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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

韓国の選手達はどうして日本にやってくるのか?

2010-04-02 19:11:15 | 日記
 僕はJリーグを見ていていつも不思議に思う事があります。それは
 「どうして自国にプロリーグがあるのに、韓国の選手達は日本にやってくるのだろう。」という点です。

 1985年のメキシコワールドカップ予選の日本対韓国戦。日本は今も語り草となっている木村和司のFKで韓国の一矢報いましたが、史実のようにメキシコへ出かけたのは韓国でした。
 この時点で韓国は既にプロリーグが発足しており、当時の代表監督森考慈は「日本もプロ化に踏み切らない限り、韓国には永久に勝てない」と漏らしていました。

 つまり日本よりも歴史があり、韓国代表の強化にKリーグが果たした貢献は大きいにも関わらず、韓国の選手を日本のクラブが獲得することは、両国の間では日常茶飯事です。
 1993年のJリーグ開幕当時、サンフレッチェ広島のノ・ジュンユンが、韓国のファンから「売国奴」と罵られながら日本でプレイしていたことが、まるで嘘のような時代へと変化したのです。

 一般的に言われている事は
 「韓国サッカーは代表人気に支えられており、Kリーグの人気はさほでではない。」
 「ファンの声援もそうだが、Kリーグの施設よりもJリーグの施設の方が充実している。」
 という2点にあります。確かにJリーグ各クラブの芝は念入りに管理されていますし、各クラブはそれぞれアウェー用のバスツアーも企画しているくらいですから、韓国では個人レベルで敵地にまで、自分の贔屓クラブを応援に行く習慣がないのかもしれません。

 韓国の選手も本心では欧州に行きたいはずです。事実チョ・ジェジンやイ・グノがそうですよね。
 でも日本を中継地点として欧州に行くという考えは、僕は間違っていないと思います。

 韓国の選手が日本の市場を魅力的だと思っている事は嬉しいことですし、日本代表が韓国代表と戦う際は、スカウティングが容易になりますしね。
 韓国だけでなく中国や香港、そして東南アジアや西アジアなど、アジアの有力選手が日本を目指すようになれば面白いと思います。

 そのためのアジア枠ですし、日本でプレイしたことが東南アジアや西アジアの選手達に何らかの影響を与えたなら、それこそ日本冥利という物でしょうしね。
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