塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ローマとリバプール、チャンピオンズ・リーグをかき混ぜる

2018-04-12 01:12:24 | 日記
 面白くなってきましたねえ、チャンピオンズ・リーグ。

 近年はどうしても同じ顔触れが優勝争いをしており、どこか硬直化した印象でした。

 シティやパリ・サンジェルマン、アトレティコなどが上位進出を目指すのは当然ですが、それ以上にリバプールやローマという新顔が4強に進出したことは凄く興味深いですね。

 ローマとリバプールは1984年の決勝で戦っています。

 しかもローマは決勝をホームである「ローマ・オリンピコ」で戦えたにも拘らず、当時全盛期のリバプールに敗れてしまい、絶対的な影響力を持っていたファルカンの力がこの敗戦を堺に急下降したことでも有名です。

 バルセロナ・ファンは苦渋を飲んだことは当然でしょうが、宿敵が欧州の舞台で喝采を叫ぶ姿を見たラツイオのファンは、それ以上に苦痛な瞬間だったでしょうし、エバートンも同様でしょうか。

 ディ・フランチェスコが24時間サッカーの事を考えているファンがいるローマでうまく立ち回れていること。

 これは本当にすごい事ですが、それは彼が

 1・2001年のスクデット獲得に貢献した選手であった
 2・つまりローマにおけるカルチョの意味合いを知っている
 3・彼はトンマージやエメルソンのような、バイプレイヤーの価値を認識している

 この3点が非常に大きいと思います。

 リバプールのモハメド・サラーはローマにも在籍していましたが、マージーサイドに活躍の場を求めて以降、凄みが増しましたね。

 リバプールは2005年の優勝、2007年の準優勝以来、チャンピオンズ・リーグでの影響力を失っていたように見えますが、クロップの本領が発揮されてきたとみてよいと思います。

 勝利ボーナスで来季は更なる補強を行うでしょうし、仮に噂される香川がエバートンに加入すれば日本でもマージーサイド・ダービーが話題になりそうですね。
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