ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

雪山装備

2007年02月08日 | 山関係
暖冬の今年ではあるが、久しぶりに2月厳冬期の2000m越の山に行った。
空は快晴だったが強風のせいで、地表面は時折激しいブリザードとなった。ブリザードは新雪のサラサラ雪を激しくぶちまけ、その時はひたすら下を向いて立ち止まって過ごすしかないのである。一気に頭から全身真っ白になってしまい、やり過ごしたあとまた歩き出す。そんな環境の中での登山だった。

それにしても、水を飲もうとペットボトルを取り出すと、ザックのメインに入れていた水までが凍ってじゃりじゃりになっていたのは参った。相当気温が低かったみたいだ。
ゴアのカッパも自分の汗がジッパーの所で凍り付いて、危うく開閉が出来なくなる寸前であった。
冬山で風雪吹きすさぶ環境になってくると、アイゼンやスキーの装着、その他諸々装備の取り扱い動作が、早く確実に出来ないと 疲労と体温低下が起こってしまうという事を久しぶりに再認識した。

いつもオンボロ山装備で山に行っている事が多いけれども、普通の低山はまだしも、やはり厳しい所ではきちんとした良い装備をしないとダメですね。それが最終的に命を守る事になります。

写真は2月4日当日の乗鞍山頂付近の遠望ですが、相当環境厳しそうなのが風雪の舞い方から想像できますね。