84歳の小学生-。
(It's true!! 実際、ギネスブックに、2004年「最高齢の小学生」として載ったそうな。)
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「勉強できるって、義務じゃないよ、権利なんだよ。」
ということを実感させる、ドキュメンタリーや本は、
いろんな国や地方、時代において描かれているが、
このケニアの『小学生』、の実話を映画化した、
『おじいさんと草原の小学校』は、なかなか良かった。
(実は…また、一足先に試写会にお邪魔してきましたf(^^;))
監督は誰? 音楽担当は誰だ?
と思ったほど。リズミカルな、味わい深い (ただし一つひとつのテーマは抑えて調和させている)、
いい映画だった。
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ケニアは、アフリカ大陸東部、赤道直下にある高原の国。
首都はナイロビ。
このケニアとタンザニアとの間(タンザニア寄り)に、アフリカで一番高い山・キリマンジャロがある。
ちなみに、スタバで飲んだケニアのコーヒーは、
フルーティーで、さわやかな味わいだった。
1960年 アフリカの年。
1963年 ケニア独立の年。
2003年 ケニアで小学校の無償化がスタートする。
(…一応、ケニアの識字率73.6%-男77.7%、女70.2%。2000年)
それを聞いた84歳の老人、キマニ・マルゲ(オリヴァ-・リトンド)は
「文字を読みたい」
という一心で、追い返されても、追い返されても、小学校に来た。
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マルゲが授業を受けるのは、それだけでも大変だった。
たとえば・・・予告編にもちょこっと出ているが、このとき、なかなかひどいことを言われている。
(字幕では、そこのところがうまくつながれていない。)
ex.学校のスタッフが“Go home, and rest in peace(=「家に帰って、安らかにお休み」
=「こんなところに来ないで、早く死ね!」の意。
→ 字幕では「老人は家に帰って寝ろ」)
それに対して、マルゲは“I'm not dead”(字幕では「まだ死んでない」)と答える。
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マルゲは、それ以上に、人生の中で、いろいろな苦難を味わってきた。
(とても、とても抑えているが…それもまた、一つの大きなテーマである。
途中、会場内のあちらこちらから、すすりなく音がした。
それに関しては、話が拡がりすぎるためここでは割愛。)
-大統領府から来た、一通の手紙が伏線となって、話はすすんでいく。-
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閑話休題。
ちなみに、この写真では伝わりにくいが、
映画の中で、このジェーン校長(ナオミ・ハリス)の授業風景は、
「学校って、いいなぁ…! 勉強って、楽しいなぁ…!」と感じさせられる。
そして、
読み書きができる、って、ありがたいことなんだ、
平和って、ありがたいんだな…
と、改めて、感じる。
It's never too late (to learn).
-(学ぶのに)遅すぎるということはない。<ことわざ>-
『おじいさんと草原の小学校』
103分/イギリス/2010年
ロンドン映画祭2010 公式出品,ドーハ・トライベッカ映画祭2010 観客賞受賞,他
監督:ジャスティン・チャドウィック Justin Chadwick 脚本:Ann Peacock
撮影:Rob Hardy 音楽:Alex Haffes 編集:Paul Knight 制作:Sam Feuer, David M.Thompson
キャスト:Naomie Haris,Oliver Litondo,他
【参考資料】
・データブック オブ・ザ・ワールド 2006年版、二宮書店
・社会人のための世界史、東京法令出版
・映画『おじいさんと草原の小学校』公式サイト 他
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過去は今に、
今は、未来につながっている。