら」「・・・れば」は意味がない。
だが、だからといって、知らないより知る方がいい(と私は思う)。
人によっては、知りたくない、という人もいるが。


一つの記録。


出荷の6頭は5都府県に セシウム検出牛、一部は販売(朝日新聞) 7月12日


           ***********


◇そういえば、こんな話もあったっけ。


3月15日、東京ではヨウ素やセシウム、テルルといった放射性物質が、1立方メートルあたり数百ベクレル(Bq)検出されていました。これは'86年のチェルノブイリ原発の事故時、日本に降った量の何百倍、何千倍という濃度です。

 しかし、このデータを公表しようとしたところ、上司から『パニックを煽る』と言われました。行政も数値は把握していたと思いますが、おそらくそうした『パニックを止めよう』という力がいろいろと働いたのだろうと思います。名前は明かせませんが、私の同僚でも、検出したデータを公表しないよう言われた人たちが何人もいます」

 これは5月23日に参議院の行政監視委員会において、参考人として招致された小出裕章・京都大学原子炉実験所助教の発言である。

 この日、同委員会には小出氏の他、地震学者の石橋克彦・神戸大名誉教授、後藤政志氏(元東芝の原子炉設計者)、孫正義・ソフトバンク社長ら、4人の「脱原発派」の識者が参考人として招致されていた。

 ところが、この注目すべき委員会の様子は、テレビ等では一切、放送されなかった。NHKも、中継したのは「原子炉への注水を止めたのは誰なのか」との議論が続いていた衆院復興特別委員会で、この「脱原発」委員会は完全に無視した。マスコミでは、翌日の朝刊で一部の新聞が短い概要を取り上げたくらいだ。・・・(続きは、こちら

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原発と各地

2011-07-05 21:57:35 | Tuesday 医療ニュース
そういえば、メモしていなかった。

原発で20年働いていた人の声「原発がどういうものか、知ってほしい」

地図「福島第一原発から漏れた放射能の広がり」(2011年6月18日改訂、国・自治体の計測値による)・・・参考までに。

 ・・・東京は新宿区百人町に、放射線量の計測機器があるそうだが、その場所、地表10数メートルの高さ(地表からの影響を受けないで、空間の放射線量を測定するため)。
 (いちばんイイ=必要な時期が終わった)最近、やっと地表1mでの放射線量も計測とのこと。これ以上、大きな事故が起こらなければ、それよりも街行く人々のタバコの害のほうが、大きいかと思いますが。




「どのみち、人間、いつかは死ぬんだから」
とも苦笑いもできるでしょうが、

できれば、

地上から去るまで、元気に動いていたいものですな





       *******


仕事上、
「被爆(ひばく)には、注意してね~~~~~」
「あれ、痛くないから、なおさら気を付けてね~」
と、今日も注意されていたキャベツより。



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さるも木に登る

2011-07-05 06:06:21 | Monday ゆかいな言葉たち

 何の話の脈絡か、キャベツの口から

「猿(さる)も木に登る」

ということばが出た。


    


    


    



 聞いた人々は、口々に、

「何もひねってないじゃん」

「『豚もおだてりゃ木に登る』と、『猿も木から落ちる』がドッキングしたんだね。うん、普通だね」

「そりゃ、当たり前だ」

「全然、ことわざになっていませんよ」

と、おっしゃった。私もそう思ふ。

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ヨハネ8章32節

2011-07-03 20:52:14 | Sunday 写真&みことば
(写真:2011年5月下旬の、東北の田んぼ。車窓から)


        


 イエスがこれらのことを話しておられると、
多くの者がイエスを信じた。

 そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。

「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、

 あなたがたは ほんとうにわたしの弟子です。


        


 そして、あなたがたは真理(しんり)を知り、

 真理(しんり)はあなたがたを自由にします。」

             (新約聖書・ヨハネの福音書30節-32節)

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友人の結婚式

2011-07-02 04:41:47 | Thursday 生活
(2011年5月撮影。ウエルカムボードと小物たち)


 この前、友人(注:リンク先記事一番下に記載)の結婚式が、あった。
 ―時間は、あっという間に、過ぎて行くのだと実感中―。

 彼女は10年来の友人だが、
不思議なことに、
彼女らの高校の先生の一人が、そちらの地の××兄だったり、
行った大学の教授の一人が、またまたあちらの地のの××兄だったりと
色んなところで、色んな人がつながっているのを、後から後から知ったものだった。
(いやはや、私しゃあ、悪いことはできないですな・・・


    **********


 震災の影響もあり、余裕をもって動こうと向かったところ、
一番乗りだった。

 おかげさまで、ゆったりと仮装をすることができ、
あまつさえ、親族控室に呼ばれ、
ご家族とお話したり、
いち早く、
美しい花嫁姿を見ることができた。


 可愛い孫の晴れ姿に、
おばあさま方は、ハンカチを目に当てたり、
ジェントルマンという言葉がぴったりのおとうさまも、
息をのんでいた。

「とてもキレイですね」
すると、そのお父様は、嬉しそうな、はにかんだ表情で言った。
「いや~~、こんな姿は初めて見たんでね」
 (やや山形のイントネーションで)

思わず、言った。
「いえいえ、そんな。何回もあったら、大変ですよ」

それを聞いた叔父様叔母様方は皆、大爆笑した。


       *********

   
    (ホテル内の回廊)


 挙式は、キリスト教式。
 聖書のどこの箇所が出るのだろうと思っていた所、新約聖書のコリント第一13章だった。

(ちなみに、(私の知っている)クリスチャンの結婚式の場合は、
 たいていエペソ書の
 「妻たちよ。・・・自分の夫に従いなさい。
  夫たちよ。・・・自分の妻を愛しなさい。」
 が、引用される)



 「愛は寛容であり、
  愛は親切です。
  また人をねたみません。

  愛は自慢せず、
  高慢になりません。

  礼儀に反することをせず、
  自分の利益を求めず、
  怒らず、
  人のした悪を思わず、

  不正を喜ばずに真理(しんり)を喜びます。

  すべてをがまんし、
  すべてを信じ、
  すべてを期待し、
  すべてを耐え忍びます。

  愛は決して絶えることがありません。・・・」

               (新約聖書・コリント第一 13章4-8節)


 「こういうわけで、いつまでも残るものは
  信仰と希望と愛です。
  その中で一番すぐれているものは愛です。」

                (同上 13章13節)



            *************


 優しく、元気な友人達の披露宴は、
 盛りだくさんの華やかなひとときだった。

 ステキな花婿・花嫁の姿を見れたり、
 美味しい、地元のものを使ったお料理をいただいたり、
 友人の気配りのおかげで、
 周りの方々ともスムーズに話がすすんだり。


 ただ、一つだけ残念なことがあった・・・あの美味しいお料理を、新郎新婦が食べられないことだけが、
残念だった。
(ごめんよ。こちらばかり頂いていて


 すると、お隣にいた方が、ステキな提案をしてくださった。

「その分、今度は、あなたが呼んで、美味しいものを
 食べさせてあげたらいいんじゃない?」   (にっこり)



   
          (モウ~~~~~~)

  (帰りの新幹線から撮影した、米沢牛の模型)


            *************


 とにもかくにも、
 結婚式、お疲れ様でした。

 そして、
        おめでとう。




                  

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