これが、
「口には甘いが、腹には苦い」(黙示10:9-10)というヤツなのだろうか。
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昨晩、キャベツは、頂き物の(宮崎のご実家のお庭でできたという)じゃが芋や、北海道の鶏肉&人参、佐賀の玉ねぎで、久しぶりに、ことことカレーを作り、有機栽培の5分付ごはんとともに頂いた。それは、美味しかった。
そこで、今朝も食べたくなった。
5,6年程前から胃が弱くなったため、普段の朝は、ドリップコーヒーやら手作りジュースやらで済ませているのだが、・・・数口くらいなら、口にしても大丈夫だろう、と、カレーライスをひとくち味わった。
それは、口にはとても美味しかった。
キャベツは、笑顔になった。
だが、その後、胃に入ったとたん、すぐに胃が重くなったのを感じた。
いや、大丈夫。
美味しい、美味しい。
もう、ふたくち、頂いた。
口には、美味しかった。
だが、その下では、おなかが、もたれ、もたれ、吐けるならば吐き出したくなった。
とはいえ、もう時間だった。
・・・仕事、行かなくては・・・っ!!
へっぴり腰で、職場に向かったものの、荷物を置くなり(思わず)休憩所のテーブルに突っ伏した。「具合悪そうだね。 (就業開始)時間ぎりぎりまで、休んでおきなよ」と、先輩。
冷や汗で、全身がべっとりしてきていた。
食中毒? いや、アメている
(=南部弁で、腐っているの意)感じではない。変な臭いもなかった。昨晩、作ったばかりだし、昨日は涼しかった。そもそも、食べて胃に入った直後だ。食中毒では、ない。
・・・となると、やはり、胃腸が弱くなったのに朝からカレーなんぞ食べてしまったせいか?
確かに、胃腸が弱くなってから、
<小麦粉+油(カレーetc)+ごはん>の組み合わせや、ハンバーグ+炭水化物(ごはん、パン)の組み合わせのあとは、1時間程度は休憩を入れないと胃もたれがひどかった。
コーヒーも飲んでいるし、「数口くらい・・・」と思ったのが、甘かったのだろうか。
いや、そもそも、胃腸が弱いのに、何も食べずにブラックコーヒー飲むなよ。― いや、バルザック
(=フランスの小説家)程は飲んでいない、No problemだ。
やはり、朝は、人参バナナジュースくらいにしておけば、良かったか。
「口には甘いが、腹には苦い」。
冷や汗がじっとり。だが、そのうち、大丈夫になるハズだ。
あそこ
(黙示録)に書かれているアレは、
霊的(
今風に言うとスピリチュアル)な食べ物のことだが、
ヨハネはそれを「体感」しているんだよな。こんな感じだったんだろうか。
それにしても、また、高校の時の部活の連中に、「お前、そんなに繊細だったのかよ!!」って、笑われるぞ…あの頃は、2人前や3人前、計量(=試合前の体重測定)が終わったあとはめいっぱい食わされていたし、県の強化合宿では某大学のお姉さま方がてんこもりの山型にご飯を盛って、カツにカレーに…
冷や汗だくだく、吐きたくても吐けそうになく、胃が重く、思考回路はぐるぐる。
もう、時間だ。
および腰で職場に出たとき、別の先輩がキャベツの顔を見るなり、「本当に、辛そうだね」と言う。いえ、大丈夫です、大丈夫です。ちょっと胃がもたれただけで・・・! だが、キャップをかぶりに、鏡を見ると、青黒いキャベツが、そこにいた。
確かに、これは顔色悪いな。
いや、大丈夫、大丈夫。
・・・そうこうして、時間とともに回復し、安堵した。
いやはや。
(そして、
その夜も、美味しく、カレーを頂いたのであった。)