さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

キャベツの10月の掲示板

2007-10-31 14:18:26 | メッセージボード
こんにちは。こちら当ブログ管理人のキャベツです。
 もしよろしかったら、ブログ記事に直接関係ないものなど、こちらにメッセージを残してください。
 また、最新記事は、この下からになります。


 (編集途中)

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十戒

2007-10-28 23:59:59 | Sunday 聖書
土曜の大雨・台風が去って、日曜の夜明けは本当にキレイな空でした。東京の日の出は5:58。今の時期だと、大体5時20分くらいから6時まで、刻々と様変わりする空を眺めることができます。



  さて、金曜のニュース欄で「十戒ってな~に?」と思った方へ。


   **********************

  聖書って、大きく「旧約聖書」と「新約聖書」(「旧訳」と「新訳」ではないヨ 1))に分けられるんですよ。その「旧約聖書」は、イスラエルという、今もドンパチやっている中東の、小さな小さな国を舞台に、記されています。
  そして、イスラエル人たちが、その昔、エジプトからカナン(今のイスラエルのあたり)の地へ大移動する頃の内容が、「旧約聖書」の、2番目の「出エジプト記」など。荒野を旅する40年間、イスラエル人が、朝はパン(=マナ)が、夕は肉が降って来る恵まれた(?)毎日を送っていたその頃のこと(いや、「荒野」の旅はきつかろう・・・「荒野」と言ったって、ほぼ砂漠だし)。

    *********************

  「十戒(じっかい)」は、その「出エジプト記」と「申命記(しんめいき)」に記されている10の戒(いまし)めデス。

  すなわち-

  1.汝(なんぢ) 我(われ)の外(ほか) 何者をも 神とすべからず
  2.汝(なんぢ) おのれのために 何の偶像(ぐうぞう)をも 彫(きざ)むべからず+拝むべからず
  3.汝(なんぢ)の神エホバの名をみだりに口にあぐべからず
  4.安息日(あんそくにち)を憶(おぼ)えてこれを聖潔(きよく)すべし

  5.汝(なんぢ)の父母を敬(うやま)え
  6.汝(なんぢ) 殺すなかれ
  7.汝(なんぢ) 姦淫(かんいん)するなかれ
  8.汝(なんぢ) 盗(ぬす)むなかれ
  9.汝(なんぢ) その隣人(となり)に対して いつわりのあかしをたつるなかれ
  10.汝(なんぢ) その隣人(となり)の家を 貪(むさぼ)るなかれ



  分かりにくい?かもしれません。上は、文語訳ですから
  意味は、こういうこと


  1.創(つく)り主である本当の神様だけが神様。
   (都合の良い神様を作ったりしてはダメだよ)

  2.偶像(ぐうぞう)を作ったり拝んだりしてはいけない。
   (たとえば、キリストの像とかマリア像とかを拝んだりしてはいけないヨ、と。この当時は、まだそんなものはなかったけど。)

  3.神様の名前をやたらめったら口にするもんじゃない。

  4.安息日を聖なる日とし、守れ 2)

  5.父母を敬(うやま)え               
  6.殺すな                
  7.姦淫(かんいん)するな     3)
  8.盗むな
  9.偽証(ぎしょう)をするな(=うそをつくな)
  10.他人のものをほしがるな



 最初の4つは聞きなれないかもしれないけれど、残りの6つは、幼稚園児が、先生から「盗んじゃダメですよ~」とかって教えられるような、基本的なことだよね?
  (少なくとも「殺しなさい」「盗みなさい」と教える人は・・・いないと思う)
   人がどうあるべきか、という(最低ラインの)基準かもしれない。
   これが、「十戒」デス。
   このほかにも、色んな戒め(決まり)があります。
   (十戒を含めて律法(りっぽう)と言います)
   奴隷の歯を一本でもダメにしたら、その代わり、自由の身にしなさいよ、とか、
   色々。
   もしよろしければ、ご覧あれ

                                                


   ち・な・み・に・・・


   この十戒(&律法)について、こう言われている。

   彼らのうちのひとりの律法(りっぽう)の専門家が、イエスをためそうとして、尋ねた。
   「先生。律法(りっぽう)の中で、たいせつな戒(いまし)めはどれですか。」

   そこで、イエスは彼に言われた。


   「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、
    あなたの神である主(しゅ)を愛せよ。』
   これがたいせつな第一の戒(いまし)めです。

   『あなたの隣人(となりひと)をあなた自身のように愛せよ。』 
   という第二の戒(いまし)めも、それと同じようにたいせつです。

   律法全体と預言者(よげんしゃ)とが 4)、この二つの戒(いまし)めにかかっているのです。」


                    (新約聖書・マタイの福音書22章35節~40節)

                                                           

    確かに、そうなんです。
     もし私が人を愛するなら、その人の財産を盗まない。
     かえって、できるだけその人のためになることをしようと願う。
     もし私が人を愛しているなら、おのずと十戒のうち5番目から10番目なんてしない。
     神様を愛しているなら、神様がお嫌いなこともしない(もしくは、しないように努力する)。

     だから、こうも言われている。


     他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです。
     ・・・・・・・・
     愛は隣人に対して害を与えません。
     それゆえ、愛は律法を全(まっと)うします。

                       (新約聖書・ローマ人への手紙13章8節~10節)
         


                             



(あ、ただし、念のため。
  一回でも違反したら、罪(つみ)は罪ですので・・・ハイ。

  だからこそ、イエス・キリストの十字架の贖(あがな)いが必要だったんだよ、と聖書は伝えている)



【注】
1)「旧約」は「旧(ふる)い契約(けいやく)」、
  「新約」は「新しい契約(けいやく)」のこと。契約っていうのは、約束という意味だよ。

2)安息日:(単純に)何もしてはならない日。
   ・・・と言っても、ぐうたら眠る日ではなく、日常の仕事を休めて神様のことを特に覚えて考える日。
   つまり、聖なる日。

   どうして、「聖なる日」なのか、「出エジプト記」と「申命記」とでそれぞれ別の点から伝えている。
      一つは、神様が天地創造をなさった経緯から。
      もう一つは、神様が人(ここでは直接にはイスラエルのこと)を贖ったことから。
       ←具体的には「エジプトから導き出した」と表現されていることなんだけど・・・この当時のエジプトの状態から、「エジプト」って象徴的な意味がある。    

3)姦淫(かんいん):他の人のだんなさん(もしくは奥さん)とSexすること。
    結婚している人が、自分のだんなさん(もしくは奥さん)以外の人とSexすること。

    結婚する、ということは二人が一体となることであり、祝福されるおめでたいことで、
     (創世記2章24節,マタイの福音書19章4節~6節,エペソ人への手紙5章29節~33節その他)
    その相手とだったらいい・・・が、その相手以外とは×。


4)律法全体と預言者:旧約聖書全体、ということ。

                                                       

【引用・参考文献】
・聖書 (文語訳),日本聖書協会,2001
・聖書 (新改訳),日本聖書刊行会(いのちのことば社),1987
・C.H.M:出エジプト記講義,伝道出版社,昭和60年・・・って、西暦何年?
・C.H.M:申命記講義,伝道出版社,昭和51年



                               

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今月のニュース

2007-10-26 23:59:59 | Friday -news-
今日、東京は雨降り。
 職場でも、肺炎や熱発 1)者が続き、勤務調整もあちらこちら。
 そんなわけで、明日・明後日は府中キリスト集会の特伝 2)であり、明後日は休み希望を出していたのですが、夜勤入りするキャベツ 3)。平穏無事にすみますように。
 皆様も、お体ご自愛ください。


   *********************



今年のノーベル賞 4)決まりましたね。
 路上生活児からノーベル賞学者へ=カペッキ博士の波乱人生-米 (時事通信)

 【シリコンバレー11日時事】ストリートチルドレン 5)からノーベル賞学者へ-。ノーベル医学・生理学賞の受賞が8日に決まったばかりの米ユタ大のマリオ・カペッキ博士(70)=米国籍=の波瀾(はらん)万丈の経歴に全米の注目が集まっている。
 報道によると、博士はイタリア生まれ。第二次大戦中の3歳の時、詩人だった母親は、反ファシスト運動 6)に参加したとして秘密警察に連行され、強制収容所へ送られた。母親は未婚で、マリオ少年は農家に預けられたものの、程なく農家の困窮した生活から脱出、4歳半で「路上に飛び出した」という。物ごいや盗みを働き、必死に生き抜いた。
 転機は9歳の時。栄養失調で運び込まれた病院に、終戦で収容所から生還した母親が迎えに現れた。母子は親族の招きで渡米。マリオ少年が生まれて初めて登校したのは米国に到着した翌日だった。

 名門ハーバード大で博士号を取得したカペッキ博士はその後、特定の遺伝子の機能を失わせた「ノックアウトマウス」を作ることに成功。病気の原因解明などに幅広く貢献する技術を確立し、今回の受賞につながった。
 博士と旧知の教授は米紙に、博士は実現困難と批判されても、「重要課題を追究する強靱(きょうじん)な意志を持っていた」と語った。「不可能なことは何もない」が博士の信条という。(2007年10月11日(木)) 


             ********************

色んなものが価格上がってきています…。

 食パン、敷島・フジも値上げ(朝日新聞)

  製パン大手の敷島製パン(名古屋市東区)は16日、12月から計520品のパン製品を5~15%値上げすると発表した。大手のフジパン(同市瑞穂区)も同月から、計150品のパン製品を平均7%程度値上げする。小麦粉など原材料の価格が高騰しているためで、小麦を原料とする愛知県内のきしめんメーカーにも値上げの動きが広がっている。
 敷島製パンは主力の「超熟食パン」の希望小売価格(税抜き)を現在の170円から20円引き上げ190円にする。フジパンは「本仕込食パン」を180円(同)から10~20円引き上げる方向で調整中だ。いずれも値上げは17年ぶりで、10月から政府の小麦売り渡し価格が上がったほか、他の原材料である油脂、乳製品などの価格も高騰しているためという。
 これにより、平均8%の値上げを発表している最大手の山崎製パンを含め、大手3社が12月値上げで足並みをそろえた。メーカー側では 「原材料価格の高騰は消費者にも認知されてきており、理解してもらえると思う」(フジパン)という声がある一方、「嗜好(しこう)性の高い菓子パンや洋菓子は買い控えが起きるのではないか」(敷島製パン)という見方も交錯していて、値上げの影響を測りかねているようだ。 (以下略) (2007年10月16日)


                 *******************


俗に十戒(じゅっかい)って、4つは(どちらかと言うと)神様に対する戒(いまし)めで、6つが人への戒(いまし)め、でしたよね?

 ビッグマック知ってても「十戒」知らぬ米国民

   米調査会社ケルトン・リサーチが行った調査で、米国民は聖書の「十戒」の内容よりも、マクドナルドのハンバーガー「ビッグマック」の具材の方に詳しいことが分かった。
 回答者1000人のうち、ビッグマックの主要具材が「ビーフパテ2枚」と答えられたのが80%に上ったのに対し、十戒の1つ「なんじ殺すなかれ」を知っているのは60%に満たなかった。
 また、十戒の「なんじの父母を敬え」を思い出せたのが全体の45%だった一方、ビッグマックにピクルスが入っていることは62%が知っていた。
 この調査は、十戒をテーマにしたアニメ映画が10月19日に公開されるのに先立ち、十戒への認識を高めるネット上でのキャンペーンの一環として行われた。(ロイター)


 すぐに10戒が思い浮かばなかった方へ。
     聖書を見てみるか、
     探してみるか、
     本ブログ、次の日曜欄
でご確認ください(多分)。
     興味があったらね 



【注】
1)熱発:ねっぱつ、と読む。発熱、と同じ意味。

2)特伝:特別福音(ふくいん)集会:特別伝道集会とも言うため、略して「特伝」。
     -そもそも、(元来)聖職者というものはおりませんので、普段から聖書の語り手は、兄弟(クリスチャンの男性)になるのですが-特伝のときは、他の集会からどなたか兄弟を招いたり、普段と違って数日間続けて行います。

3)さすがに、その夜勤を交替できるのが、私・病棟トップ・マイコプラズマ肺炎治ったばかりの同期(同じ時に入職した人)のみ、とあっては・・・私しかいないでしょうとはいえ、皆様にいつもお世話になっているので、少しばかりお役に立てるのは、嬉しい。


4)ノーベル賞:アルフレッド・ノーベル(1833-1896),100年くらい前のスウェーデンの大発明家の、その発明でできたたくさんのお金を、世界中の人たちのために働いた人にあげてくださいという遺言(ゆいごん)から始まった世界的な賞。12月10日授賞式。
        (その発明がダイナマイト。
           本来、北欧の硬い岩盤を切り崩す土木工事のためのものだったらしい)

5)ストリート・チルドレン: (street child、もしくはstreet kid) は、都市の路頭で生活している子供(児童)。street urchin、浮浪児という表現が使われることもある。
     街頭で家を持たず生活している子供の数は、世界中で1億、あるいは1億5千万人(推定)。その背景には、極端な貧困、深刻な家族内のいさかい、虐待、そしてネグレクト(育児放棄)、あるいは親のアルコール飲料や薬物などへの中毒(依存症)に絡んだ家庭崩壊があるといわれる。

6)反ファシスト運動:そもそも、ファシズム(英:fascism、伊:fascismo)とは、狭義にはイタリアの政治家ムッソリーニが自身の思想に付した名称、および国家ファシスト党(以下ファシスト党)による1922年から1942年までの政治体制をさす。(以下略~Wikiより)
   具体的に、どういう運動だったのかキャベツにはわかりません。



私的なニュース

 ・今月、母方の祖母の誕生日。Happy Birthday to You
 ・前バイトしていたお蕎麦屋さんの若女将さんに、元気な赤ちゃん誕生
 ・そのほか、あちらこちらで「進学決まったよ~」「就職決まったよ~」「婚約しました」「結婚しました」というニュースも聞こえてくる。そういう知らせは、嬉しいものデスネ
コメント (1)
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雑記monday

2007-10-22 23:59:59 | Monday ゆかいな言葉たち
◇最近のこと。
 「n-i-k-u-m-a-n」
 と打ったら、「肉まん」ではなく「憎まん」が先ず最初に出てきた。


 「憎む」という単語は、そもそも使う頻度(ひんど)が低いのだが・・・
 そんなことより「愛する」ほうが、いい。
 しかめっ面をするより、たまには和(なご)んで頂きたい。
 それにしても、
 えらく、寒くなりました。
 
 ここいらで、お茶でも一杯いかがです?



◇毎日新聞の万能川柳より

 ・家出した先はお庭の秘密基地    印西 子育ち中   07/10/04
   (いいですね・・・私らの秘密基地は、、、○○でした)

 ・君と会い違った私にも会えた    横浜 滝澤朋子   07/10/05


 ・悲しみの日でも記念にハイチーズ  久喜 上村南魚   07/10/08
   (切ない 雨のち晴れでありますように。)

 ・虹がでて教えに戻る早退児     横浜 おっぺす   07/10/12
   (その気持ち、後々までも持っていてくださいヨ




◇(久々に)「生協の白石さん」より
  ~こんな質問・要望・ご意見が大学の生協の一言カードにきました…なんて答えます? 自分なら


  Q.バイトの面接落ちました。
  励ましてください(ちう)










  A.心中お察し申し上げます。挫折(ざせつ)は早いうちが良い、とよく聞きます。
  仕切り直しのきく事柄で、
  むしろ幸いだったのではないでしょうか。

  人生の困難における
免疫(めんえき)・耐性(たいせい)が、
  できたと思いますよ。どうぞくじけずに(白石)





                     



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0.05の世界

2007-10-16 22:46:30 | Tuesday 病院
 こんばんは。
 こちら、キャベツです。
 数日間、「0.05の世界」におりました。

 ええ、さっぱり見えなかったんですわ。

 夜のライトは、すべて丸く、
 歩行器の緑と人型のランプは、亀の甲羅(こうら)のよう。

 点滴の名前と内容を確認するときは10cmくらいまで近づけないと見えず、
 患者さんのベッドサイドに行った際には必ず種々様々確認していくのですが、それさえ思うようにいかず、
 サーフローはうまく入らず、
 カルテを見るにもにらめっこでした。

 メガネを作ったとき、
 (出来上がるまで不便だろうから、と)
 貸しメガネを…とお店の人が見つけたメガネは、まるでセルマ 1)のメガネのような、
黒くて太い縁取りに、牛乳瓶の底のような分厚いもの。
「これはちょっとね・・・」とお店の人がためらうようなものだったので、お借りしなかったのですが、それでさえ、あとから欲しがりたくなるくらい、
見えないというのはつらかったものでした。

 夕方、学校帰りの同居人に、新調したメガネを病棟まで届けて頂き(Thanks)、
 晴れやかな気分となり、
 夜仕事を続け、
 このあとも下手な文章書きが続きます。
 (今年、看研メンバー故
  さぁて、ガンバロウ)


   *****************
   

 恐らく、経験したことのない方には、見えない、というのがどれだけつらいのかわからないでしょう。
 私自身、全く見えない、ということを経験したことはございません。
 生まれつき、見えない、ということがどういうことか、思い巡らしたとしても、
 本当に理解できるわけではありません。


 ただ、ふと思うんです。
 長い長い間、生まれつき盲目であった人が、
 見えるようになったとき、
 恐らく、めまいのするような色彩の洪水と共に
 嬉しさでいっぱいになったのではないだろうか、と。
 もしくは、とまどいでいっぱいだったのだろうか、と。
 自分が、見える、と実感し、
 触れているものを、目でも見れるのを味わったとき、
 どんなに嬉しかったのだろうか、と。

 その昔、イエスによって、シロアムの池で目が開かれたある人を
 思い出してしまうのです。


 近所の人たちや、前に彼がこじきをしていたのを見ていた人が言った。
 「これはすわって物ごいをしていた人ではないか。」

 ほかの人は、「これはその人だ」と言い、
 またほかの人は、「そうではない。ただその人に似ているだけだ。」と言った。
 当人(とうにん)は、「私がその人です。」と言った。

 そこで、彼らは言った。
 「それでは、あなたの目はどのようにしてあいたのですか。」

 彼は答えた。
 「イエスという方が、泥(どろ)を作って、私の目に塗(ぬ)り、
  『シロアムの池に行って洗いなさい。』
  と私に言われました。
  それで、行って洗うと、見えるようになりました。」


   ・・・・・・・・・・

 しかしユダヤ人たちは、目が見えるようになったこの人について、彼が盲目(もうもく)であったが見えるようになったということを信ぜず、ついにその両親を呼び出し・・・

           (新約聖書・ヨハネの福音書 9章8節~)


  


 


【注】
1)セルマ:「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(Dancer in the Dark,ラース・フォン・トリアー監督、ビョーク主演2000年制作のデンマークの映画)
      の、遺伝的な眼病で徐々に失明しつつある主人公。愛する一人息子のジーンにも病気が遺伝していることを知り、せめて息子だけでも失明から救い出そうと手術費用をコツコツと貯め込んでいたが、・・・。色んな感想が出てきそうな作品でした。できるなら、もう見たくない。


【引用】
・聖書 新改訳,日本聖書刊行会,1987年

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シルヴィ・ギエム

2007-10-10 23:59:59 | Wednesday 芸術・スポーツ
 キャベツが初めてバレエを観たのは20歳くらいの頃。ひょんなことでチケットを頂いた時のが、それ。実を申すと、色々見てみたいものはあるけれど・・・今後も、なかなか観にいく機会はなさそうだ。

 そして、舞台を観る前から、観てみたくて観てみたいけれど、観ることがかなわなさそうな一人が、シルヴィ・ギエム(Sylvie Guillem, 1965年2月25日 - )。フランス・パリ出身の、100年に1人とまで言われるバレエの女王・・・らしい。


古典バレエでは、この映像など。
 Sylvie Guillem & Manuel Legris : Grand pas classique


現代バレエ(?)では、こんなモノも。 
Modern Dance - Wet Woman - Sylvie Guillem



 指先の一つ一つにまで、力と繊細さが行き渡っており、動きの一つ一つに優美さを感じる。
 その動きから、人の身体はここまで美しいのか、と感嘆したり、
 ここまで魅せるために毎日毎日努力し続けるダンサーや演奏家たちの汗や苦悩を思ったり、
 様々なものをお与えくださった神様に感謝したい気分になる。


 それにしても、このような有名人であろうと、街ですれ違う、ダンディで柔和な笑顔のおじい様や、凛とした晴れやかなおばあ様であろうと、そういう方々を拝見すると、(そうはならないのだが)「きれいに(カッコよく)なりたいなぁ」とか「だいえっとしなければ…」とか、「いい意味で年輪重ねていきたいなぁ」と思ったりする。


 そして、肉眼で見える姿だけでなく、仕事であろうと日常であろうと、日々の歩みにおいて・・・すべてにおいて、しっかりと歩んでいきたいのだが、、、、、、



                          、、、、、、まだまだ自分に甘い






 おまけ:曽田正人のバレエ漫画「昴(すばる)」は、ギエムのインタビュー記事を目にしたことがきっかけとなって生まれたらしい。

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THE WOMAN OF SAMARIA

2007-10-07 23:59:59 | Sunday 聖書
   『すべて此(こ)の水をのむ者は、また渇(かわ)かん。
    
    されど我があたふる水を飲む者は、永遠(とこしへ)に渇くことなし。
    わがあたふる水は 彼の中(うち)にて泉となり、
    永遠(とこしへ)の生命(いのち)の水 湧(わ)きいづべし』


                     (新約聖書・ヨハネの福音書4章13節~14節,文語訳)



 時々、目を通しているPrecious Seedというサイトのところから。
(注:キャベツは語学が得意なわけではなく、辞書とにらめっこしながら大まかに読んでいるだけです。ただありがたいことには、英語に堪能な方々が周りにごろごろいらっしゃるので、わからないときはお願いできるのが嬉しいところ



  .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*

John 4. 4-34

   THE WOMAN OF SAMARIA(サマリヤの女)

It is only John who records this story. He traces her growing appreciation of the Lord from ‘thou . . . a Jew’, v. 9, to ‘the Christ’, v. 29. The men of the city recognized Him as ‘the Saviour of the world’, v. 42.
(これは、ヨハネ(の福音書)だけが、残している記事である。以下、略)


The woman arrived to draw water and saw the Lord sitting on the well—weary, thirsty and hungry. This description illustrates His humanity. He asks the woman for a drink. John’s Gospel is full of references to water—in seas, lakes, rivers, brooks, and in water pots. It is only in John, the Gospel full of water, that the Lord says, ‘Give me to drink’, and, ‘I thirst’. Sizing up the Man at the well the woman concludes He is a Jew, possibly due to His accent, clothing or facial features. There is, of course, more than the eye can see. Much more!
(ある女性が水を汲みに来て、井戸のかたわらに座っている主=イエス・キリストを見た。
 彼は、疲れ果て、乾き、飢えていた。-ここの描写は、イエスの人間性を明らかにしている(=フツウのそこらへんにいる人と同じように、イエス・キリストもおなかはすくし、疲れるし、のどが渇く事だってあったのだ人間だものbyあいだみつを?)。-

 そして、一杯の水を、その女性に求めた。

-ヨハネの福音書は「水」についての言及に満ちている-海に湖、河に小川、そして、ここに出てくる水がめにまで。
 また、ヨハネだけが、主イエスの言動のうち、「水をください」という言葉や、(十字架上での)「私は乾く」といった水に関わる話が多いのだ。以下、のちのど)

How much of the discussion the woman understood is not clear. They spoke of ‘living’ water, Jews and Samaritans, Jacob, worship, and deceit. Her interest in, and desire for, the living water was stimulated and she said, ‘Give me this water’. The Lord, however, insists that she should also face up to her sin; ‘Call thy husband’. She prevaricates before finally admitting the truth. Salvation is an abandonment of the old life and a commitment to the new. In verses 11, 15 and 19 she calls Him ‘Sir’, and now in verse 19 determines that He is ‘a prophet’. For a Samaritan this was an amazing confession. Accepting only the first five books of the Old Testament, Samaritans believed that the last prophet to live was Moses! This was a big step.

The Lord also makes clear that He knows all about her past life and present circumstances, which, together with His claim to be Messiah, encourages her to conclude that He is indeed ‘the Christ’.

This woman of Samaria was willing to learn, and reveal to the Lord her growing appreciation of Himself. He is willing still to reveal Himself to sinner and to saint. May we appreciate Him more and more as the days go by, recognizing and emulating His love for the individual, honouring His claims as to His person, enjoying fellowship with Himself, in effective testimony to those around us.


(あとで、もしかしたら、日本語訳を載せる・・かも。キャベツの、ただの英語etcの勉強です)

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同居

2007-10-04 23:59:59 | Thursday 生活
(写真は、「花虎(はなとら)の尾(お)」という花だとか。山梨の知人から頂きました。ありがとうございます)


 こんにちは。
 ここ最近、猛烈に忙しくなりました。なかなかblogもupできませんが、どうぞお許しください。
 ちなみに、先日、内科のDrたちのカンファレンス―これ、ナースステーションでやっているんですよね―の合間の雑談で、
 「それにしても、ここの看護師さんたち、過重労働させすぎ
  絶対、募集するとこ、間違ってる。
  『ガテン』 1)系にするべきだ」
 と、さばさばした女医さんがおっしゃっておりまして、思わず、キャベツ達(@記録書き途中)は肩をふるわせて笑ってしまいました。

 うん。
 医療系、医師・看護師を問わず、自分の職業分類について、「医療従事者」という項目がなければ、「専門職」か「ガテン系」とされることが多いような・・・。実際、マンパワー 2)が圧倒的に足りません。手伝いたくてもその余裕すらなく、申し訳ない> mie殿。


    .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*


   さて、タイトル、当初「招かれざる客」としようと思ったが、結局「同居(しているモノ)」となる。

  数日前のこと。帰宅すると、部屋が同居人によって多少片付けられていた。
  珍しい。
  何が起こった?

  尋ねると、同居人、こうのたもうた。
  「これには、ワケがあるんだ。聴いてくれ」 3)
 
  ・・・ここ1週間、ゴキ殿 4)とはまた別の音が、家の中から時折(ときおり)聞こえる様になった。
  ああ、確かに。
  なんだろう、と思った。
  ふむふむ。して、なんだった?
  わからない。でも、確かに、聞こえるんだ。
  ・・・・・・・・・(アザ―ズ 5)ですか)
  でさ、今日、ここで、いや、そこで見かけたんだ。
  何を?
  ヤモリやイモリみたいなヤツが、がさごそと、そこで。
  ヤモリかイモリ?
  うん、そこにいたはずだ。
  見たのか?
  いや、みていない。



  
  かくして、キャベツ兄弟は、見たこともない同居人(この場合、同居モノ?)の影に、音に、おびえるようになる。




  そして、今日。
  帰宅したキャベツの耳に、台所から、その物音が聞こえる。ゴキ君ではない。
  (・・・・・・うん、そっとしておこう。)
  そう思っていたあるとき、ふいに、大きなかすれ音と共に、灰色の毛並みをもつ物体が、白い壁をよじ登っていった。





















  ねずみだ。














 
  500ml PETボトル大の大きさだった。

  それが、よじ登っていき、換気扇の上にぽっかり空いた穴から去っていく。
  (・・・いつの間に、換気扇の上のあの隅っこに穴が空いていたんだろう。大家さんに言わないといけないな)
  さすが、キャベツより年配のアパート様様というべきか。


  これが、セーラ 6)ならば、「フレデリック」(だったかな?)とでも、鼠(ねずみ)に名前を付け、可愛がっただろうが、キャベツは、申し訳ない、叫び声とともに同居人を呼んだ。

  同居人は、最初、割り箸で交戦しようとした。
  ・・・いや、そんな大きさじゃないって。
  そんなに大きいのか?
  大きい。
  争いを好まないキャベツと、捕獲(ほかく)しようとする同居人のやり取りが続く。

  最終的に、その穴は、ペットボトルとガムテープでふさがれることとなり、一件落着(?)と、相成った。


 まぁ、そんなこともありました、とさ。ちゃんちゃん。


    .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*


 最近、夜はバタンQとなることが多い。
 ゆえに、朝、僅かな時間のみとなってしまう。
 旧約聖書は、詩篇。


 だれが自分の数々のあやまちを
   悟ることができましょう。
   どうか、隠(かく)れている私の罪をお赦(ゆる)しください。

   あなたのしもべを、傲慢(ごうまん)の罪(つみ)から守ってください。
   それらが私を支配しませんように。
   そうすれば、私は全き者となり、
   大きな罪を、免(まぬが)れて、きよくなるでしょう。

   私の口のことばと、私の心の思いとが、
   御前(おんまえ)に、受け入れられますように。
   わが岩、わが贖(あがな)い主(ぬし)、主(しゅ)よ。


                      (詩篇19編12節~14節)


【注】
1)ガテン系:ブルーカラー〔=(Blue-collar 青い襟)主に現場の作業員など現業系や技能系の職種(主に肉体労働が主体)〕のこと。リクルート社の発行する現業系・技能系職種専門の求人情報誌『ガテン』の求人情報に掲載されている職種であることから、俗にガテン系(がてんけい)と呼ばれる。 

2)マンパワー:人的資源。人材。労働力。

3)キャベツ6兄弟のうち、特に、男の子たちの名台詞。どんなにくだらない理由であろうとも、このセリフがでてきたら、必ず話を聞いてあげましょう。

4)ゴキ殿:ゴキブリのこと。南下して(関東に来て)、大粒のゴキ君たちとご面会すること、しばしあることとなりました。

      さて、どこかで、見かけたこの川柳。
      「ゴキだって キャーと言って 叫びたい」

5)アザーズ:「The others」。ニコール・キッドマン主演。アレハンドロ・アメナバール監督。製作トム・クルーズ。(2001年)
       1945年、第2次世界大戦末期のイギリス・ジャージ―島の霧深い広大な屋敷に住む、女主人グレースと光アレルギーの2人の子どもたちのところへ、以前ここで働いていたという3人の使用人たちが働き始めた頃から、不可解なことが起こり始める。

6)セーラ:アメリカのフランシス・ホジソン・バーネットの児童文学『小公女』の主人公。
コメント (4)
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