さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

地球は元気だ・・・

2011-03-24 23:14:26 | Thursday 生活
(写真は、青森・秋田にまたがる十和田湖-二重カルデラ湖-)


 最近、地震を感じない日はない。
 今朝も、大きな揺れを感じて、たたき起こされる。
職場も、免震構造のおかげで、その分、揺れる、揺れる。


 おかげさまで、日々思うことがある。
 今、
 自分が揺れているのか、
 それとも、建物が揺れているのか、

 それとも、自分が揺らしているのか。


          **************


 それにしても、紙もまだなく、パピルスもなく、
 石板に書かれていたという時代に、
 マグマのこと(←と読めるもの)も記されているだが…

 あの当時は、どう理解していたのだろうか。
 そもそも、そのパピルスさえない時代に、書かれたコレを、
 人々は、どう理解してきたのだろう(゜_゜ ? と思う箇所がある。


          *************


 『まことに、銀には鉱山があり、
  金には精練(せいれん)する所がある。

  鉄は土から取られ、
  銅は石を溶かして取る。

  人はやみを目当てとし、
  その隅々(すみずみ)まで行って、
  暗やみと暗黒の石を捜し出す。

  彼は、人里離れた所に、縦抗(たてこう)を掘り込み、
  行きかう人に忘れられ、
  人から離れてそこにぶら下がり、揺れ動く。

  地そのものは、そこから食物を出すが、
  その下は 火のように湧(わ)き返っている。


  その石は サファイヤの出るもと、
  そのちりには金がある。

  その通り道は猛禽(もうきん)も知らず、
  はやぶさの目もこれをねらったことがない。

  誇り高い獣(けもの)もこれを踏まず、
  たける獅子(しし)もここを通ったことがない。

  彼は堅い岩に手を加え、
  山々をその基(もとい)からくつがえす。

  彼は岩に坑道を切り開き、
  その目はすべての宝を見る。

  彼は川をせきとめ、
  したたることもないようにし、
  隠されている物を明るみに持ち出す。・・・

          (旧約聖書・ヨブ記 28章1~11節)


                  


 北欧のかたい岩盤を壊すために生まれたダイナマイトもまだなく、
 日本の江戸時代の上水工事のようなこともなく、
 地動説も唱えられておらず、
 今から何千年も前の頃、

 聖書の中でも最古のものと言われている『ヨブ記』には、
 すでに、こう記されている。
 (ヨブ記の舞台である地は、日本ほど地震は多くはないはずなんだがな・・・。)

                   


 ・・・ともあれ、昔から

 地球は元気なんだね・・・。(お手柔らかに、お願いします)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『塩一トンの読書』  壱

2011-03-20 21:12:24 | ひとこと*古今東西
(写真:世界最大の塩湖の、ボリビアのウユニ塩湖Salar de Uyuni)


          


 「ひとりの人を理解するまでには、すくなくとも、

  一トンの塩をいっしょに舐(な)めなければだめなのよ」



       ***********


 ミラノで結婚してまもないころ、これといった深い考えもなく夫と知人の

うわさをしていた私にむかって、姑(しゅうとめ)がいきなりこんなことを

いった。

 とっさに喩(たと)えの意味がわからなくてきょとんとしていた私に、

姑は、自分も若いころ姑から聞いたのだといって、こう説明してくれた。


       ***********

 一トンの塩をいっしょに舐めるっていうのはね、

うれしいことや、かなしいことを、いろいろといっしょに経験する

という意味なのよ。塩なんてたくさん使うものではないから、一トンというのは

たいへんな量でしょう。

 それを舐めつくすには、長い長い時間がかかる。

 まあいってみれば、

気が遠くなるほど長くつきあっても、人間はなかなか理解しつくせないものだって、

そんなことをいうのではないかしら。



             (須賀敦子『塩一トンの読書』から抜粋)




※改行は、読みやすいようにキャベツの独断と偏見で行っています。


<後の記事>
『塩一トンの読書』 弐

              

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『塩一トンの読書』  弐

2011-03-20 21:10:07 | ひとこと*古今東西
(ボリビアのウユニ塩湖。標高約3,700mにある
 南北約100km、東西約250km、面積約12,000km²=新潟県の面積)

            

 …文学で古典といわれる作品を読んでいて、ふと、いまでもこの塩の話を

思い出すことがある。

 この場合、相手は書物で、人間ではないのだから、

「塩をいっしょになめる」というのもちょっとおかしいのだけれど、

すみからすみまで理解しつくすことの難しさにおいてなら、本、とくに古典との

つきあいは、人間どうしの関係に似ているかもしれない。

 読むたびに、それまで気がつかなかった、あたらしい面がそういった本には

かくされていて、ああこんなことが書いてあったのか、

と新鮮なおどろきに出会いつづける。


     **************

 長いことつきあっている人でも、なにかの拍子に、あっと思うようなことがあって

衝撃をうけるように、古典には、目に見えない無数の襞(ひだ)が隠されていて、

読み返すたびに、それまで見えなかった襞がふいに見えてくることがある。

しかも、一トンの塩とおなじで、

その襞は、相手を理解したいと思いつづける人間にだけ、ほんの少しずつ、
開かれる。

イタリアの作家カルヴィーノは、こんなふうに書いている。



 「古典とは、その本についてあまりいろいろ人から聞いたので、

  すっかり知っているつもりになっていながら、

  いざ自分で読んでみると、これこそは、あたらしい、予想を上まわる、

  かつてだれも書いたことのない作品と思える、そんな書物のことだ。」



                       (須賀敦子『塩一トンの読書』から抜粋)


                 

<前の記事>
『塩一トンの読書』 壱


<後の記事>
『塩一トンの読書』 参


                 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『塩一トンの読書』 参

2011-03-20 21:08:50 | ひとこと*古今東西
(干上がったボリビアのウユニ塩湖。
 この下には世界の埋蔵量の半分を占めるリチウムがある…という。)


           


 「自分で読んでみる」という、私たちの側からの積極的な行為を、

書物はだまって待っている。


 現代社会に暮らす私たちは、本についての情報に接する機会には

あきれるほどめぐまれていて、だれにも「あの本のことなら知って

いる」と思う本が何冊かあるだろう。

 ところが、ある本「についての」知識を、いつのまにか「じっさいに

読んだ」経験とすりかえて、私たちは、その本を読むことよりも、

「それについての知識」をてっとり早く入手することで、お茶を

濁(にご)しすぎているのではないか。ときには、部分の抜粋だけを

読んで、全体を読んだ気になってしまうこともあって、「本」は、

ないがしろにされたままだ。

 相手を直接知らないことには、恋がはじまらないように、

本はまず、そのもの自体を読まなければ、なにもはじまらない。


            (須賀敦子『塩一トンの読書』から抜粋)



              

<前の記事>
『塩一トンの読書』 弐

<後の記事>
『塩一トンの読書』 四    

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『塩一トンの読書』 四

2011-03-20 21:02:54 | ひとこと*古今東西
(ボリビアのウユニ塩湖。「天空の鏡」と言われる巨大な鏡となることも、ある)


               


  さらに、こんなこともいえるかもしれない。

  私たちは、詩や小説の「すじ」だけを知ろうとして、それが「どんなふうに」

 書かれているかを自分で把握する手間をはぶくことが多すぎないか。

  たとえば漱石の『吾輩は猫である』を、すじだけで語ってしまったら、

 作者がじっさいに力を入れたところを、きれいに無視するのだから、

 ずいぶん貧弱な愉(たの)しみしか味わえないだろう。


  おなじことはどの古典作品についてもいえる。

  読書の愉しみとは、ほかでもない、この「どのように」を

 味わうことにあるのだから。


                   (須賀敦子『塩一トンの読書』から抜粋)


              

<前の記事>
『塩一トンの読書』 参

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

...everlasting

2011-03-20 07:40:45 | Sunday 写真&みことば
 いつまでも残るもの
 …新約聖書のコリント人への手紙第一(Corinthians Ⅰ)13章13節から。


             .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*


          『こういうわけで、いつまでも残るものは

                  信仰と希望と愛です。

             その中で一番すぐれているのは 愛です。』


                                (新改訳第2版)



             .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*


    『げに 信仰(しんこう)と
              希望(のぞみ)と
              愛(あい)と

       此(こ)の三つの者は 限りなく存(のこ)らん、

       而(しか)して 其(そ)のうち最も大(おおい)なるは

             愛(あい)なり。』

               (文語訳)

             .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*


   "And now abideth faith, hope, charity, these three;

    but the greatest of these is charity."

               (KJV = King James Version,欽定(きんてい)訳)




   
        (写真:西欧ではなく、日本の西の方の、とある学校の玄関です…)

                 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

震災とバッチとレモン

2011-03-17 21:19:05 | 日々の雑感


こんな時期だが、ある日、仕事のあと研修もあった(中止にならず)。
発表者の方々の内、あるお姉さま方がキャベツが身につけているものをみて、
 「私たちも、あれ、つけたいよね」
と言った。
なんだろう?? FIS○のバッチかと思いきや、放射線測定用のバッチ(頭部用・腹部用)のことだった。

・・・いや。それが不要であるほうがいいかと思ふ。


          **********

DMAT(災害派遣医療チーム)の近聞きの話など、ツイッタ―上で発信
してくれているお方もいるが、ここではそれに触れないでおく。実際に聞いている
話もいろいろあるが、どこまで伝えていいかはなんともわからない故。

 ただし、良い話は、(こそっと)伝えておきたい。
良い話だろうと、悪い話だろうと、事実だろうと、伝えること自体を嫌がる方々も
いるのだが、少なくとも、良い知らせ(good news = gospel = 福音)を伝えるのを
嫌がるお人(特にクリスチャン)はいないだろう。
 自分たちだけ、その良い知らせを聞いて、知って、嬉しがって、秘めておくなんて、
そんなもったいないことをするクリスチャンは、いないに違いない。

(念のため;ブログは「ウェブサイトとしての体裁は、
 主として管理者が記事を投稿する私的ニュースサイト、あるいは日記」である)

          **********


原発や関東の放射線量に関して、単位もごちゃまぜにして、大丈夫、危険だ、の
両極端な印象を与えるニュース等は少なくない。

「関東1都6県で15日、大気中の放射線量が通常の約7~110倍に急上昇した」(M新聞他)
と最初の一文にあっても、そもそも基準値がどこにあるかで異なる。
加えて、
1000μSv(マイクロシーベルト)  = 1mSv(ミリシーベルト)。
1000mSv(ミリシーベルト)    = 1Sv(シーベルト)。
な上、人は、年間、約2.4mSvの自然放射線にさらされている。
 そういうわけで、上記の文は、
「ビタミンCが、レモン○○個分!!!」「食物繊維がレタス○○個分!!」
と言っているのと一緒に聞こえる。現時点で、なら。

 ただし、原発事故の展開は「予測困難」、日本は迅速な情報伝達を=IAEA(トムソンロイター)の中で

 …福島第1原発2号機の損傷については、それが亀裂または穴であるのか、それとも憂慮するほどの損傷ではないのか、IAEAは理解できていないと語った。一方で、原子炉格納容器内の圧力は低下していないとし、大きな損傷があれば圧力は低下するはずだと述べた。
 同事務局長は、福島原発での事故はチェルノブイリ原発事故とは状況が異なるとの見解を示した一方で、現在の状況は「憂慮すべき」と指摘。「今後の展開が悪化するのか、改善するのか予測することは困難だ」と述べた。…

 とあるように、具体的な状況に関する情報が少ない。
 加えて、今後も地震が続くことや内部被爆を考慮し、なんともいえない。

 今日は、空と陸から放水開始=3号機、燃料プールに―福島第1原発で・自衛隊(時事通信)されている。お疲れ様デスm(_ _)m ・・・焼け石に水、、ではなく、少しでも沈静化しますように。


         **********

 ちなみに、・・・そちら(原発や被災地)には直接、具体的に何もできないが。

【地震対策:東京消防庁】
『地震に備えて ~いま 一人ひとりにできること~』
 「地震 その時10のポイント」他

 また、地震が来ています。とりあえず、備えを確認しよう…


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心に残るつぶやき集、から

2011-03-14 23:16:39 | ひとこと*古今東西
2011年3月11日の大地震と、その後のさまざまな状況の中、こんな暖かい話、実話などがツイッタ―で発信されている様子。
「避難生活を余儀なくされている方、不安に押しつぶされそうな方に、すこしでも勇気をもってもらえたら…」、「少しでも励ましになったら…」と、
それらがサイトとなっていたり、拡散されている。
 私も、そのごく一部をここにも残そう。

 …ここを垣間見る方々にとって、少しでも慰めとなりますように。

       ***********


段ボールに感動 @aquarius_rabbit

 ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。

いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。


          

ディズニーランドでの出来事 @unosuke

 ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。

ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、

その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。

子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった


          

駅員が泣いた @oka_0829

 駅員に「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」

って言ってる小さな子達を見た。駅員さん泣いてた。

俺は号泣してた。


          

国連からのメッセージ@akitosk

 国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。

今回は国連が全力で日本を援助する。」


          


渋滞した交差点での出来事 @micakom

 一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、

誰もが譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。

複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、

10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。

恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。


          

父親の行動 @s_hayatsuki

 1階に下りて中部電力から関東に送電が始まってる話をしたら、

普段はTVも暖房も明かりもつけっぱなしの父親が何も言わずに

率先してコンセントを抜きに行った。少し感動した。


          

整列する日本人 @HASUNA_Natsuko

 日本人すごい!! こんな時にも山手線ホームできれいに整列してる …涙。有楽町駅を上から眺む。


          

パン屋 @ayakishimoto

 昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが

無料でパン配給していた。こんな喧噪のなかでも自分にできること見つけて実践している人に

感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。


          


ドイツ人の友達 @sikkoku_otsuyu

 ドイツ人の友達が地震が起きた時に渋谷に居て、パニックになっていた所を

日本人に助けてもらったらしく、その時の毅然とした日本人の態度や足並み乱さずに

店の外に出てやるべきことを淡々とこなす姿にひどく感動し、まるでアーミーのようだったと言っていた。


          

地球の裏側から @mohideki

僕は今、ブラジルのサンパウロにある日系人が多く住む街の教会に泊めて貰っています。

朝からずっと礼拝所で賛美歌が聴こえるけど、なんで土曜日なのに?と思っていました・・・ああ、そうか。

そう、ここは日系人街。地球の裏側から日本の被災者へと皆が祈りを捧げているのです。


          

気遣い@inouenana

バイトくんの中に、東北が実家の子がいたらしく。

弟「今日はバイト休んでいいよって伝えてくれる?」

従業員「わかりました(電話で)あ、今日、店休みだってさ」

......彼の伝え方に感動した。気遣いって、こういうことだ。


          

一カウンセラー @RisaHisano

 また、一カウンセラーとしてつぶやき。そろそろ、テレビを見過ぎて

被災地にいなくても精神的に辛くなる人が増えてくるころ。


つらくなったら、好きな音楽聞いたり、映画見たりしましょう。

非常事態だけど、日常に近い生活を味わうのは罪ではありません。

まずは自分の健康確保を。

(*自分が元気でなければまわりを元気にはできませんよ~)


          

ディズニーシーにて@kfstudio

 ディズニーシーに一泊した娘、無事帰宅しました!

キャストのみなさんが寒い中でも笑顔で接してくれて不安を感じることなく過ごせたそうです。

防寒のカイロやビニール袋、夜・朝の軽食と飲み物、おやつまで。ディズニーの素晴らしさに感動です。

頑張ってくれたキャストさん、ほんとにありがとう!!


          

見えないところで @yoh22222

 停電すると、それを直す人がいて、

 断水すると、それを直す人がいて、

 原発で事故が起きると、それを直しに行く人がいる。

 勝手に復旧してるわけじゃない。

 俺らが室内でマダ カナ―とか言ってる間

 クソ寒い中 死ぬ気で頑張ってくれてる人がいる。


          

外国人から見た日本人 @kiritansu

外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを

律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で

混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。

本当だろう、この話。すごいよ日本。


          

現地での会話 @smzasm


  ”暗すぎて 今までに見たことないくらい

  星が綺麗だよ。仙台のみんな、上を向くんだ。”




          

他にも…

◇リヴァプールは、日本で巻き起こった巨大地震で被災した人々へ向けて、

公式ツイッターでメッセージを送った。

「我々は日本の皆さんのご無事を祈っています。

 日本に住むすべてのリヴァプールファンと、地震で被災された方々に、

 心からのメッセージを送ります。

 YNWA(You’ll never walk alone=君はひとりじゃない)



             

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もしもし、もしもし・・・

2011-03-14 20:19:35 | Monday ゆかいな言葉たち
 
52万人が避難生活=ガソリン不足など深刻―死者・不明4200人に・東日本大震災(時事通信)
 ・・・警察庁の14日午後6時現在のまとめによると、死者は宮城県が785人、岩手県が574人、福島県が420人など12都道県で1833人。行方不明者は宮城県が1049人、福島県が997人、岩手県が315人など5県で2369人。負傷者は1899人に上った。

 宮城県南三陸町では約9500人と連絡が取れない状態で、海岸付近で数百人の遺体が発見された。また、宮城県警は14日、女川町の牡鹿半島に1000人以上の遺体があるとみられるとの見通しを示した。・・・(2011年3月14日(月)19:03 時事通信)

         **************


 東京もさまざま混乱していますが、直接の被災地はもっと大変なこととお察しします。


         **************


 ・・・今だから言える話ですが、11日地震の際、実は、行方不明になっていた家族が一名おりました。
(誰とは言いません)

 あちらこちらから聞かれた時、かならず、その人のことも含まれているのですが、それにはオブラートに
包んでお答えしたものの、実際にはその人だけが安否が確認できず、内心祈るばかりでした。
(誰とは言いません)

 自由気ままに動くことが好きで、人懐っこくて、主にある兄弟姉妹(クリスチャン)であって、
 脚が悪くて、少しでも揺れたら転んで骨折しそうな御方は、こんなときに限って、
「○○に行っているんだよ…」
と、妹のM希。
(誰とは言いません)

 


 ・・・以下、あとから聞いた話です。
        (「お××」もしくは「お×××××」がそれです)・・・


 その日、地震で仕事ができなくなったM希は、
車で走って(←それらの道路は現在、泥だらけで使用不可)、弟のSを拾い

「お×××××はどこだ~」と捜しつつ、電話をかけたそうな。


 「もしもし、もしもし・・・」


 すると、誰かが携帯に出た。

お××の携帯 「もしもし」

M希       「もしもし、お×××××!!?」

お××の携帯 「うん、そうだよ。お×××××だよ」(くぐもった声)

M希       「ほんとに、お×××××!!?」

お××の携帯 「ほんとだよ。お×××××だよ」


・・・何やら変だと思ったM希は、急いで、『内丸の家』に向かった。

 すると、そこには、ジジとヒカル 1)がすやすや休んでいる横に


       ちょこんと

 お××の携帯電話があったそうな。


(・・・携帯電話の意味、ないじゃないですか!!!

 電話に出たのは、どうやらKだったらしい。
 くわえて、
 到着先に住んでいる、お××の妹も、「こちらには来ていない」と。

 …お××は、行方不明となっていた。 


          *************


 -不在がばれたら、うちの母さんにまた怒られる。
M希は、どうしようか悩んで、おばに相談した。

 -そんなことを言っている場合じゃない、何が起こっているかわからない!!
  行方不明なんだよ!!
と、いうわけで、家族の知るところとなる。


 今、電車の中なのか、
 無事に到着しているのか、
 それとも、どこぞで道草食っているのか、
 ケガはしていないか、
 事故に巻き込まれていないか・・・お××は、
とてもとても皆を心配させた。

 いつも、心配させるのが得意なのだが、いつにもまして、
この非常時だ。

 -メールも扱えないのに、それ以前に、携帯さえ持たないでいるなんて!!-


                              


 ・・・だが、夜、お××は帰ってきた。

 M希曰く、ドアのほうから、からんからんと音がした、らしい。


 ひょっこりと、お××はで、帰宅したのだった。
                  …イナクナッテイタノガ 見ツカッタ!!…  2)

        

「時間があったからね、せっかくだからと街を見ようと出て、
 雪が残っていてちょっと冷たかったんだけど、そのベンチにちょっと座っていたら、・・・あの地震でね・・・!

 M希の電話番号だけは覚えていたから、携帯にかけたんだけど、通じなくてね・・・」

と、電話越しのお××。



     ・・・・・・いやはや、無事で何よりでした。
      (神様、ありがとうございます


     願わくば、まだ行方がわからない方々も、そんなふうに無事でありますように・・・


                                 


<前の記事>
『大地震と近況報告』

<後の記事>
『こころに残るつぶやき集、から』
             

【注】
1)ジジとヒカル:従妹が拾ったネコたち。叔母がアレルギーのため、
『内丸の家』に、お××とM希と、元・同居人とともに住んでいる。

2)新約聖書・ルカの福音書15章24節がひょっこり。それくらい、嬉しかったのだった…。

                      

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大地震と近況報告

2011-03-13 23:51:45 | Friday -news-
□「○○に電話が通じないんだが・・・」とご心配されている

 兄弟姉妹(クリスチャン)もいらっしゃいましたので、少々書ける範囲で(2011年3月13日現在)。

                  

□八戸・秋田・盛岡・北上・仙台・福島の兄弟姉妹(の多く)は、

 無事です。地震での死傷者は現在のところ確認されていません。

              

□ただし、ライフラインがまだ復旧していない地域など多くありますので、

 早く復旧しますよう、被害が拡大しないよう、祈るばかりです。

              

□八戸でも、仙台市内でも食料が品薄となっている模様。

 仙台市内の建物・道路は比較的無事。

              

□先の記事でもお伝えした通り、東北新幹線の復旧のめどは立っておらず。

 (ちなみに、先の中越地震でも復旧に2カ月を要したそうです)

              

□東京でも余震が続いており、お店は早々閉店しています。

 23区内でも、スーパーやコンビニの食料品は品薄で、

 キャベツがちょうどお米が切れたから、お米を・・・と思ったら、

 (それさえ)もう無くなっていましたorz


          **********


□2次災害…というと、フツウ津波なのかもしれませんが、
 今回、福島原発での爆発もあります。

 チェルノブイリの二の舞になるかどうかわかりませんが、
 念のため、特に、U40(40歳以下)は、放射性ヨウ素などが体内(甲状腺)に
 取り込まれないよう、昆布など(安定型の)ヨウ素を含むものを摂取したり、
 -風向きにもよりますが-マスク着用等、心がけてくださいm(_ _)m
(実のところ、昆布などのヨウ素の量は気休め程度…
 とはいえ、摂取しないよりは、摂取した方がいいかとf(^^;))

 …過去の事例を想うと、

 つまり、約1,100km離れた北欧で放射性物質が発見されて、原発事故が明らかになったり、
その後、放射性物質を含んだ雲が黒海沿岸に向かい、雨が降り、
チェルノブイリ周辺のみならず黒海沿岸でも、甲状腺ガンや白血病等の発症数は増えた(発症率が高まった)
…という約25年前の事例があることを想うと、
 -今回、どれくらいの規模になるかは不明なので、まだ、なんともわかりませんが-

 …騒ぐ必要もありませんが、軽視もできないと感じます。
  (個人的見解デス)



 【ついでに】『原子力施設での臨界事故があった場合、どうしてヨウ素剤を服用するのか』
(ただし、イソジン・ルゴールの飲用はもってのほか、×です。)


              

□むろん、生も死も、すべては主の御手のうちにあり、
 私たちは、いつかは死ぬ、儚い者ですが。
 愛する方々が、主にあって守られていることを感謝しつつ・・・。

               



□何もお役に立てませんが、・・・せめて節電しつつ、
 状況が良くなりますよう、お祈りします。


                


<前の記事>
『大地震と東北新幹線』

<後の記事>
『もしもし、もしもし・・・』 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする