雪崩について

このところ、針ノ木（マヤクボ沢）、立山（雷鳥沢）と雪崩が続いている。
今年は雪が少ないと思っていたけれども、案外３月後半から降雪が続いたので
雪面が微妙なのかもしれません。

雷鳥沢の方はどうかわかりませんが、針ノ木の雪崩についていうと、どうも
人が誘発した可能性もありそうと、どこかのWEBでは述べられています。

雪崩の発生の多くは、人為的に誘発されるものが多いとは思いますが、ただ
それが他者か自己かによって大きな違いが有ると思います。自分の起こした
ことで自分が巻き込まれるのは、自己責任の上では仕方ないという気もしますが、
他者が誘発した雪崩に巻き込まれるのは大きな問題があるといえるでしょう。

とは言え、実際には他者が起こした雪崩に巻き込まれたとしてもそれを立証する
ことはきわめて困難だろうし、それが裁判になったということも聞いたことがあ
りません。
山で落石を起こした人や、雪崩を起こした人が訴えられることが殆どないとして
も、でもそれは過失責任をとわれても仕方ないのが本当のところだと思います。

ただ考えてみると、ＧＷなどでも、多くの人が同じフィールドに入るロケーション
はとても多くて、そういう場面ではいつ自分が、加害者にあるいは被害者になって
もおかしくないと思います。　
　過失責任ということを考えていくと、とりあえずは夏山の岩場での落石事故と
同様に、馬鹿ほど人の多いところには近づかないことが一番かなと思います。

最近のニュースをみて、今一度気をつけたいと思いましたね。