ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

風雪の野伏岳

2010年03月12日 | 登山記録
久しぶりに休暇を取り平日の野伏へ。
平日なので車は我らを含めて4台。
少ないとはいえ、いつもヤブ山系に行っていて
誰にも会わない我らにとっては賑わいの駐車場だ。

前日からの降雪で新雪が40cm程積もっており
いきなりのラッセルである。
林道をカットカットで和田山牧場跡へ上がるも
かなり時間がかかった。
この調子で山頂まで行けるのか少し不安となるが
不安は現実のものに・・。
ダイレクト尾根の途中でラッセル疲れの太ももが
悲鳴を上げ、今にも吊りそうな案配となる。
マッチャンとこまめにラッセルを交代してもらい
太ももの疲れを抑えつつ登ってゆくが、登るにつれ
風雪がますますひどくなりガスに包まれてきた。

そんな調子で何とか頂上にたどり着き、
風下に無理矢理昼食エリアを作りおでんにありつく。
昼食を取りながら天気の好天を待つがなかなか晴れず
逆に風に舞う粉雪で体から装備から一面真っ白にすぐになり
シベリア平原の犬状態だ。
耐えきれずに食後すぐに出発しようとすると、
急速に空が回復し始めてきたようだ。

装備の支度をして滑り始めようとするとそれまでのガスが晴れ
白山や石徹白の山々が一気に広がった。
風がスゴイのでそそくさと写真をとるが、神様が少し
ご褒美をくれたのかもしれない。

下りは安全を取りダイレクト尾根を戻ることにした。
上部では昨日の降雪でたっぷりのフワフワ雪を堪能することが出来たが
下部に来ると、だんだんと重雪に変わってきた。

楽しい滑りはあっという間に終わり、平原に降り立つ。
そこは山の上とはうって変わった穏やかで静かな空間だ。

日差しが木々を綺麗に照らし、白く穏やかな林間をスキーを滑らし
歩いてゆくと、心が洗われるような気がした。
和田山牧場跡のこの空間は、何回きてもいいところだと再認識。

そこからは林道トレースを使ってあっと言う間に石徹白帰着。

ラッセルと風雪で大変な日でしたが、登りごたえのある一日でした。
(とりあえず写真のみホームページにアップしました)


7:20出発
9:05和田山牧場跡
10:20ダイレクト尾根取り付き
12:30野伏岳山頂(昼食)13:30
14:12ダイレクト尾根滑降終了
15:00和田山牧場跡
15:50駐車場帰着

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