さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

映画『おじいさんと草原の小学校』

2011-07-29 22:41:07 | Wednesday 芸術・スポーツ

 84歳の小学生-。


 (It's true!! 実際、ギネスブックに、2004年「最高齢の小学生」として載ったそうな。)

 
       **********

 「勉強できるって、義務じゃないよ、権利なんだよ。」
ということを実感させる、ドキュメンタリーや本は、
いろんな国や地方、時代において描かれているが、


このケニアの『小学生』、の実話を映画化した、
『おじいさんと草原の小学校』は、なかなか良かった。
(実は…また、一足先に試写会にお邪魔してきましたf(^^;))

 監督は誰? 音楽担当は誰だ?
と思ったほど。リズミカルな、味わい深い (ただし一つひとつのテーマは抑えて調和させている)
いい映画だった。


       *********




 ケニアは、アフリカ大陸東部、赤道直下にある高原の国。
 首都はナイロビ。
 このケニアとタンザニアとの間(タンザニア寄り)に、アフリカで一番高い山・キリマンジャロがある。

 ちなみに、スタバで飲んだケニアのコーヒーは、
フルーティーで、さわやかな味わいだった。

            

 1960年 アフリカの年。
 1963年 ケニア独立の年。

 2003年 ケニアで小学校の無償化がスタートする。
(…一応、ケニアの識字率73.6%-男77.7%、女70.2%。2000年)


 それを聞いた84歳の老人、キマニ・マルゲ(オリヴァ-・リトンド)は
「文字を読みたい」
という一心で、追い返されても、追い返されても、小学校に来た。


          **********

 マルゲが授業を受けるのは、それだけでも大変だった。

 たとえば・・・予告編にもちょこっと出ているが、このとき、なかなかひどいことを言われている。
(字幕では、そこのところがうまくつながれていない。)

 ex.学校のスタッフが“Go home, and rest in peace(=「家に帰って、安らかにお休み」
             =「こんなところに来ないで、早く死ね!」の意。

             → 字幕では「老人は家に帰って寝ろ」)

 それに対して、マルゲは“I'm not dead”(字幕では「まだ死んでない」)と答える。



         ************


 マルゲは、それ以上に、人生の中で、いろいろな苦難を味わってきた。
とても、とても抑えているが…それもまた、一つの大きなテーマである。
 途中、会場内のあちらこちらから、すすりなく音がした。
 それに関しては、話が拡がりすぎるためここでは割愛。


 -大統領府から来た、一通の手紙が伏線となって、話はすすんでいく。-


             ***********

 閑話休題。

 

 ちなみに、この写真では伝わりにくいが、
映画の中で、このジェーン校長(ナオミ・ハリス)の授業風景は、

「学校って、いいなぁ…! 勉強って、楽しいなぁ…!」と感じさせられる。


 そして、

 読み書きができる、って、ありがたいことなんだ、
 平和って、ありがたいんだな…

と、改めて、感じる。


     


       It's never too late (to learn).

   -(学ぶのに)遅すぎるということはない。<ことわざ>-





『おじいさんと草原の小学校』
103分/イギリス/2010年
ロンドン映画祭2010 公式出品,ドーハ・トライベッカ映画祭2010 観客賞受賞,他

監督:ジャスティン・チャドウィック Justin Chadwick 脚本:Ann Peacock
撮影:Rob Hardy 音楽:Alex Haffes 編集:Paul Knight 制作:Sam Feuer, David M.Thompson
キャスト:Naomie Haris,Oliver Litondo,他

【参考資料】
・データブック オブ・ザ・ワールド 2006年版、二宮書店
・社会人のための世界史、東京法令出版
映画『おじいさんと草原の小学校』公式サイト 他




      **************


 過去は今に、
 今は、未来につながっている。

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おすそわけ

2011-07-29 07:29:10 | Thursday 生活

 ある日、キャベツに、宅配便の不在通知があった。


    *************


見ると、同じ名字だった。


何かネットで注文したっけ・・・?

・・・数分して、思い出した。
あ、母さんか。
送るって言っていた雲丹(うに)かな。



雲丹(うに)雲丹(うに)。


    *************

 そして…。

冷凍で、雲丹が届いた(従妹と二人分)。

冷凍で、父方の祖母の赤飯のおにぎりが届いた(従妹と二人分)。

冷凍で、かちかちに凍った市販のおかゆが仰山届いた。

冷凍で、生みそタイプの即席みそ汁お徳用が届いた。

冷凍で、・・・(以下略)。


   ありがとう! (注:ただ・・・うちの冷凍庫には入りきらない orz)


      ***********


 ちなみに、雲丹、だけではなかった。

 雲丹と鮑(あわび)、だった。
 採る権利を持っている親戚(いとこ達)がもぐって取ってきてくれた、美味しい雲丹と鮑。

 父方の祖母の美味しい赤飯(をおむすびにしたもの)。

 これを自分だけで食べるのはもったいない。少々おすそ分け。


      ************


 沢山いる中のごく数人しか、
しかも、せいぜい一人につき一口程度しか、おすそ分けできなかったのだが
「こんなに人にあげちゃったら、自分の食べる分、なくなっちゃうんじゃない?」
と、ある姉妹に言われた。

 ・・・f(^^;) でも、おすそ分けするほうが、より美味しいんです。


      ************


(追伸)
 ・・・とはいえ、自分の分はちょこっと多めに取り分けておきたい気持ちも、正直、ある。
(そうそう、昔、「萩○月」を八等分したときなんかも・・・)
そして、やっぱり自分(一人称)、自己チューやな~、と感じるのだった。

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